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パット・メセニー・グループ THE WAY UP コンサートに行く

4/22(金)は、パット・メセニー・グループ THE WAY UP コンサートに行ってきました。

有楽町の東京国際フォーラム ホールA にて、午後6時開場・午後7時15分ごろ開演。
今回は、前から4列目で、パットとライルのほぼ真ん中の席。
パットのギターを弾く指先やライルの鍵盤をたたく様子までよく見えて、すっごくラッキーでした!(^^)!

* 全て英文のパンフレット
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今回のコンサートについては、Kotaさんのブログ 「Under The Red Sky」(「こちら」 をクリック)にセットリストなど含め、 詳しくレポートされていて、非常に参考になりました。(Kotaさんによる 「パット・メセニー・グループ Live in Tokyo 22日のセットリスト!」 は、「こちら」 をクリック)。
記憶が薄れつつあるなか Kotaさんのお陰で助かりました。Kotaさん、どうもありがとうございます。

パット・メセニー・ファンHP 「PATWEEK」の「The Way Up Tour 2005」の掲示板は、「こちら」 をクリック。


では、以下長くなりますが、4/22のコンサートについて。

オープニングは、パットのギター・ソロで 「This is not America」。
この曲の初収録は「The Falcon And The Snowman: Original Motion Picture Soundtrack」(1985)で、ヴォーカルは David Bowie 。
同アルバム収録の「Daulton Lee」とともに私の好きな曲です。

クオン・ヴー(tp,vo)、アントニオ・サンチェス(ds)、グレゴリー・マレット(harmonica)、ナンド・ローリア(g,vo) が、子供用の縦笛や鉄琴を演奏しながら客席の通路に登場して、微笑ましい雰囲気となり、パットもニコニコ顔。

メンバーがステージにそろった所で、New Album 「The Way Up」 をノンストップで!
70分以上に及ぶ あの大作を、コンサートのしかも間近な距離で聴くことができ、もう大感激でした!!

要所にメンバーのソロ・パートを交えつつ、パットの凄まじい早弾き、ライル・メイズの美しいピアノの旋律に魅了され、Part3 のヴォイス部分などで最高潮に盛り上がり、もう最高の演奏でした!
あまりの素晴らしさに観客もスタンディング・オベーション。

その後、パットが「この曲の後だから small unit で」と MC が入ったところでパワー・ダウンかと思いきや、パットとサンチェスの二人で 「Speaking of Now live in Japan DVD 」(2003)にも収録されている 「(Go) Get It」 。
席が近かったからかもしれませんが、DVD に収録されているものよりパワーアップした感じを受けました。

スティーヴ・ロドビーの bass が加わって、「James」。
Offramp 」(1981)に収録されているこの曲も私の大好きな曲。ライブでは、特に曲後半、少し陽気な雰囲気のリズムアレンジで。

さらに、ライル・メイズの piano,keyboard が加わって、「Lone Jack」。
PMGとしてのデビュー・アルバム「Pat Metheny Group(想い出のサン・ロレンツォ)」(1978)に収録されているこの曲は、初期の曲だからか透明感のあるフレッシュな感じを受けました。

次に、パットのピカソ・ギターのソロから入る、「Are You Going With Me ?
More Travels DVD」(1992)、「Speaking of Now live in Japan DVD」(2003)にも収録されていますが、今回のライブではグレゴリー・マレットのハーモニカが入ってさらに良い感じを受けました。
CDでは、 「Travels」 (1983)、 「Offramp 」(1981)に収録。

その次に、「Last Train Home」。
「Speaking of Now live in Japan DVD」(2003)だけでなく、「More Travels DVD」(1992)にも収録されている、ライブではお馴染みの曲。
CDでは、私の大好きな「Still Life (Talking)」に収録されています。
クオン・ヴーのトランペットもいいし、あのアントニオ・サンチェスがまるでシーケンサーのようにドラムスを叩いていたのも印象に残りました...。

そして、ライル・メイズ、パット・メセニーだけでなく、今回はナンド・ローリアのギターも加わって、「Speaking of Now live in Japan DVD」(2003)に収録のものより、さらにパワー・アップした演奏だった 「The Roots of Coincidence」。
あのキメポーズがたまりません。(^^)
CDでは、「Imaginary Day」(1997)に収録。

その後、ライル・メイズの美しいピアノの旋律が印象的だった「Always and Forever (CD:Secret Story」。
ちなみに、「Secret Story Live DVD」(1993)には、ライル・メイズは不参加でした。

それから、落ち着いた美しい旋律の 「Farmer's Trust」。
DVDでは「We Live Here live in Japan DVD」(1995)、名盤CD 「Travels」 (1983) に収録されている私のとても大好きな曲です。

そして、DVDでは「We Live Here live in Japan DVD」(1995)、CDでは「Still Life (Talking)」に収録されている「Minuano (Six-Eight)」。
ここでも凄いテクニックが連続の演奏で、ライブも盛り上がってました!

熱狂的なスタンディング・オベーションとアンコールを求める拍手の後、「Speaking of Now live in Japan DVD」(2003)、CDでは「Travels」に収録されている 「Song for Bilbao」をアンコールで 。

パワー全開といった感じで、もう「凄い!」としかいいようがないくらい、素晴らしい演奏でした。

前回のSpeaking of Now ツアーでは、リチャード・ボナが印象的でしたが (特に「Speaking of Now live in Japan DVD」(2003) の「On Her Way」のイントロ部分)、今回のライヴでは、ボナがいないかわりに改めて、パット・メセニー、ライル・メイズなどの素晴らしい演奏をより堪能できた感じです。
クオン・ヴー、新メンバーのグレゴリー・マレットも大活躍。とても合っている印象を受けました。
アントニオ・サンチェスのドラムにも感動でした。(^^)
スティーブ・ロドビーと新メンバーのナンド・ローリアは裏方といった感じでしょうか。

パットは、次々とギターを替え、早弾き&テクニックが物凄くて感動したし、本当に間近で見られてとっても幸せな気持ちでいっぱいでした。
素晴らしい演奏の続く、あっという間の3時間弱のライブ。
ライヴDVD の出るのが、今からとても楽しみです。

何かと用事がありブログの更新が遅れてしまいましたが、以前のDVDなどを聴いてはコンサートの余韻を楽しんでいる今日このごろです。

* Tシャツなどのお土産。
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コメント

きのこさんこんばんは!
TBとコメント、それにご紹介とリンクまで、至れり尽くせりでありがとうございます(^^ゞ

パンフレットを見上げるぬいぐるみ、相変わらず可愛いですね!(^^)

きのこさんの記事もそうですが、やっぱりどなたのどの記事を読んでもあの日の感動がよみがえりますね!(^^)

あれだけ多くの人が観て、みんながこれほど「すごかった、すごかった」というライブは珍しいのではないでしょうか。やっぱり本当に観ることができて良かったですよね(^^)

それにしても私はTシャツ買いそびれたんですが、結構いい感じですね(笑)
今さらちょっと後悔したりして(^^;

ではまた!

投稿: Kota | 2005.04.27 18:17

>Kotaさん、
こんばんわ。コメントどうもありがとうございます。

コンサート後のオフ会も楽しそうですね~。海外のライブに行かれる方が羨ましいかぎりです。

>どなたのどの記事を読んでもあの日の感動がよみがえりますね!(^^)

本当にそのとおりですね!私もいろいろ読んではコンサートを思い出し、幸せな気分にひたっています(^^♪

>Tシャツ買いそびれたんですが、結構いい感じですね(笑)

そうですね~、今回のは案外良かったです(笑)。
コンサート翌日、さっそく長袖Tシャツに重ね着して近所に散歩&食事しに行ってました(^v^)。

これからも、Kotaさんのブログ楽しみにしています!

投稿: きのこ | 2005.04.28 02:07

はじめまして。
私も先日(22日)のPMGコンサートに行ってきました。
遅まきながらその時の感想等を当方のブログの記事にしてみましたが、その際こちらの記事も参考にさせていただきました。

投稿: ヨシヲ | 2005.05.05 11:15

> ヨシヲさん、
こんにちわ、はじめまして。
22日のコンサート、良かったですよね!

ヨシヲさんのブログを拝見していたら、またコンサートの興奮がよみがえってきました!

わたしはKotaさんのブログにとても助けられたので、コメント恐縮しております。

投稿: きのこ | 2005.05.05 23:44

突然のコメント失礼いたします。ミュージカルバトンとパットメセニーで検索していて偶然に貴ページ拝見しました。わたしのPatの初めて観たライブは1995年「We Live Here」 です。「Imaginary Day」ライブも行きました。この2つのライブでは長時間に及ぶたっぷりの内容でアメリカサイズの食事を堪能した気分でした。最近のライブには行けておりませんがきっと同じだったのでしょう、記事から伝わってきます(^^)
わたしはPatのゲフィン移籍前ECM時代を中心に聴くことが多いです。アメリカ中西部のスモールタウン(?)していて、とてつもなく視覚を刺激するのが魅力です。後年のCharlie Hadenとのデュオアルバムも好きな1枚です。Pat関係のDVDでは「Secret Story」、Joni Mitchell「Shadows And Light」はもう御覧になりましたか?

投稿: sus | 2006.03.13 01:20

>susさん、

はじめまして、こんにちわ。コメントありがとうございます!
以下長くなりますが、よろしかったらおつきあい下さいませ。

わたしがPMGのライブをはじめて観たのは1990年あたり。ファースト・サークルでノックアウトされました。
susさんのご覧になった「We Live Here」「Imaginary Day」ライブは見逃していて、DVDで楽しんでいます。さぞかし充実したライブだったことと思います。

その後、2002年の「Speaking of Now」ライブの一つ前のライブから去年の「The Way Up」ライブまで、PMGのライブは欠かさず見に行っています。 「On Her Way」の曲の導入部など、リチャード・ボナがとにかく活躍していた「Speaking of Now」ライブも感激しましたが、去年、丸々最新アルバム一曲まるごと演奏した「The Way Up」ライブは凄すぎて、言葉では言い尽くせないほど感動しました。次の来日が待ち遠しいですね!

私もECM時代のパットは、大好きです!!「Bright Size Life」もいいし、もちろんあの名作「Travels」「First Circle」「Offramp」などetc. Pat & Lyle の 「As Falls Wichita, ~」も、このジャケットがデザインされた、ごく最近ユニクロで発売されたTシャツを迷わず買っちゃったくらい愛してます(笑)。
http://www.uniqlo.com/L4/getitem.asp?hdnItemMngCD=u36213

アメリカ中西部の広々とした大地や風を感じさせる「The Fields, Tne Sky」なんかもいいですよね!

Charlie Hadenとの「Beyond the Missouri Sky」ははじめはピンとこなかったんですが、最近はうちにお客様が来ると、かなりの確立でBGMにしているお気に入りです。
ことに疲れていて限界、なんていうときに聴くと心が安らぎます。

DVDの「Secret Story」、Joni Mitchell「Shadows And Light」はまだなんですが、いかがでしたか?
「Secret Story」は「Sunlight」のような心が洗われるような曲もあれば、「Antonia」みたいな静かで情感あふれる曲もあるのでよさそうですね。

5/27から6/3まで、青山のブルーノート東京で、ゲイリー・バートン(vib)・カルテット・リヴィジティッド フィーチャリング・パット・メセニー(g)スティーヴ・スワロー(b)&アントニオ・サンチェス(ds) のライブがありますが、sasさんは行かれますか?
わたしは最終日に行く予定で、今からわくわく楽しみにしています!
http://www.bluenote.co.jp/reserve/index.html
(この一番下のメール予約をクリックすると、アーティスト・スケジュール確認表 https://www.bluenote.co.jp/reservation/Cgi-bin/List.cgi が出てきます。)

投稿: きのこ | 2006.03.13 08:58

早速のレスポンスありがとうございます(^^)こちらこそ宜しくお願いいたします。もし宜しければリンク&トラックバックさせて頂きたく思います。
じつはわたし以前バンドでギター弾いていた頃はPat信仰のあまりボーダー柄Tシャツばかり着ていたというバカ者でして(汗爆)
「We Live Here」ライブでは念願!の「First Circle」の手拍子を会場中でやった時は鳥肌ものでした。
「Imaginary Day」ライブでは「Follow Me」で涙が止まらなくなってしまいました。
Joni Mitchell「Shadows And Light」ライブは未だPatが売り出し中の頃ですね(着ているシャツがボーダーじゃない!)。もちろん昔の歯ブラシつきギブソン弾いてますし(^^)Lyle Mayesも一緒に演奏しています。当時は共演しているマイアミ時代からの僚友"Birdland"Jaco Pastoriousのほうが有名で、こちらの映像も貴重なものです。未だフサフサの頃のMichael Breckerも登場しますし(^-^;本当はWyne ShorterにオファーしていたのだがWeather Reportの契約で同バンドから2人以上の客演は出来なかったそうな。
わたしは先日に大阪ブルーノートに行ったばかりですがPatはクラブ規模のハコよりコンサートホールのド迫力ライブのイメージが強くて。今でも覚えていますが大阪厚生年金ホール「We Live Here」ライブでアンコールが終わって直ぐに移動のためでしょうローディが片づけはじめてステージ背後の暗幕が引き上げられると巨大な"Are You Going With Me"シンクラヴィア本体がヌッと姿を現して未だ客席に残っていたわたしはただポカンと眺めているだけでした・・・

投稿: sus | 2006.03.14 00:22

>susさん、

パット関係のリンク&TB、こちらこそよろしくお願い致します。

>Pat信仰のあまりボーダー柄Tシャツ
そのお気持ちすごーくよくわかります。私も敬虔なPat信仰者なので、同じボーダー柄が着たかったのですが、太めのボーダー柄で我慢していた時期がありました。

「First Circle」の手拍子は一番最初に行ったライブではうまくできなかったので、練習に練習を重ね、待ちに待ったライブ本番、やっぱりできなかった・・なんてこともありました。さすがに3回目からは手拍子を合わすことができ、かなり感激しました。でも、この間のライブではせっかく予習していったのに「First Circle」をやらなかったので、ちょっと残念でした・・。

「Imaginary Day」ライブとJoni Mitchell「Shadows And Light」ライブも、とってもよさそうですね!Jaco Pastoriousもウェザーリポートも大好きですので、DVDで見てみます!今となっては貴重な映像ですね。
susさん、教えてくださってどうもありがとうございました!

susさんは、大阪ブルーノートに行かれたんですね。やっぱり、どなたかとのセッションだったんでしょうか?

私もPMGの大規模なライブのほうが、より望ましいのですが、なにしろこの間の「The Way Up」ライブがあまりにも素晴らしかったので、せめてPat様のギターだけでも聴きたくて、ブルーノートを予約してしまいました・・。

>巨大な"Are You Going With Me"シンクラヴィア本体
わたしも見てみたいです~!
でも、さっさと片付けられてしまうと、もうちょっと余韻に浸っていたいのに、、と思ってしまいますね。

投稿: きのこ | 2006.03.14 19:36

久しぶりの音楽談義、なかなか止まりません(^^;
現在のPat使用ギターは日本製(Ibanez)なんで演奏姿を観るとちょっと誇らしいようなv(^_^)v
大阪ブルーノートへは2月初旬にToots Thielemans(Harmonica)のライブを観に行ってきました。70-80年代のQuincy Jonesのアルバムによくクレジットされていた人で今年 84歳!おっとPatネタから外れますのでこれくらいで・・・。
さて本日トラックバック/リンクを張らせて頂きました。宜しくお願いします。

投稿: sus | 2006.03.15 02:09

この記事へのコメントは終了しました。

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