2011年12月の4件の記事
プエルタ・デル・ソル広場 Puerta del Sol, Madrid
「マヨール広場からデスカルサス・レアレス修道院へ to Monasterio de las Descalzas Reales, Chocolateria San Ginés」のつづき。
デスカルサス・レアレス修道院を出ると雨が降ってきたので、すぐ近くのデパート El Corté Ingles (エル・コルテ・イングレス)の中へ。 ガイドブックにはデパートと書いてあるけど、決して日本橋三越や高島屋的なるものではなく、改装前のダイエー、ジャスコといったところ。 でも、手軽にお土産を買うには便利な場所でした。
傘を売ってる場所を探してウロウロするうち、雨が上がってしまったのでラッキー☆
ローマ教皇 Benedicto XVI (ベネディクト16世) が World Youth Day (世界カトリック青年大会) マドリード大会 (2011/8/16~21, JMJ 2011)にあわせてマドリードを訪問しているので、教皇さまの関連書籍が並んでいました。
World Youth Day は、1984年、教皇ヨハネ・パウロ二世が、青年たちにローマへと集うように呼びかけたことに始まり、1985年から開催されているそうです。http://www.madrid11.com/
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プエルタ・デル・ソル(Puerta del Sol)に到着。プエルタ・デル・ソル=太陽の門の意味。
Puerta del Sol, Madrid の Presidencia de la Comunidad de Madrid マドリード自治政府庁。 建物の上には新年を告げる鐘を鳴らす時計台があり、大晦日には大勢の人々がこの広場に詰めかけるそうです。この正面玄関前に、0km地点表示あり。日本橋の橋の中央にある日本国道路元標みたいなもんでしょうね。
プエルタ・デル・ソルは、ゴヤの「1808年5月3日の銃殺」(Goya, El 3 de mayo de 1808 en Madrid)の絵で有名な、フランス・ナポレオン軍の占領に対するマドリード市民蜂起の舞台となった場所。 5月2日の蜂起の同日午後から未明にかけ、捕えられた市民はプリンシペ・ピオの丘、マドリードの外周門など各所で銃殺。
なお、銃殺の舞台となった場所は、プラド美術館の公式ガイドブックによれば、プリンシペ・ピオの丘ではなく、現在の王宮の南側、 calle de Segovia の前にあったマドリードの外周門プエルタ・デ・ラ・ベガ(Puerta de la Vega)付近(門自体は17世紀半ばに完全に取り壊された http://www.madripedia.es/wiki/Puerta_de_la_Vega)とされています。ゴヤの「マドリッド、1808年5月3日」については、中野京子著「怖い絵3」132頁も参考になりました。
プエルタ・デル・ソル広場中央にある 「カルロス3世の騎馬像」Statue of Charles III
スペイン・ブルボン王朝のカルロス3世(1716-1788 Wiki)は、マドリードの都市整備に尽力したほか、プラド美術館の建設に着工(ただし、当時は自然史博物館にする目的)、ゴヤを宮廷画家に任じた王。(「名画で読み解くブルボン王朝12の物語」中野京子著163頁参照)
マドリードの紋章のシンボルになっている熊の銅像 「熊とマドロニョ(=ヤマモモ)の像」 Statue of the bear climbing a madroño tree
外国からの観光客の人たちと、記念写真の撮りっこ
この先の通りはこんなかんじ。そして熊拡大図。
雨が降ったので29度と、割と快適な気温でした。
写真右側、マリブランカの像の建っている、王宮に向かって伸びる アレナル通り (C. del Arenal)を歩くことに。
マリブランカの像 Estatua de la Mariblanca en Puerta del Sol, Madrid
王宮、王立劇場のほうへ。つづきます。「プエルタ・デル・ソル広場からアレナル通りへ Puerta del Sol to Calle del Arenal, Madrid」
マヨール広場からデスカルサス・レアレス修道院へ to Monasterio de las Descalzas Reales, Chocolateria San Ginés
「マヨール広場の外へ Out of the Plaza Mayor」のつづき。
マヨール広場に戻り、先ほどの、車がマヨール広場の下を通り抜けられる道から、さらに向いの路地を歩いていくと、1894年創業の細長い揚げ菓子チューロスとホットチョコレートの専門店「チョコラテリア・サン・ヒネス」(Chocolatería San Ginés)。観光客や巡礼の若者たちが外のテラス席で楽しそう。
でも、ホテルで豪華な朝食をたくさん食べてしまっていたので、残念ながらここはパス。 またいつか~と思ったけれど、Google 検索してみたら、なんと本場スペインのチュロス 「Chocolateria San Gines」 日本初上陸!、しかも海外発ってことで、ららぽーと新三郷店が出来ていたのにびっくり! まずは、埼玉県三郷市か(笑)。http://www.tokyo-restaurants.co.jp/san-gines/index.html
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チョコレートといえば、スペイン王室御用達のチョコレート・ショップ、「カカオ・サンパカ」http://www.cacaosampaka.jp/だって、表参道や丸の内ブリックスクエアetc. に行けば、わざわざスペインまで行かなくても、おんなじものが楽しめちゃうんですよね
ちなみに、表参道のカカオ・サンパカのカフェ、私は大好きです 旅行期間中は本場スペインのショップが 長期夏季休暇中だったので、かわりにこっちに行っていました。もうここでいいやって感じです(笑)。
CACAO SAMPAKA Chocolate Shop and Cafe, Tokyo Minami-Aoyama http://www.cacaosampaka.jp/shop/shop12_aoyama.html
ところで、チョコレートの起源は南米で、元々は飲み物。 これをヨーロッパに広めたのは植民地支配を広げていたスペイン。 そして、ヴェルサイユ宮殿を築き、太陽王といわれたフランスのルイ14世に輿入れした、スペイン・ハプスブルク家、フェリペ4世の娘のマリア・テレサ(1638-1683)が、フランスに甘いココアを持ち込んだとか。((マリア・テレサについては、「名画で読み解くブルボン王朝12の物語」中野京子著を参照。)
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チョコラテリア・サン・ヒネスの手前で道が二股にわかれており、一方はこんなかんじ。この雰囲気も素敵だけれど、
Joy Teatro Eslava のある細い路地を通って、アレナル通り(C. del Arenal) へ
アレナル通り(C. del Arenal)沿いの建物。バルコニーのある壁の装飾が美しい
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路地を左に曲がったすぐ先には、マドリード最古の教会 「サンヒネス教会」Iglesia de San Ginés
「スペイン語、英語、日本語」で表示板が立っていて、フランス、ドイツ語を差し置いて、日本語があるのに、ちょっと感激
ここには巡礼者の人たちがたくさん訪れていて、World Youth Day でベトナムから来たという若者と記念写真の撮りあいっこをしてました。
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ギター、楽器店。スペインでギターといえば、フラメンコのギター演奏や、「アルハンブラ宮殿の思い出」のギターの音色がすぐに思い浮かびます。 ここで、本場のスペインギターが販売されているんですね。
スペイン・ギターについては、こちらの「スペインギターの歴史」で詳しく解説されていました。
サン・マルティン広場へと抜ける、この道を上がっていくと、
「デスカルサス・レアレス修道院」(Monasterio de las Descalzas Reales) http://www.patrimonionacional.es/Home/Monasterios-y-Conventos/Monasterio-de-las-Descalzas-Reales.aspx に到着
でも、こちらはガイドツアーでないと見学できず、一時間ごと時間が決められており、かなり間があいている。
公式サイトのインフォメーションの Horario にスペイン語で書いてありますが、月曜休みで、火曜から土曜は、午前の部は、10:00から14:00まで。たとえば、午前の部の最終は、午後1時からスタートのツアーなので要注意!午後の部は、16:00から18:30まで。日曜・祭日は10:00から15:00まで。
一度に入れる人数が限られているので、早めに行って、チケットだけでも買っておくのが得策でしょう。
そこで、ひとまず 「プエルタ・デル・ソル」 (Puerta del sol) の広場へ行くことに。
マヨール広場の外へ Out of the Plaza Mayor
「サン・ミゲル市場、マヨール広場 Mercado de San Miguel, Plaza Mayor de Madrid」のつづき。
マヨール広場の中央から、スペイン王家の紋章のある Casa de la Panaderia を見て右側にあるアーチをくぐってみることに。
広場の地下を通過できる車道の出入り口があり、左右には趣味の切手やコインの店やバルなど。豪華な外壁のあるバルコニーがあったり、趣あるランプあり。
反対側から見ると、こんなかんじ。広場を囲むアーケードの建物の下にアーチが作られています。
趣味の切手とコイン
の店。 Sellos Philex というドイツの切手のカタログや、コインのカタログ各種、そして美しい切手の数々がディスプレーさていました。木のドアと鉄の飾りのついた店の外観も、趣味がいいなぁ
「テレビでスペイン語」4月号のテキストによると、日曜日や祭日には、ここマヨール広場で切手やコインコレクターたちのコレクションの交換や売買が行われているそうです。 だから、こんな店があるんですね。
店先にディスプレーされた切手とコイン。 コレクターには、きっと垂涎の的なんでしょうね~。http://worldstampcatalogues.com/published.html
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また広場に戻って、右隣のアーチから外に出てみると、サーベルや帽子、騎士の像などがディスプレーされた土産物店あり。ほかにもいろいろ土産物があり、入ってみたら面白かった
さらに歩くと、こんなかんじ。テラス席のある煉瓦色の建物に目を惹かれました。車が入ってこないし、お店を見ながら散策するのにもいい雰囲気。
ゴールドの紋章の飾りのついた佳麗なバルコニー この一階、アイスクリーム売り場のあるカフェへ。
しばし休憩。 さて、どこを目指して歩こうか。 「地球の歩き方」のガイドブック
を見ながら検討です。
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そこで、スペイン・ハプスブルク家、カルロス1世(カール5世)の娘にして、フェリペ2世の妹が創設し、「数多くの美術品が寄贈された豪奢な修道院」との説明に思わずグッときた、
「デスカルサス・レアレス修道院」(Monasterio de las Descalzas Reales) http://www.patrimonionacional.es/Home/Monasterios-y-Conventos/Monasterio-de-las-Descalzas-Reales.aspx に行くことに決定
フェリペ2世(1527-1598 wiki)といえば、孫のカルロス4世とともにプラド美術館のコレクションの礎を築いたといわれる審美眼の持ち主。 あの「快楽の園」で有名なヒエロニムス・ボス(Hieronymus Bosch, c1450-1516 wiki)の作品の数々は、彼が蒐集したものなのだ。
「日の沈まぬ国」と呼ばれたスペイン黄金時代の王女様の創設した修道院
あぁ、もうなんとしても見学してみたい・・・
ということで、つづきます。「マヨール広場からデスカルサス・レアレス修道院へ to Monasterio de las Descalzas Reales, Chocolateria San Gines」
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