« 9、奈良 法隆寺(世界遺産)へ その1 五重塔・金堂 | トップページ | インドからタブラが届く »

10、奈良 法隆寺(世界遺産)へ その2 聖霊院・綱封蔵

9、奈良 法隆寺(世界遺産)へ その1 五重塔・金堂」のつづき。「法隆寺」http://www.horyuji.or.jp/の 国宝「聖霊院」(鎌倉時代)へ。
010_100109_to_11_233
011_100109_to_11_232
ここには、聖徳太子の没後500年後に作られたという秘仏、国宝 「聖徳太子坐像」(平安末期)が安置されています。

2009年3月に放映、11月に再放送されたNHKのハイビジョン特集「法隆寺」の後編 「守り継がれた奇跡の伽藍」では、この聖徳太子像をエックス線で撮影したところ、その体内、口元から胸元にかけて「救世観音像」が発見され、聖徳太子は観音菩薩の生まれ変わりとして、太子そのものが信仰されてきたことが解説されていました。

なお、この聖徳太子像は、3月22日から24日に行われる 「お会式」(おえしき)の間だけ公開。

.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

前掲NHKの番組では、「お会式」 において特別に供えられる、手づくりの供物が詳しく紹介されていました。
供物の中では、「柿揚げ」がとても独特で、最も印象に残りました。 番組では、米の粉を水で溶き、醤油を加え、油で揚げて、中に干し柿を入れて、柿揚げを作る様子が放映されていて、そのお供えの仕方もまた独特。

.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

ちなみに、神様に供える食事 「神饌」については、家庭画報2月号に 「神饌 日本の「食の原点」を見つめて 第一回 古社の祭りに供える神様の食事」(文/南里空海)に、「神饌」の由来、その変遷、「神饌」の意味、種類、作り方などが、多数のインタビューや写真を交えつつ、詳しく解説されていて、とても興味を惹かれました。

こういった、仏様や神様に特別にお供えする食事は一体誰が考えたのか。 長年伝え継がれてきた食文化には、非常に興味をそそられます。

.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

次に、「聖霊院」の奥、僧侶が生活をしていた住居である、国宝 「東室」、妻室。 その右側にある「綱封蔵」へ。
012_100109_to_11_234

015_100109_to_11_237

前掲NHKの番組によると、高床式の「綱封蔵」は、盗難防止のため、左右の蔵を開けるときだけ、普段は木組みだけの床に、板を掛け渡したのだそう。 知らなければ、漫然と通り過ぎてしまっていたことでしょう。
016_100109_to_11_239

.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

前掲NHKの番組によれば、以前この中には、国宝 「四騎獅子狩文錦」。2m50cmほど、当時の絹の錦としては現存する最古の錦で、唐で織られたといわれているものが保管されていたとか。

番組では、染織史家 吉岡幸雄氏が中心となって、正倉院に収められている布を参考にしながら色を想定、同じ素材、技法を用いて見事にこれを再現していました。その色鮮やかで光沢のある絹の錦に、思わず驚嘆の声をあげたほど、とても素晴らしいものでした。

つづきます。

|

« 9、奈良 法隆寺(世界遺産)へ その1 五重塔・金堂 | トップページ | インドからタブラが届く »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 9、奈良 法隆寺(世界遺産)へ その1 五重塔・金堂 | トップページ | インドからタブラが届く »