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「琳派 ~RIMPA 展」を観る

おとといは、「琳派 ~RIMPA 展」に行ってきました。

「琳派」は効果的な画面構成と装飾性に特徴がありますが、
“こんどの「琳派」はちがう”というキャッチフレーズにあるように
HPによれば「いわば近代人の眼を追体験するように」江戸中期の光琳から
桃山~江戸初期の宗達、光悦、江戸後期の酒井抱一、鈴木其一など、
明治中期の菱田春草など近代における琳派的作品と続き、
さらに、クリムト、マティス、ウォーホルなど
いわゆる「琳派的なるもの」も展示されていて、なかなか面白い展覧会でした。

印象に残る作品を挙げると、
入って最初に目に入る 尾形光琳「松島図屏風」(ボストン美術館)と、クリムト「裸の真実」(オーストリア演劇博物館)。
RIMPAにおける「装飾性」に着目していることが示唆されます。

次に、俵屋宗達の「風神雷神図屏風(重文)」(京都国立博物館 旧建仁寺蔵)を模写した 
尾形光琳「風神雷神図屏風(重文)」(東京国立博物館)。

俵屋宗達「蓮池水禽図(国宝)」(京都国立博物館)は早朝の涼やかさを感じさせる作品で、心惹かれました。

俵屋宗達「舞楽図屏風(重文)」(醍醐寺)は、9/14-10/3(後期)からの展示。
後期も是非観に行きたいものです。

俵屋宗達「枝豆図(月見豆)」(個人蔵)は、柔らかな月の光に包まれた様子を想像して心が和みました。 こちらは9/12(前期)まで。

江戸琳派」を代表する
酒井抱一「月に秋草図屏風(重文)」(ペンタックス株式会社)の前に立ったときは、自分が爽やかな秋の野にいるかのような感覚に。

同じような心持ちにさせてくれたのが、鈴木其一「萩月図襖」(東京富士美術館)。
こちらは 8/21-9/12(前期)のみの展示。

鈴木其一「朝顔図屏風」(メトロポリタン美術館)は、尾形光琳「燕子花図屏風(国宝)」(根津美術館蔵)をさらに華やかにしたような、リズミカルな動きをつけた鮮やかな群青の朝顔が幾重にも描かれた大作。

いつかは、根津美術館蔵の「夏秋渓流図」も見てみたいものです。

いわゆる「近代の琳派」
菱田春草「落葉(重文)」(永青文庫)は、秋の林の中、しんとした爽やかな空気を感じさせる作品。
8/21-9/6(前半2週間)のみ展示。
菱田春草「春秋」(飯田市美術博物館)も素敵でした。
8/21-9/16(前半4週間)のみ展示。

菱田春草「黒き猫(重文)」(永青文庫)は、9/17-10/3(後半2週間)の展示。
こちらも是非見たい作品です。

福田平八郎「花菖蒲」(京都国立近代美術館)も、美しい色彩が印象的な作品。

加山又造「千羽鶴」(個人蔵)は、題材は古典的ながら大胆な構成で、自然の壮大さを感じさせる作品 でした。

アンリ・マティス、アンディ・ウォーホルも装飾性という点ではRIMPA的ですが、
日本人である自分には、日本画の爽やかな空気感が馴染むことを実感しました。

この展覧会は「東京国立近代美術館」で 10月3日(日)まで。
9月13日(月)のみ展示替のため休館。

*写真は、夫がよく飲んでいる焼酎「さつま白波」。
この間、ビデオで「黄泉がえり」を見て感動して泣いている時、ふと横を見ると
夫は瓶を振って残りあとどれくらいかを心配していました・・・。

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コメント

こんにちは。私の方へのコメントもありがとうございました!
なかなかにおもしろい企画展のようですね。また、混んでいなかったというのは、貴重な情報です。
早く行きた~い!!
それにしても、やっとココのトコ涼しくなっていましたね。お変りなさそうで嬉しいです。

投稿: susan | 2004.08.27 20:03

こんにちは、初めまして。

とってもすばらしい展覧会評ですね。
たいへん参考になりました。

後期も行きたい展覧会です。
TBさせていただきました。

投稿: Tak | 2004.09.01 15:44

松島図屏風はボストン美術館で日本の文化財の指定は受けていません。
ご訂正を

投稿: | 2004.09.19 07:10

教えて頂きまして、どうもありがとうございました。
間違えてしまい、申し訳ございませんでした。
さっそく訂正致しました。

なお、当初 (September 19, 2004 12:39 AM)付けで、別の記事の方に お教え頂いた方からのコメントが入っておりましたが、こちらの記事の方に移動させて頂きました。

投稿: きのこ | 2004.09.19 07:17

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