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8日目1) ベルギー 「ゲント」 「聖バーフ大聖堂」 中世祭壇画の傑作 「神秘の子羊」 を見る ★追記:修復後の祭壇画をGoogle Arts & Cultureで公開中 (2017/05/09)

「ヨーロッパ・ドライブ旅行 7日目5)ベルギー・ゲントで夕食&夜の散歩」 の続き。 
8日目の 8/20(月)は、まず 「聖バーフ大聖堂」 @ベルギー、ゲントへ。

こちらは、 ファン・アイク (ファン・エイク)兄弟が描いた 祭壇画の傑作 「神秘の子羊」 があることでも有名で、 この絵は、 中世ヨーロッパにおける最も重要な絵画の一つとされています (フランドル、 北方ルネサンス、 ルネサンス美術の黎明期を代表する絵画との見方もある)。

★追記(2017/05/09)修復後の祭壇画を Google Arts & Culture で公開中: The real Van Eyck revealed - Google Arts & Culture https://www.google.com/culturalinstitute/beta/partner/lukas-art-in-flanders
 パソコン上で見ることをお勧めします!

★追記(2012/09/12) 現在、「ゲント祭壇画」は修復中ですが、Website 「Closer to Van Eyck」 http://closertovaneyck.kikirpa.be/ で、ヤン・ファン・エイクの絵画が高細密にズームインできるようになっています 拡大してみると、いろんな発見があって素晴らしい!!X線写真とも比較できるようになっているし、必見です 
(参考になったBS朝日の番組「世界の名画 ~美の迷宮への旅」 「油絵の故郷ブルージュをゆく  ヤン・ファン・エイク「ファン・デル・パールの聖母子」」: http://www.bs-asahi.co.jp/binomeikyu/back_010.html )

*「神秘の子羊 (仔羊)」 の祭壇画 (ヒューベルト&ヤン・ファン・アイク、 ファン・アイク兄弟)"The Adoration of the Mystic Lamb" by Hubert and Jan van Eyck.(1432) *画像クリックで拡大します。
001_mystic_lams_jan_and_hubert_van_
Web Gallery of Art
(The Ghent Altarpiece (1432) by Hubert and Jan van EYCK)
・・本物は、写真撮影禁止です。

「神秘の子羊」は、入口を入って左側の洗礼堂に、ガラスケースに収納されて展示。
とても色鮮やかで美しく、とても古い絵とは思えないほど。
かなり細密でリアルな描写は、息を飲むほどの素晴らしさ。 深く感動しました。

1934年、一番左下の 「正義の判事」(片側は、「洗礼者ヨハネ」) のパネルは 盗難にあったため、 現在見られるものは複製画。 それ以外にもこの祭壇画はパリやドイツに持ち去られるなど、幾多の試練を経たようです。

ここでは、日本語のオーディオガイドがあるはずなのですが、 すべて借りられちゃってたのか「無い」と言われてしまったので、 英語のオーディオガイドを借りました。 英語でも見どころがわかって良かったです。
*売店で買った日本語のガイドブックは、 たくさんの図版&詳しい解説付きで、さらに絵に対する興味を惹かれました。 写真左は、リーフレット。
004_the_book_og_adration_of_mystic_

ちなみに、入口から入って右側中央にあるのは複製画。
でも、こちらはなぜか大人気!? 日本人の団体さんを含め、 多くの団体さんたちがこちらで説明を受けていました。

*入口入って左側の中央部 (North Transept) に、「聖バーフの修道院入門」 (ペーテル・パウル・ルーベンス (ルーベンス))の絵も必見でしょう。
"Saint Bavo's entrance into the Monastery of Ghent" (1624) by Peter Paul Rubens

002_rubens

このルーベンスの絵の近くに、地下へと下る階段がありました。

最初は階段へのフェンスが閉まっていて、 入ろうとしたら教会の人に怒られちゃっいました(^_^;)。
でも、 そのフェンスの先には、 何人か 見学していた人たちが見えたので、 いつかは入れるだろうと思い、 虎視眈々と待っていました。
しばらくしたらフェンスが開いて、 中に入ることができました(^_^)v

こちらは、 地下クリプト」 Krypt (Crypt) で、 1150年頃の地下礼拝堂のほか、 法王の法衣や宝飾品などが展示されており、 待った甲斐がありました!!

そして、 この地下クリプトには、 ヨース・ファン・ワッセンホフ の 「キリスト磔刑」 の祭壇画もありました。

*「Justus van Gent」 とだけ書いてありました。 Justus van Gent = Joos van Wassenhove の別名。 とても鮮やかな色彩の祭壇画だと思いました。
*画像クリックで拡大します。
004_justus_van_cent_dsc08158

*「地下クリプト」"Platteground Van De Krypt(Crypt)" の説明図。
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*1150年頃の地下礼拝堂。 柱が崩れていた箇所もあり。
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*壁画もあって、 地下が開くのを、待った甲斐がありました。
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*「神秘の子羊」 の由来などが書かれていると思われる、 綺麗な絵入りの本。
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ところで、中央の内陣は工事中で見られず、 とても残念でした。
*一階奥では、ハープの演奏をしている方もいらっしゃいました。 聖堂の中に、ハープの調べが響き渡って素適でした。
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*見事な装飾が施されたオルガン。
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★「聖バーフ大聖堂
Saint-Bavo's Cathedral (Sint-Baafskathedraal) - Gent (Belgium).
City of Ghent - Monuments - St. Bavo's Cathedral
http://en.wikipedia.org/wiki/Saint_Bavo_Cathedral

001_dsc08167

その後、 昼食をとって、 レイエ川のボート巡りへ。
続きます。
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コメント

こんにちは。また、ご訪問させて頂きました♪
ベルギーをドライブされたとは素敵ですね。
私も昨年ベルギーに行きましたがゲントには
行ったことが無いので興味深く拝見しました。

ところでお出汁のきいるというスープは
『スープ・ド・ポワソン』ではありませんか?
フランス、ベルギーでは頂いた事がありますが
日本ではまだ、お目にかかったことがありません。
美味しいですよね~@^o^@

投稿: akiko | 2007.11.17 11:45

ゲントは、ブルージュにみたいに演出過剰じゃないところが良かったと思いました。
「神秘の子羊」の絵も、絶対日本には来ないだろうし、中世絵画がお好きだったらいいと思いますよ。

スープは、メニューに "Fresh soup of the day with bread" と書いてあるだけだったので、よくわかりません。
魚介類の出汁の味わいが深かったので、スープドポワソンでしょうかね。ものすごく美味しかったです)^o^(
たしかに、あそこまで美味しいのは日本ではなかなかお目にかかれないかも!?

投稿: きのこ | 2007.11.18 03:14

2012/09/12 追記:現在、修復中のヤン・ファン・アイクの「神秘の子羊」は、
「Closer to Van Eyck」 http://closertovaneyck.kikirpa.be/
のウェブサイト上で絵画が公開されています。

ズームインしてみると、なんと!ここまで描きこんでいたのか!!と驚愕させられる素晴らしさ。しかもX線写真と比較もできて、見るたび、いろんな発見があって凄すぎる。必見です☆

投稿: きのこ | 2012.09.13 02:23

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