« 銀座 フレンチ 「マノアール・ダスティン」 Le Manoir D'HASTINGS, french restaurat, Tokyo Ginza | トップページ | 京都旅行 その1 春季非公開文化財特別拝観など »

「ダ・ヴィンチ展」@東京国立博物館で 「受胎告知」 を見る

4/26(木)は、Kさんと銀座の 「マノアール・ダスティン」 でランチの後、 上野の東京国立博物館で開催されている特別展 「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」、 本邦初公開となる『受胎告知』(ウフィツィ美術館蔵)を見に行ってきました。
展覧会公式サイト http://www.leonardo2007.jp/
(2007年3月20日(火)~6月17日(日))

まず、第一会場 (本館 特別5室)で、 「受胎告知」。
(Leonardo da Vinci “Annunciazione” 1472-73、 Galleria degli Uffizi)
0001_leonardo_da_vinci_annunciazione_gal

繊細なタッチで描かれた美しい絵という印象を受けました。
ダ・ヴィンチ 20代前半の作品。 早くから絵の能力が開花していたのに驚きました。

大天使ガブリエルと聖母マリアの表情、指の動き、大天使ガブリエルの羽、聖母マリアの髪の毛、そして、書見台と紗のような薄い布、草花などの描写。
そして、大天使ガブリエルの真紅の裾、聖母マリアのブルーの襞の色彩などが、心に残りました。

会場の中は、ディズニーランドの人気アトラクションに入る前みたいな、折り返しの進路。 絵の前は、最前列と二番目の列とが別れていて、立ち止まらないようアナウンスがありました。 平日のためか、ひどい混雑というわけではなく、もうちょっと見ていたかったです。

第二会場の セクションⅡ《受胎告知》―思索の原点 の展示で、この絵の分析をしていましたし、映像シアターでもこの絵の詳しい解説をしていたのですが、 いったん第一会場を出てしまうと、もう中には入れないのが、すごく残念でなりません。 この絵は右側から見られることを意識して描かれたと推測されるところとか、 もう一度確かめて見てみたかったです。
第一会場と第二会場とを自由に行き来できればいいのに~、と思わずにはいられませんでした。

いつかは、ウフィツィ美術館 (Galleria degli Uffizi)まで、この絵を見にいきたいです!

ウフィツィ美術館 公式ホームページ http://www.uffizi.firenze.it/
Associazione AMICI degli UFFIZI
 BOTTICELLI“La Primavera”
 BOTTICELLI“La nascita di Venere” も見に行きたい!!
http://www.weekendafirenze.com/museidet/uffizi_j.htm
------------------------------------------------
次に、第二会場 (平成館 特別展示室)。

レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯や絵画作品の原寸大の複製があったり、 ものすご~く細かい字の筆跡に感心しました。

あの、ダヴィンチコードでお馴染み(?)の「ウィトルウィウス的人体:人体均衡図」 の解説映像なども結構面白かったです。
Kさんが、「あれは日本人の体型にはあてはまらないよね~」って言ってたけど、 ほんとそうかも~。日本人って、手足そんなに長くないし、顔もちっちゃくないし (笑)。

ダヴィンチの設計図に基づいた模型もいろいろ展示されていて、案外見るものが多かったです。
頭の中にはいろんなアイディアに溢れていて、とても絵を描く時間がなかったのかなーと思いました。

ちょうど上野についた時、激しい雨が降ってきたため30分ほど駅で雨宿り。 にわか雨ですぐ晴れ上がり、3時半すぎに美術館に着いたのですが、あっという間に5時閉館になっていました。
0002_70426_022_1

00003_70426_024_1

*上野公園の噴水前にある藤棚の藤の花が、きれいに咲いていました♪
00004_70426_026

|

« 銀座 フレンチ 「マノアール・ダスティン」 Le Manoir D'HASTINGS, french restaurat, Tokyo Ginza | トップページ | 京都旅行 その1 春季非公開文化財特別拝観など »

コメント

こんにちわ。
ひさしぶりのコメントかも。

展覧会は、2年前に上野の東京都美術館でみた「アールデコ展」行ったきりです。
東京の山奥に住んでるので、なかなか都心に出て行く機会がなくって。

お部屋で、手作りアクセサリなどしながら過ごしてます。
(ブログ参照)

受胎告知は、初公開ですね。
描かれている人物の肌の質感とか、すごいっておもいます。

実物みてみたいナ。

投稿: megu | 2007.05.01 10:06

>立ち止まらないようアナウンス
絵画って立ち止まって、眺めながら色んな頃を感じたり、ぐっときたり、けっ!と思ったりするものではないでしょうか?ちら見ではせっかくの名画も台無しですね。

海外の美術館って寝そべる事とフラッシュ撮影以外は、禁止されてないのよね。観光客でにぎわう所でも模写をする人や、座ってじっと絵画と向き合う人などが多かったです。小さな子供たちも沢山来ていてびっくりした思い出があります。
(日本の美術館って子供、少ないですよね)
美術は高尚な物ではなく、とても身近で当たり前のものだと言う文化があるのですね。

投稿: 則(@@) | 2007.05.01 23:48

>meguさん、
ダヴィンチ展、上野に出てくる機会があれば~。

>則(@@)さん、

絵から離れた列では立ち止まって見られるんだけど、最前列だけちょっとづつ進まないとだめでした。「チラ見」というほどではなかったけど、もうちょっとじっくり見てたかったかな。

>日本の美術館って子供、少ないですよね
小さな子供がうるさく騒々しいは勘弁してほしいから、少ないのはいいことかも(笑)。躾がいい子供たちばかりだったらいいんだけどね~。

日本の美術館ってチケット代も安くはないし、そうそう行かれないから、>身近で当たり前、とはとてもいえないですね。

投稿: きのこ | 2007.05.03 00:20

この記事へのコメントは終了しました。

« 銀座 フレンチ 「マノアール・ダスティン」 Le Manoir D'HASTINGS, french restaurat, Tokyo Ginza | トップページ | 京都旅行 その1 春季非公開文化財特別拝観など »