浮世絵 ベルギーロイヤルコレクション展@日本橋高島屋
今日は、私の母と日本橋高島屋で開催されている 「浮世絵 ベルギーロイヤルコレクション展」(Ukiyo-e Royal Collections from Belgium) (2009年4月29日(水・祝)~5月11日(月)) へ。
世界屈指、群を抜く素晴らしい保存状態の、ベルギー王立美術歴史博物館 (Royal Museums of Art and History)とベルギー王立図書館 (Royal Library of Belgium)の浮世絵コレクション (Collection of Japanese prints)。
本展覧会は、両者あわせて8,000点以上の中から、260点余りの作品を3会場に分けて展観する展覧会。
☆カタログの作品解説も、 かなり詳しく書かれている箇所が数多くあり、 とても楽しめるカタログでした。 カタログを眺めているだけでも、 かなり幸せ
4/28の読売新聞夕刊の広告によれば、昨年2008年9月に行われた太田記念美術館で展示された作品の 2/3を入れ替えた、全150点余りを展示。
これほどの浮世絵の名品が集まった浮世絵コレクションは、滅多に見られないと思いました。
鈴木春信の描く、繊細で優美な女性やお小姓たちの姿、 その着物や帯の色彩やデザイン、 四季折々の風俗には最も目を奪われました。
着物好きの方、必見のコレクションかも
喜多川歌麿の 「青楼十二時」の、遊女の一日の生活を、子の刻(午後12時頃)、丑の刻(午後2時頃)と、時間を追って描いたシリーズ12点も、非常に見応えがありました。
東洲斎写楽の役者絵の数々も、とても個性的で面白い。 現存唯一、保存状態も良い作品も展示されていました。
そのほか、葛飾北斎、 歌川広重、 歌川国芳ら、 数々の絵師の作品。
その一枚一枚が、とても見応えがあり、全部見終わるだけでも2時間以上。
かなり疲れたけれども、 いたく感動した展覧会でした
19世紀後半の 「ジャポニズム」(Japonisme)、 その蒐集魂にも感心しきりです。
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コメント
>喜多川歌麿の 「青楼十二時」の、遊女の一日の生活を、子の刻(午後12時頃)、丑の刻(午後2時頃)と、時間を追って描いたシリーズ12点
ひゃ~、12点がまとめて見られるのですか、それはスゴイです、素敵です。
自称歌麿ファンとしては見逃せないかも。
教えていただいて良かったぁ。ありがとう!!
さすがきのこさん、外しませんね!
良い休日をお過ごし下さいね
投稿: あのじ | 2009.05.02 07:36
あのじさんも、いい休日を!これからちょっと行ってきます^^
投稿: きのこ | 2009.05.02 09:22
これ、行ってみたかったんです・・・・
素敵な催しにたくさんいかれて、羨ましいです・・・。
また着物でお出かけしましょう。
浅草橋で書道のお店を覗いて・・・筆とか写経の道具とかいろいろ売ってまして・・・きのこさんを思い出しました・・・・。
投稿: あさ | 2009.05.02 10:12
あささんもぜひ。思い立ったらパパッと外出したいほうなので、どうしても着物を着る機会が少なくなりがちなんですが、着物でお出かけもしたいといつも思っています。
あささん、浅草橋に行かれたんですね。浅草橋は、ウィークデーと違って、土日祝日はほとんどのお店がお休みなので、閑散としていたのではないでしょうか?
小売りしているお店は少ないですが、いいお買い物ができるといいですよね
投稿: きのこ | 2009.05.03 21:59