着付け教室 9回目 手結びのお太鼓 名古屋帯
「着付け教室 8回目 留袖、袋帯の二重太鼓(改良枕)2」のつづき。
手結びのお太鼓結び (名古屋帯) の結び方です。
*紺地に小さな赤い十字の絣模様が入った紬の着物に、ピンク地に蘭の花の織の模様の名古屋帯で。(左は姿見に写った自分を撮影。左右逆になっています)
帯は織の模様が凝っている袋名古屋帯。 お太鼓の左右両端をかがらず、手先と垂れ先の部分だけかがっていて、二重太鼓のように見える仕立て方になっています。
枕を背中に付ける際、ちょっとした手の加減で帯山が曲がってしまうのが悩みの種。
帯枕を帯にあわせる際に、枕の裏の帯の部分のシワをきれいに引き伸ばし、きれいな帯山をキープしつつ両腕を上に上げていくのですが、左右の手の伸び方のちょっとした違い(人それぞれのクセ)があるので、何度も練習するしかないとのこと。
自分で姿見を見るだけでは判りにくいのですよね。
*帯がねじれないようにスッキリと結び、手先はクリップで留めておきます。
手先の先端は、中心よりも指一本分。 余りは結び目の近くに寄せて、きれいに始末。
結ぶところで、慣れないうちは汗だくで、クーラーをかけないと厳しかったりしました。
でも、馴れてしまえば、日本舞踊などで激しく踊ったりとかしても、崩れてくる心配はありません。
ちゃんと帯を結んでいる安心感があるため、胴の上の部分もゆったり結べ、たくさん食べても苦しくならないメリットがあると思いました(^_^)v。
*帯枕をかけます。帯の種類や年齢などにより、枕の種類を変えるといいようです。
写真の帯枕には、 ハクビのバイアス仕立ての枕用ガーゼ (大・小セットで900円) をかけています。結ぶところがスッキリしていてゴロゴロしないのがいいと思いました。
デパートでも、同じようなガーゼが販売されていました。
*帯枕には、あらかじめ帯揚げをかけて、ゴム紐などで固定したほうがラクちんです。
このゴム紐は自作で、パンツのゴムひもみたいな平ゴムをかがったもの。 この枕にかけたガーゼ紐は私の自作で、枕が動かないよう、しつけ糸で、枕のまわりと、そのちょっと先を固定しています。ガーゼやサラシは、デパートの着物売り場でも売っていました。
ふくら雀を作る際などにも かけ易くてキレイなカラーリボンのセットが、ハクビでも販売されていますが、1110円。 ふくら雀などをする予定は皆無ですので、ここは倹約。 ハクビの先生も、手持ちのものがあれば、販売を強要されることはありませんでした。
私は断じてハクビのまわしものではありませんが、 本には書かれていないコツをいろいろ教わることができましたし、 行き帰りはほとんど自分の着物を着て行って、 うまくいかない箇所をすぐに教えていただけたのは、 本当に良かったと思いました。
もっとも、 自分にとって必要なレッスンだけ受けられて、その分の料金だけお支払するシステムだったら、なおいいのになぁ・・とは思います。
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