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蕎麦&日本酒 日暮里 「川むら」 まで谷中散策 Kawamura, Soba and Sake bar in Tokyo's Yanaka. take a walk in Yanaka

11/27(日)は、上野の東京国立博物館で 「北斎展」 を観た後、夫と谷中を散策しました。

谷中散策の地図は、谷根千ねっとの 「こちら」 の地図(PDF)をクリック。

東京国立博物館を出て右にまっすぐ。芸大の間の通りを経て、さらに言問通りを横断し、旧吉田屋の左脇の通りをさらにまっすぐ。
今回は、分岐点右側 谷中霊園のほうではなくて、左側。 三崎坂を下りきる手前で右折。 よみせ通りの方向へ。

夕焼け空に金星をみるも、いつしか辺りは暗い夜。

珈琲豆専門店の 「やなか珈琲店」 やなか店 で やなか店限定のブレンド豆を購入しました。
15分待ちでしたが、店内にある椅子に坐って待っていると、コーヒーをサービスしてくれました。

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いつもは、やなか珈琲店の神田店 (神田淡路町) まで珈琲豆の買出しに行ってるくらい、こちらの焙煎珈琲のファンなのですが、谷中店は今回が初めてでした。 神田店と異なり、喫茶コーナーは無かったのですが、 サービスの珈琲を頂けて、ほっと一息つけました。

時間が無くて、他のお店には立ち寄れなかったのが残念でしたが、道のつながりがわかって面白かったです。

「やなか珈琲店」 からすぐ先、 「やなか銀座商店街」 へと右折。 こちらは活気があって、歩いていて楽しくなるような商店街。
人形町も日曜、こんなふうに活気があるといいのですが・・。

「夕焼けだんだん」 を経て、さらにまっすぐ歩いていくと、左側、目的地の 「川むら」 へ。

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さきほどの分岐点右側 谷中霊園のほうから歩いたほうが、たぶん早く行かれたと思います。 でも、まだ歩いたことのない道を開拓したかったので遠回りの散策になりました。

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「川むら」の店内はそれほど広くはなくて、なおかつ人気があるらしく ほぼ満員。
ちょうど席を立った方がいたので、相席を免れラッキーでした。

「川むら」は、明治時代から谷中に店を構える蕎麦店とのこと。
なにより日本酒の品揃えが豊富(25種類くらい?)で、肴が充実。 日本酒好きには堪えられないお店かと思います。 今回は注文しませんでしたが、お刺身もいろいろあって、美味しそうでした。

*まずはビールで乾杯した後、さくさく揚がった 「あなご天ぷら」(¥1,000 )

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この後、蔵元から直接仕入れている 「喜楽長」生酒 (純米大吟醸、滋賀)(¥800 )を頼みましたが、口当たりまろやかで、発酵途中の爽やかな香りも良い
美味しい日本酒でした。

*うに入り玉子焼(¥1,500 )。うにの濃厚な風味が玉子と合って美味。

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*生桜えびの かき揚げ(¥1,000 )。桜海老の香ばしい風味が口に広がる かきあげでした。

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途中、日本酒、「梅錦」(吟醸、愛媛)(¥800 )と「酔鯨吟寿」(高知)(¥800 )。
最後に「天保正一」(純米大吟醸、滋賀)(¥1,300 )。芳醇で、とっても美味しいお酒でした。

そして、締めには お蕎麦。

お酒を飲みながらたくさん肴を頂いた後でも スイスイ頂けてしまう、細打ちでのどごしのさわやかな お蕎麦でした。

*私の頼んだ 「牡蠣そば」(¥1,200 )。こちらは、10月から4月まで。
牡蠣がぷっくり大きく食べ応えがあり、ゆずの香りも効いていて、とても美味しかったです。

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*夫の頼んだ 「まいたけそば」(¥1,000 )は、まいたけの香り良し。

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今回は、二人で ¥10,000 弱でした。

こちらのお店、たまたまだったかもしれませんが、なかなか注文を取りに来ないところが玉に瑕でした。
後から私のすぐ隣に坐った、一人でやってきていたオジサンは、かなりイライラ。

あげくの果てに、「俺をナメとんのか!」 とテーブルを ずしんと叩いて怒ってしまい、店内が一瞬し~ん、と静まりかえってしまったくらいなものでした・・。

忙しいのはわかるけれども、とりあえず注文を早く聞き、まっさきにお酒だけでも出すべきなのでは。。

私も夫に「これ美味しいね~♪」って言いたいところ、すぐ脇にいる このオジサンに遠慮し、このオジサンの頼んだ かき揚げ丼 がやってくるまで、うつむき加減。
「とにかくかき揚げ丼を早く持ってきてあげてくれ~」と必死に願いながら、 黙々食べるはめになったのでした・・(-_-;)。

夫はこの点、大物なんだか、鈍感なんだか(?)、お店を後にしたところで聞いてみると、この私の状況をあまり理解していなかったらしい。
オジサンの頼んだかき揚げ丼より、私たちが頼んだ酒の肴が先に出てきたときには、かなり冷や汗モンの私でしたが、夫は全然気にならなかったと聞き、脱力しました。。

■川むら

住所: 荒川区西日暮里3-2-1 JR日暮里駅北改札西口、徒歩5分弱。
TEL: 03-3821-0737
地図は、「こちら」。

営業時間: 11時半 ~ 20時
木曜定休

参考になるHPは、「こちら」 と 「こちら」 です。

*「谷中散歩」 追記 (2006/9/3) その後、 谷中に行った際のエントリー記事

自転車で 谷中七福神めぐり (谷中・本郷散歩&グルメ) その3 上野寛永寺から 大名時計博物館まで

自転車で ラクーア、白山神社、谷中、浅草、神田明神、サッカーミュージアム、ラクーアへ

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参考までに、杉村覚さんの台東区のサイトの中にある 「台東区の明治.大正.昭和」 は、 「こちら」。

谷中地区、谷中よみせ通りの昔の画像などがありました。

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内輪の覚書で申し訳ありませんが、東京大空襲まで父親の住んでいた 『浅草千束町』 は 「こちら」。
昭和16年の台東区もあり。

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コメント

お気の毒様です、と言いつつなんか笑ってしまいました。すみません。
私は昨日吉星に行きました。もちろん美味しいんですが、値段ほどの
物ではない感じがしました。というのは大将は指示を出すだけで味見
その他は若衆がやっている。僕は大将が一人で作る店が好きです。
(川むらはそんな店なんでしょうか?笑)もちろん、上品なお店でした~
2人で3万ぐらい。ううう。中山で十分です(涙)。意外にホテル吉兆が
おいしいですよね。と言いつつ、次は人気の天ぷら「みやび」に行って
きま~す。

投稿: マサヒルトン公爵(^O^) | 2005.12.04 05:57

牡蠣そば、すこぶる美味しそう!!谷中なら近いから、私も散歩に行きたいなぁ。
わたしも先日実家に帰って、両親の疎開の話等を聞いてきました。自分のルーツに関わるという意味だけでなく、前の世代の実体験の歴史を知っておくことは重要ですよね。で、できればその現地に自分の足で立つ。きのこさんのなかにいろんな思いが蓄積されていっているのでしょうね。
それにしてもご主人様、ほんとにオオモノだよね。いいねぇ~。

投稿: susan | 2005.12.04 10:08

>マサヒルトン公爵(^O^) さま、

「吉星」にはボーナスが入ったら行ってみたいねと、以前夫と話していました。マサヒルトンさまのブログ「まさひろ瓦版」でのエントリーも拝見しましたが、どうやら“微妙~”なお店のようですね (^^)。やっぱり、お値段からすれば、大将に味見くらいはして欲しいですよねー。

「川むら」は、厨房が見えなかったので謎ですが、酒亭寄りのお蕎麦やさんなので、お酒が美味しく飲めればあまり言うことはありません(笑)。注文が遅ければ、「お姉ーさん、注文お願い!」って言えばすむことですし(^v^)。

>「ホテル吉兆」
にはまだ行ったことがないんです。ご近所で、いつでも行かれると思うと、行かないままになってしまうものですね。

>天ぷら「みやび」
も、うちからすごく近くにあるお店なのに、人気があるとは つゆ知らず。
とあるグルメサイトの日本橋ランキングで調べてみたら、住所は日本橋人形町2-26-14。 お好み焼き、鉄板焼「松浪」のある路地にあるお店なんですね。感想などはブログなどに書かれるのでしょうか?楽しみにお待ちしています!

それはそうと、マサヒルトン様のブログ、「まさひろ瓦版」を拝見したら、
12/6(火)、でクリスマスコンサートで演奏なさるんですね!
http://iisirase.exblog.jp/2759122/
会場も渋谷区千駄ヶ谷と比較的行き易い場所。
でも、残念ながらすでに予定が入っていて、お目にかかれないのが残念です。
来年は是非、コンサートに行ってみたいと思っております。

たけしの誰ピカも楽しみにしています!!お写真ちらっと出てましたね♪

投稿: きのこ | 2005.12.04 15:58

>susanさん、

谷中散歩、小春日和にはいいかもしれないですね。

susanさん、ご実家に行っていらしたんですね。いろんな話を聞いてみて、実際その場所に立ってみるって案外重要なことだと私も思っています。 たとえ、町の姿は違っていても。

大空襲であえなく無念にも死んでいかざるをえなかった父の母親と姉妹たち。きっと父は家族一緒に普通に暮らしていたのだと思います。 忘れてはいけないことだと思って、たまたま見つけた古い写真と地図の掲載されていたサイトを覚書としてとどめておきました。

>それにしてもご主人様、ほんとにオオモノだよね
うーん、そうかなー!?。きっと、susanさんのコメント読んで、ニヤニヤしてると思います。単純だから (^^:)。

投稿: きのこ | 2005.12.04 16:23

いろいろありがとうございます。

いや吉星さんの名誉のために言うと、お店じゃなくて私が
微妙なんです(笑)。反省してブログも細かく書き直しました。

みやび、噂でいい店と聞きましたよ。松浪を通り過ぎて端っこ
ROTIEのそばですね~~。

投稿: マサヒルトン公爵(^O^) | 2005.12.04 16:24

>マサヒルトン公爵(^O^) さま、

書き直されたブログを拝見しました。
吉星のような高級店だと、お客さん側は、マサヒルトンさまのいうように、「もっともっと要求しちゃう」のが当然だと思いました。マサヒルトンさまは、ちっとも「微妙」ではないですよ~(笑)。
マサヒルトンさまのブログでプロの厳しさを垣間見る思いがしました。

ところで、マサヒルトンさまのブログを読んでいたら、ますます「天ぷらの中山」に行きたくなってしまいました。 心を込めて作って下さる 「心に響く」 お料理を、私も是非味わいたいものです。

みやびはROTIEのそばだったんですね。教えて下さって、どうもありがとうございました!

投稿: きのこ | 2005.12.05 01:04

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