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「北斎展」 に行く

11/27(日)午後は、上野の東京国立博物館で開催されている 「北斎展」 に行ってきました。

パンフレットに「最高の北斎 500点、世界から集結」 と書いてあるように、北斎20歳の画壇デビューのときから 90歳で没する、その最晩年の肉筆画まで、きわめて質の良い作品が網羅されていて、かなり見ごたえがあり、行ってみて本当に良かった 素晴らしい展覧会でした。

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午後一時ごろ到着するも入場制限があったので、外で50分待ち。 非常に細い繊細な線で描かれた作品が多く、最前列で見るのがベスト、なのですが、なにしろすごい混雑。 長時間じっと待つのを覚悟して並ぶしかありません。

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北斎の活躍したのは江戸時代後期(1779 から1849 年頃)。
出品目録にもあるように第一期から第六期に分けて、わかりやすく展示してありました。

第一期「春朗期」(20歳頃~、習作の時代)
第二期「宗理期」(36歳頃~、宗理様式の展開)
第三期「葛飾北斎期」(46歳頃~、絵本挿絵への傾注)
第四期「戴斗期」(51歳頃~、多彩な絵手本の時代)
第五期「為一期」(61歳頃~、錦絵の時代)、
第六期「画狂老人卍期」(75歳頃~90歳、最晩年)

一番人気があって混雑していたのは、「富嶽三十六景」の展示されたコーナーでした。

今年六月中ごろ、日本橋三越本店で開催された 「北斎と広重展-幻の肉筆画発見-(原安三郎秘蔵 浮世絵風景画コレクション 初公開)」で
「冨嶽三十六景」の揃い物、「諸国瀧廻り」、「千絵の海」全10図、「諸国名橋奇覧」全11図 を見ていたので、
こちらは後ろから覗くだけに止めましたが、全部最前列でみていたら疲れて倒れそうかも・・。
なお、この「北斎と広重展」のエントリーは詳しく書きましたので、よかったら「こちら」をクリックしてみて下さいませ。

招待券で夫と一緒に行きましたが、第二期の途中(3:00頃?)で、夫は先にと別行動。
携帯電話を持って行かなかったので、夫からのメールで途中さえぎられることもなく(汗)、かなりじっくり見られました。
夫はその後、30分ほどでざっと見終わり、外で煙草を吸いながら、この寒空の下、延々待っていたらしい・・。
私も、途中から夫のことが気にかかり、後半はかなりハイペース。興味のあるもののみ最前列で。
でも、4:30 までしっかり観てしまいました。。

夫は、外で待っている間、会社の同僚に偶然会ったりしてたとのこと。会社でもらった招待券を使って来てた方々が結構多かったかもしれません。
いつものことながら、夫を待たせて申し訳なかったです。 ごめんなさい。

北斎展の後は、谷中まで歩いて 「川むら」 へ。
こちらは、美味しい地酒と肴が楽しめるお蕎麦屋さん。
このお蕎麦屋さんの感想&写真画像は 「こちら」 をクリックしてみて下さい。

*上野公園 噴水前広場から、東京国立博物館を望む。

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コメント

あぁ、行きたかった北斎展、明日で終わりですか~。残念・・・
うちの親が行った時は30分待ちだったようでしたが、50分待ちとは、北斎人気はすごいですね。
以前、長野県小布施の岩松院というお寺で、
北斎が描いた天井画を見て、その迫力にびっくりしたことがありました。
最晩年まで精力的に描き続けたそのパワーに脱帽です。

投稿: yoraku | 2005.12.03 21:02

>yorakuさん、

長野県小布施の岩松院に、北斎が描いた天井画があるんですね。知らなかったです。

さっそく検索してみたら、本堂大広間の21畳敷の天井いっぱいに描かれた「八方睨み鳳凰図」なんですね。
http://www.localinfo.nagano-idc.com/museum/gansyouin/

こんなに迫力のある鳳凰図を北斎が没前年(1848年)の89歳に描いていたなんて!
北斎自ら「画狂老人」というだけのことはありますよね。

小布施に行くことがあったら、是非観に行きたいものです。
yorakuさん、教えて下さってどうもありがとうございました!!

投稿: きのこ | 2005.12.03 23:23

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» 北斎展、満員御礼!! [青春狂時代]
 芸術は爆発だ! と叫んでいる岡本太郎のように目玉をひんむいて、展示期間の最終日を迎えた北斎作品の数々(300点はくだらない!)を熱心に観てきた。  場所は東京・上野。上野は元々山林地帯であったため、そこかしこに紅葉が色づき、会場である国立美術館に入る前から、見事な“美しさ”をそこかしこに感じる。  30センチ近い大きさの、化け物のようなもみじの葉も見つけた。    小雨がパラついているというのに会場は満員で、あまりの来場者数に整理券がくばられ、閉館時間が通常の5時から7時まで延ばさ... [続きを読む]

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