副王の館 Palau del Lloctinent (Palau del Virrey), Viceroy's Palace, Barcelona) 「アラゴン王の史料館」、映画 「副王家の一族」
「バルセロナ市歴史博物館 (Museu d'Historia de la Ciutat de Barcelona) #3 古代から中世へ アガタ礼拝堂」のつづき。
王の広場 (Plaça del Rei) の入口から見て左側にある 「副王の館」(Palau del Lloctinent (Palau del Virrey), Viceroy's Palace) の中庭(Patio)へ。
Patio del Palacio del Lloctinent バルコニーに囲まれ 緑に彩られた 美しい中庭。
こちらは、1318年から1993年まで 「アラゴン王の史料館」(Archivo de la Corona de Aragón, Archive of the Crown of Aragon)だった場所。
http://en.www.mcu.es/archivos/MC/ACA/index.html
1993年、別の場所に、近代的なビルに「アラゴン王の史料館」がオープンしています。
Coffered Ceiling 16世紀半ばに作られた格子状の重厚な天井
階段の途中には、サグラダファミリア教会の受難のファサードの彫刻を担当したジョセップ・マリア・スビラックス(Josep Maria Subirachs) によるブロンズの扉 Saint Georges Door 。 バルコニーの手前の扉は天井のデザインに合った木の扉。
Saint Georges Door (1975年)。スビラックス (Josep Maria Subirachs) の個性が出ているモニュメント的な扉。
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ところで、「副王」といえば、先日、スペイン・イタリア共同制作の映画「副王家の一族 I vicerè」(2007年 監督 ロベルト・ファエンツァ)をスカパーで見たところ。 スペイン・ブルボン王朝の副王の末裔が主人公の映画です。
もっとも舞台は、スペインではなく、イタリア・シチリア東部、Catania なんですが。
時代は、19世紀半ばのガリバルディによるイタリア統一、ブルボン王国崩壊というイタリア激動のとき。 ちょうどガウディが生きた時代と同時代。
封建的で理不尽な権力を振るう父と対立する嫡男。 政略結婚と遺産争い。華麗な邸宅とコスチューム。
「副王」といえば、私にとってはこの映画。
そして、主人公を演じた アレッサンドロ・プレツィオージ (Alessandro Preziosi) は、イタリア女性から、「イタリア一美しい男」 と呼ばれちゃったりもする、美貌のイタリア男性。 私も目が釘付けになりました(笑)。
http://www.alcine-terran.com/ichizoku/
ちょっと脱線しましたが、海外旅行は、旅行後、じっくり本を読んでみたりとか、映画あるいはテレビの特集番組を見てみたり、旅行後も楽しめるところがいいところ。
公式サイトの英文の文章を読んだり、旅行中に撮影した英文の説明文を見ながらアップしているので、ちょっと時間がかかっていますが、あともう少しでバルセロナから、マドリードです。
つづきます。「フレデリック・マレー美術館 (Museu Frederic Marès) の中庭のカフェ CAFFÈ D'ESTIU, Barcelona」
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