皇室の名宝 -日本美の華- 1期@東京国立博物館平成館 (2009/10/6-11/3)
10/30(金)は、東京国立博物館(Tokyo National Museum) 平成館で開催されていた 「皇室の名宝 -日本美の華- 1期」(2009/10/6-11/3)へ。
★展覧会公式サイト 御即位20年記念特別展「皇室の名宝―日本美の華―」http://www.bihana.jp/
★宮内庁 御即位20年記念特別展「皇室の名宝―日本美の華―」
1期は、近世から近代にかけての絵画や美術品の名品、「永徳、若冲から大観、松園まで」。
豊臣秀吉が天下統一を果たした際、大広間で諸侯との対面の場を飾ったともいわれる 「唐獅子図屏風(右隻)」 (狩野永徳筆 安土桃山時代・16世紀、三の丸尚蔵館蔵)の、あまりの迫力に圧倒。
今展覧会の目玉である、伊藤若冲の 「動植綵絵」 全三十幅 (江戸時代・18世紀、三の丸尚蔵館蔵) の完成度の高さに感嘆。
あまりの混雑で、うっかり見落としそうになった 「萬国絵図屏風」(安土桃山時代 - 江戸時代 17世紀初期、三の丸尚蔵館蔵)。
屏風に描かれた世界地図。 アメリカ大陸が絵の端に置かれているので、「AMERICA」 の文字のうち、 右端にAM、左端にERICAの文字が、分かたれて記入され、地球の円形を示唆。
今と地形が変わらないヴェニスのほか、ローマ、パリなどの28都市の景観図。
日本人の男女 (女性はウェーブがかかったロングヘアー!)が含まれている、諸外国の男女たち42図。騎馬に乗っている王侯たち。
明治天皇の御座所に置かれていたとの解説があったけれど、 この屏風を見ては、いろいろな想像を馳せていた昔の人々のことを、想像するのも、また楽しい。
完成までに20年以上費やしたという上村松園の「雪月花」(昭和12年(1937)、三の丸尚蔵館蔵)は、優美な名品。 こんなに美しい作品があったことに感動する。
絵のほか、「菊蒔絵螺鈿棚」(川之邊一朝ほか作 明治時代、三の丸尚蔵館蔵)など、装飾を凝らした作品など、見所満載の展覧会でした。
その後、本館に特別展示されていた国宝など、さらっと見てまわって、あっという間に7時すぎ。
その後、夫の誕生日で、人形町今半。 贅沢な一日となりました。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント