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中村吉右衛門 「大老」@国立劇場、海外ドラマ 「Brothers & Sisters」

10/4(土)の昼は、中村吉右衛門さんが、「桜田門外の変」で暗殺された大老・井伊直弼を演じる 「大老」を観に、夫と国立劇場の大劇場へ。この日が初日。
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彦根藩の前藩主と側室の間に生まれた14男(!)。つましく 「埋木舎」で側女お静と暮らしていた井伊直弼。それが一転、大老へ。 井伊直弼や、正妻にはなれず、側室となったお静の心のうちが、丁寧に描かれていたのが印象的。

★このパンフレット表紙は、彦根藩所蔵の江戸時代18世紀に作られた金梨地 蕪が図案化された蒔絵螺鈿の鞍(くら)。 おそろしくゴージャスすぎ。 本来実用品だったはずなのに、およそ実用品らしくないという(笑)。これを使ってお馬 に乗ってみたいです。
中には井伊直弼直筆の書状や井伊直弼作の陶磁器などの写真資料も掲載してあり、見応えがありました。
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もっとも、途中休憩が50分(30+10+10分)入るとはいえ、11:30開演、ほぼ16:00までの、3時間半は長すぎかと。
吉右衛門さんなど役者さんたちは上手だったけれども、華やかな場面は少なく、お話は終始深刻。 結末だけは知っているので、かなり眠たかったりして・・。
ハリス役の由次郎さんの話し方が、お笑いネタみたいだったので、そこで眼を覚ましたり(汗)。

作・演出をされた北條秀司の13回忌を追善し、その代表作ということでしたが、テンポのいい人気海外ドラマや映画に慣れているので、演劇も、少しテンポを良くしたほうがよいのかも・・と思ったりする。

今人気のNHKの大河ドラマ 「篤姫」も、かなりテンポがいいですね。しかも、ちゃんと篤姫に共感できちゃったりして。ああいうのを勝手に期待です。

公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|10月歌舞伎公演「大老(たいろう)」

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ちなみに、最近私がぞっこんハマっているのは、 アリー・マイラブに主演していたキャリスタ・フロックハートなど実力派の俳優さんが出ている 「ブラザーズ & シスターズ
AXN - 海外ドラマチャンネル|ブラザーズ&シスターズ

とーーーってもテンポが良く、 笑えるドタバタも多し。
だけれど、 イラクに出兵する弟、 夫婦の危機、 恋愛、 家族を思いやる皆んな気持ちが、 毎回とても丁寧に描かれているのが、 非常に素晴らしいのです。 毎回毎回、最後はジーンとしています。

お母さん役のサリー・フィールドは、07年エミー賞ドラマ・シリーズ部門主演女優賞受賞。 飾らない心情をリアルに演じている、かなりの実力派の女優さん。 彼女の演技だけでも、 見る価値ありかも。

近いうちに始まる 「シーズン2」が、 ものすごく楽しみ。 ケーブルTVのAXNチャンネルなので、見られる人が限られちゃってゴメンナサイ。
シーズン1は、DVDでレンタル&販売されているみたいですね

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こういうシリーズものになっちゃうような人気海外ドラマを見ちゃうと、 日本の普通のドラマは、 あまり見る気になれません。 テレビ自体、あまり見てないけど。

夜はテレビより、 夫も私も本を読んでる時間のほうが長かったりします。
私は、塩野七生の 「ローマ人の物語」(新潮文庫)。 今はハンニバル戦記の途中。 象を何頭も連れて山脈越えをしたハンニバル、 すごすぎる。。
夫は、松本清張の 「昭和史発掘」 (文春文庫)にそれぞれハマリ中です

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