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加山又造展 @国立新美術館

2/12(木)は、「加山又造展」を見に、私の母と、六本木の国立新美術館へ。
(2009年1月21日(水)~3月2日(月))
展覧会公式サイト http://www.kayamaten.jp/
Kayama Matazo Retrospective 1927-2004
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今回は、加山又造の大回顧展。 今までほとんど出品されなかった 「夜桜」 「龍図」 もあり、大変見応えのある展覧会でした。

ことに、印象に残った作品を挙げると、たとえば 「千羽鶴」 (2/16まで展示) や、 「春秋波濤」、のように、琳派的でありながらも、単なる模倣に終わらず、自分独自のものとして、よりダイナミックで華麗な美しさへと、見事に昇華させているところ。

蝶が群れ飛ぶ 「彌生屏風」の、夢のような美しさ。 そして、 幽玄さを感じる、篝火が焚かれた「夜桜」。

様々なニュアンスの金色の色彩が使われている 「奥入瀬」 や、 富士山を描いた 「不二」 は、 色彩にオリジナリティを感じることができ、 とても好きな作品です。

裸婦も、立ってポーズをとる裸婦からはじまり、 「はなびら」 のように、 浮遊する裸婦まで、彼独自の裸婦の表現として、大変面白かった。

水墨画も、たらしこみ技法や、エアブラシ、染色手法を使うなど、古来の水墨画を越えた、独自のモノクロの美という感じを受けました。

ことに、岸壁に砕け散る波濤と、静かに佇む大きな月が描かれた 「月光波濤」、 峻厳な冬山が描かれた 「倣北宋水墨山水雪景」 は、オリジナリティと力強さを感じる凄い絵だと思いました。

音声ガイドでは、加山又造の作品に関する思いなども解説されていて、借りてよかったと思いました。

やっぱり加山又造、 おそろしく凄い。 感動しきりの展覧会でした。

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そういえば、おととし、京都嵐山の天龍寺の法堂で見た加山又造の 「雲龍図」 も、 迫力があって、 大変良かったことを思い出しました。
★以前書いたエントリー記事: 「京都旅行 その7 二日目前半(嵐山、天龍寺、竹林の道)」

加山又造デザインのBMW (Matazo Kayama BMW 535i (E34)) も、 いつか見てみたいものです。
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加山又造展を見たら、日本画を習ってみたくなりました。
この日は、午前中から午後にかけて加山又造展の後、 夜は Coldplay のライブへと、あまりに充実しすぎて、さすがに翌日午前中はダウンしておりました・・。

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