「国宝 薬師寺展」@東京国立博物館
今日6/4(水)は、「国宝 薬師寺展」@上野の東京国立博物館へ。
2008/3/25~6/8(日)までと比較的長い会期だと思ってウカウカしていたら、いつの間にやら、あと数日で会期終了。 幸い天気も良くなったことだしと、あわてて見に行ったのでした。
★公式サイト http://yakushiji2008.jp/index.html
6月4日(水)~8日(日)の5日間は午後8時まで開館(入館は午後7時30分まで)。
この展覧会は、平安遷都1300年記念して、日本仏教彫刻の最高傑作の一つである、金堂の日光・月光菩薩立像(国宝)が寺外で初公開されるもの。
今日は今まででも最高の人出だったらしく、これまでの入場者数は70万人だそうです。
1時40分頃到着して、2時間強待ち。2時間といえば、バチカン博物館並みの行列だったのでした。。
それにしても、背の低~いオバサンの日傘がバシバシ何度も私の頭を直撃してたのには参りました・・。たいして暑くもなかったし、はっきいりいって迷惑でした。
たくさん待ったけれども、待った甲斐がありました。
某展覧会のときのように、立ち止まらないでなんて言われずに、じっくり見ることができましたし、想像したほどのひどい混雑ではありませんでした。この週末はわかりませんが・・・。
大きな月光菩薩、日光菩薩が並んでいるところを見たら、なぜだか涙ぐんでしまったくらい。
普段は光背があって見ることができない、しっかりとした背中も見る事ができました。
★国宝 月光菩薩立像、日光菩薩立像。 飛鳥時代(白鳳期)または奈良時代・7または8世紀。
本来は、薬師如来を挟んで左右に立つ立像です。角度によって表情が違って見えて、正面から見ると、やや厳しめに見えるお顔だけれど、 側面から見ると優しいお顔。
ちょっと腰を曲げた立ち姿が優雅で、こんなに立派で大きな菩薩像が、日本の古~い時代に作られたことに、改めて驚きました。
★国宝 吉祥天像。本物は小さくて、退色もすすみ、やや見づらかったけれども。奈良時代・8世紀のものだと思うと、とても有り難い気持ちになりました。 願いをかなえる赤い玉を持っていらっしゃいます。
音声ガイドの市原悦子さんの、素朴でちょっとホッと心が和むナレーションも良かったです。 ナレーションを聞くと、わざわざ解説を読まずにすむので、混んだ会場だとなおさら助かります。
最後まで見て、再度月光と日光菩薩だけ見て約2時間。 疲れたけれど、行ってみて本当に良かったです。
平成館の1階に出店していた和菓子の鶴屋吉信の本蕨の羊羹を食べて帰りました。 疲れてるときは、甘いもので元気回復(^^)。 さーてと、これから晩御飯を作らなくてはっ!
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コメント
月光菩薩立像、日光菩薩立像はいいですよねぇ。私も大好きです。
飛鳥時代のものたちって、なんとも力強くおおらかで、土の香りがするようで、心に訴えてくるものがあります。
今週末までなんですね。忘れてました…。
行ってきたいが…。うううう〜ん。
投稿: ポン | 2008.06.04 20:00
見に行きたいけど2時間待つ気力は無いですわぁ・・・
投稿: аκⅰо | 2008.06.04 20:40
>ポンさま
ほんと、あの時代の仏像っていいですよね。すごく間近でお背中まで拝見できるところが良かったですー。
わたしもうっかり忘れるとこだったですよ。
土日はかなり混みそうですね・・むむむ。
>аκⅰоさん
今日帰る頃(PM5:30頃)は、一時間待ちってアナウンスしてました!5時頃は館内はちょっと混雑ぎみだったけど、夜は狙い目かも!?
投稿: きのこ | 2008.06.05 00:05