6、奈良 薬師寺 (世界遺産)へ その1
「5、奈良 唐招提寺 (世界遺産)に行く」のつづき。
「薬師寺」。 これまた世界遺産へ。http://www.nara-yakushiji.com/
薬師寺は、ハイビジョン特集「薬師寺~白鳳伽藍の一年~」で、薬師寺白鳳伽藍の復興に尽力された高田好胤管主、薬師寺金堂・西塔の再建を手がけた宮大工棟梁の西岡常一氏(wiki)のことを知り、今回是非とも行きたかった場所でした。
駐車場を出て薬師寺のほうに向かうと、「休ヶ岡八幡宮」(重要文化財)に詣でて身を清めてから、「薬師寺」に行くよう示されてます。八幡さまと薬師寺とのコラボ企画!?
「薬師寺」の南門。 右奥、大きな覆いに大いなる不安を感じながら、伽藍の中へ。
★朱の色が鮮やかな 「中門」を抜けると
★昭和51年(1976年)に復元された、堂々たる 「金堂」。
金堂には、以前 「国宝 薬師寺展」(東京国立博物館 2008/3/25~6/8)で見た、薬師寺金堂の日光菩薩立像、月光菩薩立像(いずれも国宝 飛鳥時代(白鳳期)または奈良時代・7または8世紀)。
展覧会では、至近距離から、光背をとった背中まで見られて、貴重な文化財を見たという感じでしたが、私個人的には、信仰の対象として、本来いらっしゃるべき場所で拝観するほうが、やっぱりシックリくるなと思いました。
展覧会でも見ましたが、毎年1月1日~15日の期間に祀られている、麻布に描かれた、日本最古の彩色画 「吉祥天女画像」(国宝 奈良時代)も本来の位置で拝見することができました。
展覧会では拝観できなかった薬師如来に、ようやくめぐり会えたという思いもあり、嬉しい気持ちになりました。
★以前書いたエントリー記事:「国宝 薬師寺展」@東京国立博物館
★左には、昭和56年(1981年)に復興した 「西塔」。
★そして右側。 まさか、国宝 「東塔」が工事中とは・・・。
薬師寺といえば、国宝 「東塔」(白鳳時代)。
以前、フェノロサが、この塔を指して「凍れる音楽」と表した言われていたが、これは誤り(wiki)。ちょうど解体修理中で、あの均衡の素晴らしい塔の姿が見られず残念でした。
なお、公式サイトによれば、解体修理が行われる予定期間は、平成21年から約10年間(平成31年度完成予定)。
平成22年4月頃~平成22年秋頃は、工事の覆いが外されて通常に東塔外観を参拝できるとのこと。次回の旅に期待です!
長くなりそうなので、つづきます。「7、奈良 薬師寺 (世界遺産)へ その2」
余談ですが、薬師寺の駐車場の場所は表示が不十分で、大通りからぐるっと大回りしまいました。 私たちだけでなく、他の車も迷われていましたし、世界遺産なのだから、外国人にもわかるような、わかりやすい表示板があればいいのにと思いました。
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