英一蝶 一蝶リターンズ@板橋区立美術館 (2009/9/15-10/12)
以下、美術関係の備忘録がつづきます。
10/9(金)は、板橋区立美術館 (Itabashi Art Museum) で開催されていた、「一蝶リターンズ 元禄風流子 英一蝶の画業」 展 (2009/9/15-10/12)を見に、板橋区立美術館へ。
英一蝶 (1652 - 1724 wiki)は、江戸元禄の頃、47歳で三宅島に流罪となり、その後、大赦により58歳でご赦免。
そのご赦免300年記念、そして、板橋区立美術館30周年記念と銘打たれた展覧会。
その絵は、流罪中も 「島一蝶」 として人気が高く、この 「布晒舞図」 (遠山記念館 重要文化財)も、「島一蝶」ではないかと言われているもの。
江戸吉原の幇間としても活躍した一蝶の風俗画は、お勝手の、いわば舞台裏のようなところまで描かれ、人物描写も活き活きとして、とても楽しい。
描かれた、さまざまな庶民の声や、まわりの音まで、自然と想像できてしまうところは、一蝶の絵ならではだろう。
実際、江戸の人々が着用していたと思われるけれども、 さまざまな着物や帯の柄や色にも、センスの良さが表れていたり、あとでカタログを見かえすだけでも、自分の中で新たな発見があり、興味は尽きない。
実際の絵は、とても細かく描かれており、絵から展示ガラスまでの距離があった本展覧会では、オペラグラスがないと、ちと辛し。うっかりオペラグラスを持っていくのを忘れてしまった私は、美術館で無料で貸し出されていたオペラグラスがあって、助かりました。
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