06 ヴァチカン美術館 #2 (7/21(月))
両親とのイタリア旅行、「05 ヴァチカン美術館 #1 (7/21(月))」の続きです。
★「ローマでの滞在ホテル、訪問先、レストラン」 のエントリー記事
さて、ヴァチカン美術館の中にある 「ピオ・クレメンティーノ美術館」(Museo Pio Clementino) には、古代彫刻の傑作が数多く展示されています。
★八角形の中庭にある 「ラオコーン」(Laocoonte)
なんと、紀元前一世紀 (!)に ロードス島出身のハゲサンドロスとその息子たちによって彫られた彫像です。
ウグ~ッ、お父ーちゃ~ん、もうだめぽ・・・、なんて叫びが聞えてきそう。
これは、ギリシャ人がささげた木馬に対して危険を察知したトロイの司祭とその息子二人が、ギリシャの守護神であるアテネによって送り込まれた大蛇によって襲われ、殺されたという物語を基にしたもの。
なんと迫力のある肉体表現!これが紀元前一世紀に彫られたものだとは・・(絶句)。
おそるべし、古代ギリシャ。 ミケランジェロもこれに感銘を受け、インスピレーションを受けたとか。
★「動物の間」 にあった 二匹のわんこ像
みょ~に人間っぽくて、へんな感じじゃないですか!? いつも悪いねぇ~、みたいな。
★ミューズの間。天井も、床もゴージャスそのもの。
★このミューズの間に展示されている 「ベルベデーレのトルソ」
なんと、紀元前一世紀のギリシャのオリジナル作品だそうです。一部しか残っていませんが、筋肉の重量感さえ感じさせる、迫力が伝わってくる作品だと思いました。
ますます恐るべし、古代ギリシャ。 ミケランジェロがこれにインスピレーションを受け、システィーナ礼拝堂の作品を描いたそうです。
★円形の間。 ローマ帝国の第5代皇帝ネロ (37年 - 68年 wiki ) の館にあったという、巨大な大理石の一枚岩を彫り出した大きな杯が、中央にどどーんありました。
皇帝ネロ、恐るべし。 まわりをぐるっと囲む古代彫刻、モザイクの床も素晴らしかったです。。
★ギリシャ十字の間の 色鮮やかなモザイクの床に、ただただ感動。(クリックでやや拡大します)
★左側には、非常に見事なレリーフの石棺。
古代ローマ帝国における初めてのキリスト教皇帝である 「コンスタンティヌス一世」(272-337、wiki)の母ヘレナの石棺だそうです。
★天井画で飾られた、ゴージャスな大燭台の間。
ここで、ものすごい人数の団体さんたちが大集結。 あまりの大混雑で、私と両親はバラバラに。。
★そこに展示されていた、たくさんの乳房を持った女神像。 左側の子供も無邪気でかわいい♪
★これも古いローマの彫像ですが、表現力の凄さに感動しました。
ローマ古代の彫刻が、いかにルネサンス時代の芸術家に影響を与えているかがわかりました。
そして、 さらに恐ろしいほど ゴージャスなギャラリーへ。
そして、 私の両親は いずこに消えてしまったのか・・・・・??
続きます。「07 ヴァチカン美術館 #3 (7/21(月))」
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