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映画 「カポーティ (CAPOTE)」 を観る & 日比谷 「三信ビル」 「ニューワールドサービス」に行く

今日は、昼すぎまで 三井タワークリニックで 健康診断の後、 日比谷シャンテで9/30(土)から公開されている、 フィリップ・シーモア・ホフマン主演の映画 「カポーティ」 を観に行ってきました。■映画 「カポーティ」 オフィシャルサイト

*カポーティのパンフレットと、「冷血」と、未完の「叶えられた祈り」(ともに新潮文庫)。
061002

この映画は、「ティファニーで朝食を」で人気作家となり社交界の寵児となった トルーマン・カポーティが、 ノンフィクションという新たなジャンルに挑んだ、 最高傑作 「冷血」 の執筆過程を描いた作品。

カポーティが、田舎町の一家4人惨殺事件の殺人犯ペリーから取材活動を続けるうち、彼に共感を覚え親身に接するも、同時に作品完成のためにあらゆる手段を尽くして、犯罪の一部始終を語らせようとする。
カポーティが次第に心理的に追い詰められていき、処刑まで見届け、「彼のために何もしてやれなかった」と語るも、作品完成のためには処刑をむしろ望んでさえいたという心の葛藤。

カポーティが、5年余りの歳月をかけて 「冷血」 を執筆するも、 その後、 一冊も本を完成させることができなくなってしまった理由が納得できました。

カポーティの心理的苦しみが、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技によって痛々しく伝わってきて、地味ながら、深く考えさせられる作品でした。 この作品で、 彼は、第78回アカデミー賞主演男優賞を受賞。 この映画は、作品賞、監督賞、助演女優賞、脚本賞の主要5部門ノミネートされました。

ところで、映画の途中、なんか異音が・・・と思ったら、隣で見ていらしたオジサマが、途中でイビキをかいて寝ていたのでした(笑)。 寝るのは勝手だけど、イビキはやっぱり勘弁してほしい・・。


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映画の後、 日比谷「三信ビル」の一階のカフェグリル 「ニューワールドサービス」へ。

こちらのお店は、今年から土日祝日が休みとなりましたが、まだまだ健在!
レトロな建築とインテリアに、まったり気分転換できました。というわけで、こんなレトロで素敵な建物が解体される前に是非オススメです (^^)!!

「三信ビル」は、松井貴太郎(横河工務所)設計、昭和4年(1929)竣工。 現在、解体準備中。現在営業しているテナントは、 「ニューワールド・ サービス」のみ。
三信ビル保存プロジェクト

「三信ビル」は、現在、三井不動産ビルマネジメントが、「解体に先立ち、現建物の記録資料の作成作業を実施しております」 との貼り紙がありました。

ビル内部の写真撮影はご遠慮下さいと書いてありましたので、残念ながら写真はなしです。


■ニューワールドサービス

住所:千代田区有楽町1-4-1 三信ビルディング
TEL: 03-3591-1609

喫茶&食事 8:00 ~ 20:00
「お茶だけでも大歓迎!」と書いてありました。
今度は、ハンバーガーセットを食べに行ってみようと思っています♪

Google マップ

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コメント

渋い~!
でもおじさんのイビキはかんべんw
ツッコマーの友達だったら「ここは自習室じゃありませんよ」とかいって起こしてそうw

投稿: junjun | 2006.10.02 22:30

ほとんど会話ばっかでアクションもなしだから、ダメなひとはダメで寝ちゃうんだろうなぁ。
>自習室、って年でもなかったしw
私が起こす声が周囲に聞こえるのもイヤだし、早く起きないかな~オッサン、ってやきもきするうちに起きてました。はぁ~、なんで私が気を遣わねばならんのだ・・。

ところで、junjun、オススメのニューワールドサービス良かった~。あの三信ビルの装飾もいいし、お店のランプの灯りやBGMも素敵だよね。

投稿: きのこ | 2006.10.03 00:40

この記事へのコメントは終了しました。

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