京都旅行 その2 一日目前半(清水寺、八坂神社、円山公園)
「その1」の続きで、京都旅行 一日目(4/30(月))。
京都駅 朝9:45着なれど、GWのためか、 駅からホテルまでのデリバリーが長蛇の列なのに唖然。 結局10時頃、 京都駅から市バスで臨時の清水寺行きに乗るも、かなりの渋滞。 清水寺~産寧坂~二年坂も観光客でいっぱいでした。
でも繁華街を離れ、朝晩の通勤時間帯をはずすと、道は割とすいていたし、(たまたまかもしれないけれど)市バスもあまり待たずに来たので、 スムーズに移動できました。 長距離を移動するなら、電車か地下鉄。 近場は、市バスで。
あちこち移動するなら市バス一日乗車券カード500円が安くて便利。 京都駅の市バス案内所でもらった「市バス観光マップ バスなび」をフル活用。 るるぶ「京都を歩こう」のコースマップ、 「サライ」の京都特集の地図 (バス停留所の場所&行きたいお店の場所が記載してあり重宝) を使用しました。
自転車を分解して袋に入れて、公共交通機関を使用して運ぶ 「輪行」もよさそうだけど、 今回は荷物があまりに多く、自転車で行くには不向きなルートや場所が多かったため、今回はパス。
仮にレンタルするとしたら、 ギアつきのスポーツ車でないと、 自分は体力的に無理かもしれず。
ゆっくり寺社を拝観して文化財や美術品を堪能したり、 嵯峨野の竹林の道、 白川沿い、哲学の道などを散策するなら、タクシーは論外でしょう。
さて、京都駅から市バスに乗って 「五条坂」で下車。 五条坂、茶碗坂を通って 「清水寺」へ。
■清水寺 公式サイト http://www.kiyomizudera.or.jp/
*絶景だった本堂の 「清水の舞台」。 青葉がとても綺麗でした。
まず、「随求堂」(ずいぐどう) の「胎内めぐり」を体験しました。 夫はノリが悪くて不参加。 余計な荷物を持っていてもらおうと思ったときには、 どこかに行ってしまっていました。
前の人が全く見えない漆黒の闇の中を進んで行くと、一ヶ所だけ ほの明るい光が差し込んでいました。 そこでは願い事を一つだけ念じながら石をぐるっと回すのですが、 雑念がよぎったためか?、手に持っていたデジカメをガシャンと取り落としてしまいました。 床は漆黒の闇の中・・。 あちこち手で床を探り回りながらようやくデジカメ発見。 壊れてなくてホッとしました。
でも、後で不参加の夫をノリが悪いと責め、 かなり不機嫌。 おみくじをひいたら、なんと「凶」!
清水寺へは、夫のリクエストで行ったはずなのに、「音羽の滝」にも ノリが悪い夫は不参加。 後ろのカップルが楽しそうに清水を飲んでいるのに、 なんで一人孤独に飲まなきゃならないの!? と、 またまた不機嫌になってしまいました。
ノリが良すぎるヒトも疲れるが、 このノリの悪さはなんとかならないものか・・。 もっとも、 私以上に並ぶのが大嫌いだし、 行きたいところが満載で、 拝観時間などがギリギリの状況の中でも、せっかちに歩くことを嫌う夫からすれば、 さぞや不満がたまっていたことでしょう(汗)。
*清水の舞台から見た 「音羽の滝」。 「音羽の滝」 は長蛇の列でした。
「音羽の滝」 のご利益についてのこちらのページには、「一口だけお飲みください」って書いてありますが、 私はそうとは知らず、買ったコップで何口も飲んでしまいました(T_T)。
■追記: 私が風水で参考にしている李家幽竹先生のオフィシャルサイトの中のエッセー (2007月05月07日「瑞兆」について☆) によると、 清水寺は今、音羽の森の水場がものすごいパワーを発しているスポットとのこと。 先生によれば、「清水寺に出かけられたら、必ず階段を下ったところでお水を飲んでくださいね。」 と書いてありました!!
ということは、 かえってラッキーだったかも。 よかった~♪(^^)
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次に、清水坂、産寧坂、二年坂を通るも、かなりの混雑。
*産寧坂角の 「七味屋」。 お土産の七味とうがらしは、山椒・胡麻などの風味が効いて美味しかったです♪
*二年坂
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*「総本家 奥丹 清水二年坂店」で昼食休憩。
*お庭の見えるお座敷で、湯豆腐一通り(おきまり ¥3,000)を頂きました。
*胡麻豆腐
*木の芽田楽と精進揚げ。 どちらも美味しかった♪
*湯豆腐。 沖縄の島豆腐も選べたけれど、せっかく京都に来ているのだからと普通のお豆腐にしました。
人形町の高柳豆腐店、日本橋三越にある藤野のお豆腐など美味しいお豆腐を日頃から食べているせいか(?)、 お豆腐の味は いたって普通。
*とろろ汁と御飯、香の物
*庭の緑はきれいだったし、 外の喧騒から隔絶した空間で落ち着けました。
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次に、高台寺がすぐ右手にある 「ねねの道」へ。 舞妓さんの格好をした女子たちが何人もいて、記念撮影をしていました。
*元は旅館 「東籬」 だった 「高台寺 和久傳」(東山区高台寺北門前鷲尾町512)は、 中村外二氏による数奇屋建築。
「東籬」の名前は、 陶淵明の飲酒の詩、「菊を採る東籬の下、悠然として南山を見る」から引用。
「東籬」には縁があり、 小さい頃には泊まったことがあるなど、懐かしい思い出のある旅館でした。 いつかは私の両親と「高台寺 和久傳」に行ってみたいものです。
縁の深い 「東山工芸」 の昔の建物も見当たらなくて、 なんだか寂しい思いがしました。
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*南楼門から 「八坂神社」 へ (西楼門は工事中)。
*「八坂神社」の本堂を抜け、「円山公園」 へ。
*残念ながら、円山公園での有名で大きな「彼岸しだれ桜」の花は見られませんでしたが、 ところどころで八重桜の花を見ることができました。
*緑溢れる庭園には、杜若も咲いていました。
*「円山公園」を抜け、「知恩院」へと続く道
「その3」 に続きます。
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コメント
京都へ来てらしたんですね。いいお天気でよかったですね。
でも、とっても強行スケジュール。東京とか来られる方は、皆さん
とてもたくさんまわっていらっしゃるみたいで、私たちも案内するとき
はできるだけたくさんのところを案内するよう気をつけなくてはと
思いました。
後半の旅日記も楽しみに待ってます。
あと、お疲れが出ませんように・・
投稿: oishi--i | 2007.05.05 11:08
二日目は正午頃まで雨降りで、前日雨との予報を聞いていたため、一日目はかなりまわってしまいました。二日目は途中から雨がやんだので、嬉しくなってまたまた歩き。
スケジュールはなんとなく決めたんですが、その日の気分で次々予定変更。
そんなにまわる予定ではなかったのですが、ちょうど春季非公開文化財の公開があり、私は古美術を鑑賞するのが趣味ですので、さらなる強行スケジュールになってしまいました。
いつでも公開されていたり、年に何回も京都に行かれればいいのですが、普段は非公開文化財だったり、あるいは予約が必要な場所の期間限定の公開だけあって、本当に素晴らしいものを見ることができました。
人それぞれ、どうしても見たいものや、見るペースが違うので、案内するほうは大変ですよね。
たとえば、たまたま嵯峨野でタクシーの運転手さんに案内されていた方々で、竹林の道はタクシーで素通り、非公開文化財が公開されていた常寂光寺」の妙見堂の花天井124面も見ずじまい、祇王寺の境内の風情ある庭も外からちょっと眺めただけのようで、私には考えられんという感じでした。
投稿: きのこ | 2007.05.05 17:08
3月に、一人レンタルチャリで大はしゃぎし、駆けずり回ったのも楽しかったけど、夫婦でこんな州´ー`州 マッタリ・しっとりの旅もいいですね。
円山公園の枝垂桜は私も是非、見たかったです。
桜は本当に適切な時期を見定めるのが難しいですよね。
投稿: ゆきちゃん | 2007.05.05 22:45
>まったり・しっとり
どころか、「時間がなくなっちゃうから、なんでもないとこはサッサと歩きなさいよっ」と夫を叱咤しながら、さながら「体育会系古美術部」の強化合宿でした(爆)。
一人でまわると自分のペースで行かれるから、いい面がありますね。チャリも荷物がなければ快適そう♪今回は寺院の中を通るルートだったからチャリは不向きだったけど、いつかチャリで回ってみたいなー。
円山公園の桜は見てみたいですね。いい時期に合わせて行ければいいんだけれど、なかなか難しい。京都だったら日帰りOKだから、きっといつか♪秋の紅葉の時期にも、混みそうだけど行ってみたいと思いました!
投稿: きのこ | 2007.05.05 23:52
今頃になってのコメントですが、
>「高台寺 和久傳」は、中村外二
だったんですね~。そっか~。
そのほかにも、素敵な写真やお知らせ、有難うございます。
とっても楽しく拝見させていただいています!
投稿: susan | 2007.05.11 08:47
今は高台寺 和久傳になった「東籬(とうり)」は、父が戦後からお世話になっている普請道楽の親類が、中村外二さんに依頼して建てた数寄屋造りの建物です。
以前は旅館として建てられたので、靴を脱いで上がる玄関や、日本間の客室があり、子供心にも、凛とした空気が漂う贅沢な日本家屋だと思っていました。結婚後一時期だけ「東籬」を手伝っていた母に聞くと、材質もとても凝っていたものだったそうです。今はどうなっちゃったのかしら・・と言っていました。
ところで、二泊三日なのにいろんなところをまわりすぎて、一週間以上分まわった気がします。ブログに書いておかないと忘れそう。ブログって情報の整理ができて便利ですね。
せっかく書くので、見てくださる方も参考になればという気持ちで書いているので、お役に立てば嬉しいです(^^)。
投稿: きのこ | 2007.05.11 13:46
「胎内めぐり」、私も体験した事があります。あれ、案外コワいですよね。
きのこさんの慌てっぷり、わかります。
私が行った時は、夜間拝観の時で「月の庭」も見る事ができました。
投稿: 則(@@) | 2007.05.12 20:59
私の前に歩いて喋ってた小さい子供とかがいなければ、もーーっと怖かったかも。一人づつの肝試しだけは、したくない場所だよね。
カメラが「ガチャッ」と落下して、「スターッ」と床をすべる音がしただけに、暗闇の中、アセアセで床を手で探りまくりました。カメラだけに捨て置けないし。。あそこで落し物したら、悲劇だねー。
ロマンティックで素適そう♪>「月の庭」。
投稿: きのこ | 2007.05.13 02:19
いいですね~私もいってみたくなりましたよ!
あと絶景ポイントとか・・外国人が集まる場所ってありますか??好かったら教えてください!
今度行くので
投稿: アーサー王 | 2008.04.25 11:16
>絶景ポイント
本文にも写真を出した、清水寺の境内から上に上がったところとか。
あと、歌舞伎の石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな~」の台詞で有名な南禅寺の三門楼上(もし特別拝観していれば)とか・・。
>外国人が集まる場所
残念ながらよく知りません。
どちらかというと、人が集まってない穴場が私は好きです(^^ゞ
いいご旅行になりますように!
投稿: きのこ | 2008.04.26 11:35