「最澄と天台の国宝」 @東京国立博物館 に行く、 上野 和菓子 「うさぎや」
今日は(4/27(木))は、上野の東京国立博物館で開催されている 「天台宗開宗1200年記念 特別展 最澄と天台の国宝」 に行ってきました (平成館で 5月7日まで)。
「天台宗」 は、 「最澄」 を開祖とし、 今からちょうど1200年前の平安時代、 806年 (延暦25年) に、 桓武天皇の勅許を得て、 比叡山延暦寺に開宗されました。
パンフレットによれば、 鎌倉時代には、天台宗の開祖 「最澄」(伝教大師)の教えを延暦寺で学んだ、法然(浄土宗)、栄西(臨済宗)、道元(曹洞宗)、親鸞(浄土真宗)、日蓮(日蓮宗)などの開祖が登場しており、 天台宗は日本仏教の母なる存在として大きな役割を果たしてきたとのことです。
この展覧会では、開宗1200年を記念して、全国の天台宗関係寺院に伝わる 国宝31件、重要文化財100件 (出品総数166件、但し会期中入替あり) を展示しており、 非常に見応えのある展覧会でした。
私が特に印象に残ったものは、
最澄の直筆の書、
寺外初公開の秘仏中の秘仏 滋賀・善水寺の 薬師如来坐像 (重文 平安時代) 、
美しい平安時代の 法華経の経典、
慈悲にあふれた美しいお顔の 普賢菩薩像 (京都・細見美術館蔵)、
細密な文様に目を奪われた 「金銅宝相華唐草文経箱 比叡山横川如法堂跡出土」(国宝 平安時代)、
京都・青蓮院所蔵の 「往生要集」 (重文)、
そして、 天台密教の立像・坐像の数々、
室町時代の 色彩が豊かで美しい 「山王霊験記」 など。
本当に素晴らしい文化財の数々を 間近で観ることができ、 行ってみて良かったと思いました。
でも、できれば、前半も見たかったな~。
前半の見どころは、 ふくさんのブログ 「 「Oh!江戸 落書き帖」 でのエントリー、 「国宝中の国宝 普賢菩薩像」 と 「天台法華宗年分縁起」 をご覧下さい。
今日は、天気が良くない平日だったためか、それほど混雑しておらず、 目の前でゆっくり鑑賞できました。
薬師如来や観音像など、間近で相対面すると、凄いパワーがこちらに伝わってくるような気がしました。
ことに、 上野・寛永寺の秘仏で初公開の 秘仏本尊、 薬師如来像 (重文 平安時代)、 凄かったです !! きっと、「魂」 が入っているからなのでしょうね。
*緑の濃くなった上野公園の桜並木
帰り道、 美味しいどら焼きで有名な和菓子屋さん 「うさぎや」 に寄りました。
でもが、残念ながらお目あての 「どら焼き」 はすでに売り切れ。
でも、かわりに買った、 柔らかくて美味しいお餅に包まれた白餡の生菓子 「都鳥」 (¥200) と、香ばしい皮に包まれた、なめらかな甘い漉し餡の 「喜作最中」 (¥90) も 美味しかったです♪
今度は、是非 「どら焼き」 にトライしたいと思います(^^)。
「どら焼き」 をお求めの際は、4時以降ご来店の場合、要予約だそうです!
私と同じく 午後 5:30頃お店に着いて、どら焼きを買えずにいた人が何人もいらっしゃいました。
■うさぎや
住所:台東区上野1-10-10
TEL:03-3831-6195
営業時間:9:00 ~ 18:00
水曜定休
お店の地図 (上野松坂屋の斜め向かい、中央通り沿い)
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コメント
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この記事を拝見して、私も早く後半を見に行かなくては!と思いました。国立博物館は次々といいものを見せてくれますね。ここ二回の展覧会で三筆の書を三人とも見せてくれました。昔であればどの書もわたしのようなものの目に触れることのなかったものだと思います。こういう時には、現代に生まれてありがたいと思います。
投稿: ふく | 2006.04.27 22:11
確かに、昔だったら、こんな貴重な書や絵、経箱なんかも絶対目に触れることもなかったでしょうね。お寺に行ったとしても今まで拝見できなかった秘仏やご本尊などを、かなり近くで見ることができたし、全国からこれほど大量の国宝、文化財が集まってくるなんて!! すごい展覧会ですよね。つくづく、前半も見てみたかったです。
投稿: きのこ | 2006.04.28 11:50
本当に売り切れちゃうんですね~知らなかった。
では今度はゼヒ午前中にでもw
何気にお皿がいい感じですね。
投稿: たかぽん | 2006.04.28 23:30
そう、売り切れちゃってて、残念でした。
予約って手もあるけど、夫は甘いものを食べないから、自分用にひとつしか要らないし。今度は、午前中に行って、上野公園でおやつタイムにしようかな。
お皿は、弟夫婦からビールカップとのセットものです(^^)。ありがたし♪
投稿: きのこ | 2006.04.29 22:23