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「クォーレ 心の学校」 エドモンド・デ・アミーチス著、神田道子訳

この 「クォーレ 心の学校」 は、 ヨガのレッスンでご一緒している方からお借りして、まだ読んでいる途中の本です。
しかしながら、ここに出てくる子供や大人たちの立派で真に尊敬に値する姿に、いたくいたく感動し、ご紹介せずにはいらせませんでした。
★この帯にあるように、 この本は、 まさに 「心の原点にかえる!」。思わず自らの心の有り様を、 降り返えらずにはいられない本でした。
080709

この本は、イタリアの作家 
エドモンド・デ・アミーチス
著。 イタリアの小学4年生が書いた日記の形式をとり、父親がそれに加筆する形で書かれた本。 イタリア統一から20年後、1881年の始業式から翌年の夏までのことが描かれています。

日本のアニメでも有名な、 あのマルコが出てくる 「母をたずねて三千里」の原作なども所収された、1886年に出版された、イタリア児童文学の名作です。

いじめ問題ひどい格差子供たちの心打たれるエピソード、 尊敬に値する先生、 毅然と対処する大人たちなど。

児童文学のジャンルとされていて、 まさに 「道徳」の授業にうってつけ。
そして、これを読んだら、さぞかし 「イタリアの愛国心」が養われるんだろうなぁ。

でも、大人になっても、 いや大人になって、子供の頃のむじゃきな頃をすっかり忘れた今になったからこそ、 私には、 とても心に響くものがありました。

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私は今、2回目のイタリア旅行の準備の 真っ最中。
イタリアのルネッサンス時代の芸術や建築、イタリア語、はたまたイタリアの食文化など、ついつい時間を忘れてしまうほど、本やウェブなど夢中の、今日この頃。
ちょうどこのタイミングで、この素晴らしい本にめぐり会うことができ、 さらにイタリアのことを、 もっと深く知るきっかけとなりました。

前回ローマに行って、 ヴェネチア広場にバーンと巨大に建てられていてオオッと思い、 その入口階段の所でジュースを飲んでいた外国人の女の子が、警備の警官にすごく怒られてたという (飲食禁止の場所なんだと思われる)、ヴィットーリオ・エマヌエレ2世の記念堂でしたが、そのイタリア初代国王のヴィットーリオ・エマヌエレ2世の大葬記念日、イタリアの戦争、イタリアのために命をささげた人々のことなども書かれており、大変勉強になりました。

あまりに感動したので、さっそく本を注文しました。
旅行後に、またゆっくり読もうと思います。

★文源庫webサイト クォーレ 心の学校」http://www.bungenko.jp/book/cuore.shtml
http://www.bk1.jp/product/02739880
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4903347052.html

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コメント

こんにちは!お元気そうですね(^o^)/
「クオレ・愛の学校」、実家にあり、子供の頃何度も読みました!懐かしいです。ほんとに礼儀正しい子供、尊敬できる大人。。子供の頃は本に出てくるような道徳観念を普通にもっていて、真剣に考えていたような気がします。。どのお話も素晴らしいですが、難破船のお話が子供心に強烈に心に響きました。。懐かしい本がでてきて嬉しかったです(*^o^*) そういえばこの本大好きで東京にまで持ってきていました☆(兄弟5人読んでボロボロですが。。)
イタリア旅行、楽しみですね!旅行を企画すると、いろんなことに興味が沸いてよいですね~♪

投稿: ゆきゆき | 2008.07.09 22:52

ゆきゆきさん、こんにちわ!お久しぶりです。

ゆきゆきさんは、子供の頃から何度も読んでいらしたんですね私も小学校くらいのころに、題名だけは見たことがあったような気がするのですが「クオーレ」ってなんのこっちゃ?と思って、読まずに今まできてしまいました。今思えば、とても勿体なかったなぁ。

>難破船のお話が子供心に強烈に心に響きました
私も読んでみました。一番最後のエピソードですね。
思わず映画のタイタニックを連想しちゃいましたが

私は、ガロッフィの雪玉のエピソードがかなり強烈でした。
雪玉を投げたガロッフィと、たまたまその雪玉が当たって大怪我をしたお爺さん、それを責め立てる大人たちと、勇気あるガロッフィ、そして校長先生。あぁ~、自分にはとてもできない行動かも。感動で胸が熱くなりました。

ゆきゆきさんは、どちらかご旅行など計画されていらっしゃるのでしょうか?
落ち着いたら、またランチなどご一緒してくださいねします~。

投稿: きのこ | 2008.07.10 19:10

雪玉のお話ってどんなのだったかなと、少し本をめくってみたら、、漢字に振り仮名を打っていました。。元々印字で振り仮名はたくさん振られているのでが、自分の字で「べんきょう」とか「2ど」とか。。かなり小さい時に読んでいたんだなとびっくりしました。雪玉のお話もガルローネや校長先生が素晴らしいですね~。他にもお父さんの筆耕を手伝うお話も好きだったような。「難破船」は、子供心に景色が浮かんできてすごく怖くて、自分にはこんなことが出来るだろうか、、、とず~っしんと感じたお話でした。。また読み返してみようかな♪ 子供の頃の本て、たくさんいいお話がありました。本が好きで好きでたまりませんでした。今はそこまで心に響く本に出会うのは難しいです。。。
また遊んでくださいね~♪

投稿: ゆきゆき | 2008.07.11 08:57

あの筆耕の話も、あの健気さに感動するよねー。
これほど「道徳」を実践する話として、心に響く本はないかも。

私も子供の頃から本が大好きでした。もっとも自分が子供の頃読んで、今でも心に残っている本といえば、なんといっても中川李枝子作の「いやいやえん」で、「クオーレ」とはまったく違う世界観だけど(笑)。

子供の頃の本って、「子供の精神形成に良いだろう」という大人の目の検閲を経ているから、必然的に「いいお話」が多いんだろうなぁ。
こういう子供向けの本を大人になってから読むと、自らを戒めるとともに、心が洗われる気分になれるのがいいのかもね。

投稿: きのこ | 2008.07.12 01:01

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