シュテーデル美術館 Städel Museum, Frankfurt am Main
「セールで買い物、ホテルで休憩」のつづき。
あまりの暑さに疲れてしまい、ホテルからタクシーに乗り、マイン川沿いにある 「シュテーデル美術館」へ。
中世から現代美術まで、3,000点以上の絵画、600点もの彫刻、10万点以上に及ぶスケッチ・印刷、500点もの写真を所蔵。世界に名立たる珠玉のコレクションを擁するといわれる美術館 Wiki
今回、フランクフルトでは、最も行ってみたかった場所でした。
シュテーデル美術館 Städel Museum http://www.staedelmuseum.de/sm/
フランクフルトの銀行家ヨハン・フリードリヒ・シュテーデル (Johann Friedrich Städel) の遺言により設立。 建物の正面上には、STAEDELSCHES KUNSTINSTITUTSTIFTUNG。入口左右に STIFTUNG(設立) 1815, NEUBAU(改築) 1877 と書いてありますが、1878年に完成オープンしました。
第二次大戦では、こんな姿に。。幸い、絵画は疎開させていたそうですが。
http://www.altfrankfurt.com/spezial/krieg/Stadtteil/Sachsenhausen/Staedel/Staedelsches_Kunstinstitut_1945.htm
.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°
左上から、ヤン・ファン・エイク (Jan van Eyke, 1390-1441) の 「ルッカの聖母」 (Lucca Madonna)。ヤン・ファン・エイクは、ベルギーのゲント 「聖バーフ大聖堂」の祭壇画 の超絶細密画を見て以来の大ファン。この作品も素晴らしかった
.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°
そして、 ルーカス・クラナッハ (Lucas Cranach, 1472-1553) の 「ヴィーナス」(Vinus)。 クラナッハのヴィーナスは、ローマのボルゲーゼ美術館で見た 「ヴィーナスと蜂の巣を持つアモール」も良かったけど、この小さな作品のヴィーナスから発せられる蠱惑的な姿態、冷たい眼差し。そして、あの透明な布!! 怖ろしく好きです・・・。
.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°
そして、 ラファエル (Rafael Sanzio, 1483-1520) の「教皇ユリウス2世の肖像」(Portrait of Pope Julius II )
この肖像は、チェーザレ・ボルジアの父、教皇アレクサンデル6世と対立していたローヴェレ、のちの教皇ユリウス2世のもの。 彼は、サン・ピエトロ大聖堂の新築を決定、ミケランジェロにシスティーナ礼拝堂の天井画の製作を依頼、ラファエルを抜擢し、ルネサンス美術に多大な貢献をしたのでした。wiki
この周辺のヨーロッパのルネサンスの時代モノ。 塩野七生著 「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」ばかりではなく、最近の海外ドラマ 「ボルジア 欲望の系譜 "Borgia Faith and Fear"http://www.imagica-bs.com/borgia/等々にもハマっていただけに、私、かなり興味津々なのです
.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°
そして、ルネサンスといえば ボッティチェリ (Botticelli, 1445-1510) !! この美しい女性の横顔よ
.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°
巨匠レンブラントの大作 「サムソンとデリラ」(1636) !!!
フェルメールの 「地理学者」 の等々もあり、大充実のコレクション すいてる美術館で、心ゆくまでゆっくり見ることができて、本当に良かったです
.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°
ミュージアムショップで、コンパクトな図版(日本語版なし。英語版あり)、カード類を購入。
疲れすぎていて今回はパスしましたが、現代アートコレクションを展示している地下スペース、そして、ライブラリーが2012年2月に新たにオープンしていました。
一階にはカフェ・レストラン
もあり。
★Städel Museum http://www.staedelmuseum.de/sm/
Tue, Fr–Su 10.00 am – 6.00 pm
Wed, Thu 10.00 am – 9.00 pm
Monday closed 2012年7月27日には、入場料 12 euro でした。
つづきます。「シュテーデル美術館からアップルワインのWagnerへ Städel Museum to Apfelwein Wagner, Frankfurt」
| 固定リンク
« セールで買い物、ホテルで休憩 | トップページ | シュテーデル美術館からアップルワインのWagnerへ Städel Museum to Apfelwein Wagner, Frankfurt »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント