« 04 ローマ 夜の散歩に出る | トップページ | 05 ヴァチカン美術館 #1 (7/21(月)) »

クレジットカードの日本円での請求決済トラブルにあう(再々追記あり9/3)

03 ローマのホテル Regina Hotel Baglioni (Rome) (クレジットカードの日本円での請求決済トラブルにつき追記8/25)」のエントリーでも追記しましたが、 日本人の多くの方々も、 この手の被害にあっているのではないかと思い至り、 新たにこちらで記事を書くことにしました。

クレジットカードの日本円での請求決済トラブルにあったのは、ローマの ヴェネト通り沿いにある高級ホテル 「Regina Hotel Bagliloni」(レジーナ・バリオーニ)。こちらに3泊。

そして、帰国後の8月半ば、 Visa カードの請求明細書をチェックしたところ、 こちらのホテルの請求金額だけ日本円になっていました。
しかも、ホテル側が設定した不利なレートでの円での請求です。

去年のヨーロッパ旅行でもいろいろなホテルに泊まりましたし、 夫も、仕事柄、出張でいくつも海外のホテルに宿泊しています。
でも、クレジットカードの日本円での請求は、今まで まったく皆無でした。

同日 Visa の 円交換レートのうち、一番レートが悪いものでも 1euro = 172.18 JPY なのに対して、 ホテル側の設定したレートは 1euro = 174.932 JPY と、 ほぼ 175 JPY。

両レートでの請求額の差額は、今回合計、約 6,100円。
到底見過すことはできません。

今回利用したTクレジットカード(事務処理代行 CSゾン) に抗議するも、 加盟店側の取り決めにより本請求書が出されており、否認は不可。
とりあえず全額支払えとのこと。 海外企業との交渉が専門職ともいえる夫にも、交渉してもらいましたが、答えは同じ。

(追記:これは自らの過ちであり、自分で交渉して解決せよというコメントもありました。
しかしながら、 後で私がコメントで書いたように、今回の事例は、ホテル側が任意に定めるレートでの円での支払請求であり、通常ユーロで請求されるものとは異なり、消費者側が不利になる恐れが高いにもかかわらず、 ホテル側が、商行為における信義則上の告知義務を怠り、消費者側に損害を与えるような事例と解釈し、断じて許されるべきではない不当な請求なのではないかと認識しております。
しかも、今回は海外におけるクレジットカード取引という厄介な事例であり、弁護士をはじめとする専門職の人を代理人として交渉を依頼するのは、きわめて当然のことです。
ホテル側の単なる請求ミスで、請求書の出し直しにより、あっさり解決するならば、それに越したことはありません。)

クレジットカード会社に調査を依頼しましたが、 調査にかかる日数は 2~3ヶ月。
しかも、代金を照会するだけなので、訂正される補償はないとの回答でした。
---------------------------------------------
(追記(9/1):以下覚書。 8/28に海外調査の必要書類をクレジット会社宛に送付。その後、クレジット会社から、8/30付けでホテル宛に手紙を送付したとの連絡が 9/1午前中にあり。クレジット会社の素早い対応と、連絡をして下さったことに感謝しています。)
---------------------------------------------

ということは、 Booking.com で euro 建てでの支払金額を確認してサインをしたのに、ホテル側が自由に定めたレートで日本円で支払わなければならないってことでしょうか。

もちろん、 クレジットカードのサインの際に、 円建てでの支払が前提となっているとのホテル側からの説明は一切ありませんでした。(追記(9/1):後掲追記のように、ホテル側は、「ユーロと日本円との2つの支払い選択肢が表示されました」と回答しています)

まさか、ホテル側が提示する悪いレートで、円建てで支払わなければと思う人はいないはず。 事前に十分な説明義務があるはずです。 たとえ小さな字で英語やイタリア語で 「ホテルの定めたレートで、円建てで支払う」 と書いてあったとしても、 それを読む人がいるんでしょうか。

とりあえずホテルに抗議のメールを出しましたので、 その後の詳細は追って、 このブログでもご紹介致します。

これはひとえに、私個人に限った問題ではなく、多くの方々の利益になると思うからです。
そして、このようなクレジットカード決済トラブルは、 被害に対して諦め (あきらめ)がいいと思われているふしのある 日本人に限ったものなのか?

まさか自分がこんな被害に合うとは、 しかもこのような高級ホテルで・・・、全く思いもよりませんでした。
(追記: 前述のように、 ホテル側の単純な請求ミスで、請求書の出し直しにより、あっさり解決されるに越したことはありません。)
ヨーロッパに旅行される際には、円建てかユーロ建てかを、サインする際に確認し、後日また、請求書、明細書を確認されたほうがいいと思います。
予約を入れた Booking. com にも後日、抗議のコメントを 日本語と英語で書く予定です。

-----------------------------------------
(追記(9/1):ホテルに抗議のメールを出しましたが、その後、ホテルから何の連絡もないので、8/31、Booking.com の Customer Service に対して、ホテルに対する問い合わせをお願いしました。 すると、半日を経ずして、ホテルに対して以下の内容のメールを送り、私に対しても CCで同文を送付して下さいました。
We would like to inform you that we have received following email regarding 予約番号.
_______________________________________________
From: 私の名前
Booking: 予約番号
Date of Interest: 日にち
-----
The hotel charged me in local currencies with unfavorable exchage rate. I would like you to ask the hotel to cancel the original invoice and re-issue the invoice in Euro.
_______________________________________________

Please give the answer for this matter.

以上の内容のメールに続けて、私宛に、日本語で書かれた文章で、その後の流れを説明して下さいました。 Booking.Com の 迅速で、思いやりのある対応に、大変感謝致しました。 Booking.Com を利用して良かったと思います。)
---------------------------------------
(追記その2(9/1)):さっそくホテルから回答があり、Booking.Comからメールを受け取りました。 それによると、
「宿泊代金清算時、○○様のクレジットカードが国際カードだった為、ユーロと日本円との2つの支払い選択肢が表示されました。
その際に直接お客様にどちらでお支払いをご希望かをお伺いの上、日本円というお答を頂きましたので ご希望に沿い日本円で支払い手続きを行いました。
既にお伺いの上で日本円支払い手続きを完了しておりますので、再度請求書をユーロに変えて再発行は不可です。」
とのこと。

そのような表示はされておりませんし、日本円という答えを、私はしておりません。
あとは、言った言わないの水掛け論になることでしょう。

一体、誰がこんな不利なレート (1euro =ほぼ 175円)での支払を希望するでしょうか。
常識で考えても、ありえません。

まったく同じカードを、何度もイタリアで使用しましたが、 他に、このようなことは一切ありませんでした。
みなさまも、どうかお気をつけ下さい。

-------------------------------------------------
(追記その3(9/3)):9/2、Booking.comから、「お客様のお気持ちをもう一度ホテルに伝えますとともに、今後誠意ある対応をするよう厳しくホテル側に注意しておきます。」とのメールを受け取りました。

あとはご自分で解決してくださいと放り出されることなく、Booking.comが、ここまで誠意ある親身で丁寧な対応をして下さったことに、心から感謝しました。

Booking.comのサイトに、この週末、このホテルのレビューを 日本語と英語で書く予定です。
直接ホテルのサイトから予約するより、Booking.Comを通して予約したほうが、後のち、ホテルとトラブルが生じた際に、間に立って、迅速、誠実に対処して下さるのでいいと思いました。
-----------------------------------------

*参考になったサイト
http://travel.rakuten.co.jp/kaigai/support/card/
MSN相談箱 海外におけるクレジットカード決裁について

以下、ホテルに出した英文での抗議メールです。 私のつたない英語の文章ですが、夫に添削目を通してもらっています。(追記: 利益損得にかかわる重要な交渉ですので、英語での交渉に長けた人に目を通してもらうのは当然のことです。 結局、直し無しで、そのまま送付しております)。 参考になれば幸いです。

(件名)The error of invoice amount
Dear Mr. ○○ (Vice President of Regina Hotel Baglioni)

I stayed at your hotel (Regina Hotel Baglioni, Rome) from July 20 to 23rd
(2008).
(check in 20.07.08, check out 23.07.08)
And I made payment with the credit card (Visa).

I checked the bill of the credit card sent last week.
The invoice amount is in Japanese Yen.
I would like to pay in Euro.
Please process in Euro again.

Because, I made a reservation at your hotel in Booking.com.
I checked that The amount billed in euro is the same as the amount billed in euro shown by Booking.com.
And I signed.
I did not agree to pay in Japanese Yen.

There was no explanation of the payment in Japanese Yen from the staff at the time of payment.
I and my husband (夫の身分を明かした個人情報なのでここだけ略) have stayed a lot of hotels in Europe until now.
But, There has been noting that the invoice amount was in Japanese Yen.

I appreciate your return e-mail.

Sincerely,

|

« 04 ローマ 夜の散歩に出る | トップページ | 05 ヴァチカン美術館 #1 (7/21(月)) »

コメント

結局、自分のうかつさをクレジット会社のせいだの、ホテルのせいだの他人のせいにする最近の日本人の典型。
夫に頼むんじゃなくて、自分ですべて解決してみたら?

少しは自分が甘かったな・・とか思っるんでしょうか?
こういうひとは、『私が世の中のスタンダード』が基本だから無理か・・。

投稿: ??? | 2008.08.25 22:41

もしかして、クレジット会社の方ですか?(笑)

投稿: ???? | 2008.08.25 23:02

>????さん、
フォローどうもありがとうございます。
なんて、いぢわるなコメントなんでしょうね(笑)。うかつなあなたが悪いとか、自分が甘かったんじゃ、とか。
これは自分が甘かったから諦めるべきであり、クレジット会社の言うとおり、つべこべ言わずに払うべきだとおっしゃりたいのでしょうか?

後で、本文にも追記しましたが、私は、ホテル側が、商行為における信義則上の告知義務を怠り、不当に消費者側に損害を与える事例と解釈し、断じて許されるべきではない不当な請求なのではないかと認識しております。
しかも、今回は海外におけるクレジットカード取引という厄介な事例であり、弁護士をはじめとする専門職を代理人として交渉を依頼するのはきわめて当然のことです。
ホテル側の単純な請求ミスで、請求書の出し直しにより、あっさり解決するならば、それに越したことはありません。

検索サイト Yahoo  検索ワード 高島屋
リンク元 http://blog-search.yahoo.co.jp/search?fr=top_ga1&ei=UTF-8&p=%E9%AB%98%E5%B3%B6%E5%B1%8B
で、高島屋に関するブログを巡回されている方ですね。巡回ご苦労さまです。
アクセス解析により、詳細な身元がわかるようになっております。

投稿: きのこ | 2008.08.26 00:22

きのこさんのお怒りになるのは尤もと思います。 6月にロンドンの空港にて、ハロッヅで買い物をした際、「円建て」か「ポンド建て」かを尋ねてきました。 また、ロシア(サンクトペテルブルグ)では、「円建て」か「ドル建て」かを尋ねられました。
従来は、現地通貨建てで伝票が切られ、途中の代理店で時にドル建て(或いはユーロ建て?)になった上で、日本のクレジットカード会社からは円建ての請求に統一されていましたが、最近は異なるようです。
今回のような事例では、説明と確認が無かった事に、きのこさんがお怒りになり、かつホテル側に対し訂正を行うよう求められている事は、御苦労と思いますが、意義があるかと思います。 なお、クレジットカード会社からの規定も念のため読んでおかれた方が良いかも知れません。

投稿: まいける | 2008.08.27 16:43

まいけるさん、はじめまして。

>最近は異なるようです

まいけるさんの遭遇された、たった2件をもって、「最近は異なる」と一般化してしまっていいのかは疑問です。そのような事例もありうるということですね。

まさかとは思いますが、そのような情報が集まるクレジット会社の関係者の方ではありませんよね。

>クレジット会社からの規定も念のために読んでおかれたほうが良いかも知れません。

と結んでおられるので、ついつい邪推してしまいました。はなはだ失礼の段、どうかお許し下さいませ。

夫は仕事柄、最近でもヨーロッパにも出張に行っておりますが、そのような目に遭遇したことはありません。また、同僚の方がそのような目にあったことを聞いたこともないそうです。

ところで、私は海外法務のエキスパートである夫を代理人として、すでにクレジット会社の担当者の方から、今回の件に関連する規定の説明を受けております。

支払を否認できる事由に関する規定につき、クレジット会社の担当者の方に説明を求めましたところ、否認事由のうちの一つに「不当な請求」があるとのこと。

「不当」かどうかは、かなり広範な解釈が可能であり、解釈によっては、本件のような事例も入るとする余地は十分にあるでしょう。

ところが、「加盟店側が定めたレートだったら、たとえば通常のレートに比べて3倍、あるいは10倍のレートであっても「不当な請求」とは言えないのですか?」と説明を求めましたところ、絶句されてしまい、それ以上十分納得できる説明はいただけませんでした。

クレジット会社の担当者の方によれば、加盟店が独自に、いかようなレートを定めていたとしても(たとえ通常のレートの10倍であっても)、否認事由には該当せず、一旦、全額支払義務が生じるとのこと。
もちろん、その後の調査により「不当な請求」と判明し、加盟店からの訂正があれば、超過分は戻されるそうですが。

この件を通じて、いかに消費者が弱い立場に立たされているかを身をもって知ることができ、意義深いものがありました。

投稿: きのこ | 2008.08.28 01:35

きのこさん、こんにちは。
何だか難しい問題に遭われてしまいましたね
自分だったら…と考えると、知らないことが多すぎるので
きのこさんのように納得するまで立ち向かうことはできないと思います。
この問題の円満解決をお祈りしています。ではまた~。

投稿: 椎茸 | 2008.08.28 19:02

椎茸さん

心暖まるコメント、とてもとても嬉しいです

私はたまたま身近に、一緒に立ち向かってくれる夫がいてラッキーでしたが、他にも海外法務に精通している弁護士の知り合いが何人かいるので、もし仮に、夫がそばにいなければ、その人たちにアドバイスを求めたと思います。

何か難しい問題が起こったら、何も一人で悩む必要はないですし、自分ですべて解決する必要はさらさらないのです。
このへんは、サラ金で一人悩んでないで、さっさと弁護士に相談して解決するのに似てるかも。
つべこべ言わずにさっさと払えとしか思っていないクレジット会社にとっては、はなはだ都合が悪いと思いますが(笑)。

投稿: きのこ | 2008.08.29 01:59

はじめまして
シェルといいます。
大変な目にあわれましたね。
先日イタリアに行ったおり、とあるブランド店で円かユーロか選べといわれたことがあります。
円だと利率が変わって得になるかもしれませんよみたいな感じで強く進められたんですが、自分で計算するとあまりに利率が悪くてびっくりしたことがあります。
きっと自由にレートが決めれるから、好き放題してるんでしょうね。
まあ、そんなことをしてたのはそこだけで他の店では何も聞かず普通にユーロででしたね。
もし、なんにも確認せずに店側が好きに通貨を選べるなら、安心してクレジットが使えませんよね。
今回の件で進展があればぜひ続報お願いします。

投稿: シェル | 2008.08.30 02:23

>シェルさん、はじめまして。

せっかくそのブランド店を信頼してお買い物をしたのに、これでは気分が台無しですね。
事前に聞くだけいいと思いきや、強く勧めた円のレートのようがあまりに悪いとは。。
私だったら、このブランド店では、もうお買い物をしたくなくなってしまいます。

これは日本人だけに起こっている問題なんでしょうかね。
たとえば、アメリカ人旅行者に対して、ドルかユーロかを選ばせて、ドルでの支払を強く勧めるけれど、実はレートが悪いみたいな。
どうも、日本人がなめられているような気がしてなりません。

問題があるのはほんの少数の店ですが、海外でのクレジットカード取引における日本人の消費者保護のための法律、各国間の取り決めが必要なのではないかと思いました。

投稿: きのこ | 2008.08.30 13:44

はじめまして。ロンドンから帰国したばかりのメディリです。やはり私も5つ星ホテルや、コートで有名なブランド店そして空港の免税店で、支払いを円とポンドのどちらにするかと聞かれ、面くらいました。紳士の顔をして、相手に不利な方を選択させようと詐欺まがいの事をするとは、ロンドンは生き馬の目を抜く処だと思って帰国したところです。このような事があちこちで起きていたのですね。きのこさん、大変ですがとても価値ある事をなさっていると思います。私はクレジットカードにこんなに危険な一面がある事をまだ知らない多くの人に知らせて上げたいと思います。

投稿: メディり | 2008.09.12 04:05

>メディリさん、はじめまして

ホスピタリティのしっかりしていそうな5つ星ホテルや有名ブランド店までが、海外クレジットカードの支払の際、日本人消費者の損失をまねきかねないことをしているとは驚きました。

個人旅行なので、トラブルにあわないよう事前にガイドブックやいろんなサイトや掲示板で勉強させていただきましたが、クレジットカードの支払トラブルに言及したものは残念ながら見つけられませんでした。

もしかしたら、自分の運が悪かった、勉強になったと思って、あきらめてしまっている人が、もっとたくさんいらっしゃるかもしれません。

4travelさんのサイトやBooking.comのレビューなどにも体験談を書きましたが、海外旅行の注意点として、もっと認識されるべき問題でしょうね。

投稿: きのこ | 2008.09.12 08:29

はじめまして。私は、9月22日にスペインから戻り、現地でのカード決裁について少し知りたくてネットサーフィンしているうち、このサイトにめぐり合い、昨年パリに行った時、ヴィトンの本店で同じように円建でカードを決裁するか聞かれた事を思い出しました。内容を読ませて頂いて怖くなり、当時のカードの請求内容を今、確認したところです。
 当日は同僚に頼まれたバッグと自分用のバッグを購入し、違うカードで支払いましたが、円のレートを店員さんが表示してくれ、そんなに悪くも無いと思った為、円で決裁してもらいました。(購入を頼まれた人には、そのほうがすぐに円でお金を返してもらえますので・・・)ユーロのレートはどう動くか解りませんので賭けのつもりで私も円建てで決裁しましたが、結局、同日パリ三越で買い物をした物のカードの決裁レートより0.81ユーロ安く決裁されていました。
 私としては、損をしなくて良かった思っておりますが、もしおっしゃるようなことがヨーロッパの大手ブランド店やホテルで行われているのでしたら、本当にけしからない事だと思います。ヴィトンの本店は日本人が多く日本にも出店しているので、不正はなかったと信用して良いのでしょうか?
 またこのような事がありましたら、情報を提供していただけたら、幸いです。どうも有難うございました。
 最後に手数を省みず、勇気ある行動をとられた貴女に、心から敬意を表します!!

投稿: ヨーロッパ好き! | 2008.09.24 18:56

>ヨーロッパ好きさま、はじめまして。いろいろ参考になるコメントをいただき、どうもありがとうございます。
ヴィトン本店では損をせずにすんで良かったですね。
>ヴィトンの本店は日本人が多く日本にも出店している
もしかしたら、このような事情をふまえたうえで、消費者側が損をしないような請求になったのかしら。良心的なお店だったら、また利用したくなるのが人情ですものね。

私といえば、7月31日、本文で挙げたのとは別のクレジットカード(ただし、VISAであることは同じ)で支払いのサインをした、ヴェネツィアのホテル・ダニエリ(Hotel Danieli, 5つ星ホテル)でも、支払の際、円建てで支払うことになるとの説明、あるいは円かユーロか選択せよとの提示が一切無かったのにもかかわらず、またまたクレジットカードの請求書で、ホテルが設定した換算レートで計算された、円建ての請求が届いておりました。

先月、このホテルの分の請求が請求書に記載されていなかったので、カード会社に問い合わせをしたところ、8/18にデータがあがってきたので、翌月扱いとして請求させていただくとのこと。
そこで今月、請求書の明細を待っていたところ、ここでもホテルの定めた換算レートでの円建てでの請求になっていて、またか・・・と気分が滅入ってしまいました。

ホテル・ダニエリの定めた換算レートは、1euro=173.5円。まったく同じクレジットカードの一日違いの換算レートが 1euro=171.64円と170.30円なのに比べると、消費者側に悪いレートで決済されていました。

まさか、ヴェネツィアでも有名な五つ星ホテルまでがこんなことをするとは、がっかりです。
ローマの Regina Hotel Baglioni で euro=174.932円で決済されてしまったのに比べれば、まだましだとは思いますが。でも、ホテルレビューを書き終わった後を見計らってか(?)、今頃になってこんな請求がくるとは全く油断がならないと思いました。

クレジットカードの支払時にサインする請求書には、どちらの請求書にも、最後に一番大きな文字と数字でユーロ建ての金額表示がありましたが、これにだまされてはいけないのだと思いました。

今回のイタリア旅行で、円建てでのクレジットカード請求で損をさせられたのは、本文と上記にあげたホテルの支払の二件のみ。
でも、請求書は同じフォームで作られていると思いますので、ここを利用した別の日本人観光客の方々も、もしかしたら同じような目にあっているのではないかと推察します。

投稿: きのこ | 2008.09.25 02:38

この記事へのコメントは終了しました。

« 04 ローマ 夜の散歩に出る | トップページ | 05 ヴァチカン美術館 #1 (7/21(月)) »