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トレド 4 サント・トメ教会へ Igresia de Santo Tomé, Toledo

トレド 3 カテドラル Cathedral, Toledo」のつづき。

カテドラルを後にして、サント・トメ教会へ。元来た路地に戻ります。路地の入口に扉があり、知らないと見過ごしてしまいそう。
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教会のある石畳の道を抜け、商店の並ぶ通りに出ると、
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トレド名物、マサパン(Mazapan)を売っているお店があったり、
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伝統工芸の刀剣を売っている店もあり。
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ちょうど教会の裏手の道へ。たくさんの大きな石の見える壁には、キリスト像。
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この角を左に曲がると、サント・トメ教会の入口に至る、この路地を左に曲がると、
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サント・トメ教会 Igresia de Santo Tomé, Toledo
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この教会は、エル・グレコ (1541 - 1614 wiki) の名作、「オルガス伯爵の埋葬」があることで有名です。
http://www.santotome.org/
http://www.toledo-turismo.com/turismo/contenido/conociendo-la-ciudad/donde-mirar/monumentos/iglesias/santo-tome.aspx

「オルガス伯爵の埋葬」は、サント・トメ教会の注文により作成され、サント・トメ教会の修復に尽力したオルガス伯爵が昇天しようとする場面。
絵の下半分は集団肖像画を兼ね、オルガス伯爵の足下を抱える Saint Stephenの頭上のすぐ上には、エルグレコ自身の自画像。そして、Saint Stephenの左下はエル・グレコの息子 Jorge Manuel Teothocopli が描かれています。

そして、絵の上方右側には、なぜか国王 フェリペ2世 (wiki)の姿も

絵は、公式サイト The Burial of the Lord of Orgas
公式サイトの The Painthing > Caracters represented で、人物を確認できるようになっています。

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エル・グレコ 「オルガス伯の埋葬」(1586年頃) については、中野京子 名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366) の第五章に、当時のフェリペ2世の生涯とともに詳しく書いてあり、とても興味をひかれます。

ティツィアーノや、プラド美術館にある三連祭壇画 「快楽の園」 (wiki)で有名なヒエロニムス・ボスの絵画を蒐集したフェリペ2世の好みに、エル・グレコの画風は合わなかったのでしょうか。

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サント・トメ教会を出て、左に向かう坂を下り、右に曲がると、「エル・グレコ美術館(エル・グレコの家)」 Museo de El Greco です。
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