「エーベルバッハ修道院」を見学する Kloster Eberbach 02映画 「薔薇の名前」
「「エーベルバッハ修道院」を見学する Kloster Eberbach 01」の続き。
僧侶用の食堂 Mönchsrefektorium
オリジナルの建物は、1186年以前に建てられましたが、取り壊されて、1720年から1724年にかけて、現在の新しい食堂に建て替えられました。 パステルの天井の装飾が優雅な雰囲気 この木製の美しいルネッサンス様式のキャビネットは、17世紀の初めのもの。
現在では、ヘッセン州の公的なレセプションに使われるほか、プライベートにレンタル、あるいは公的なフェスティバルに使用されています。
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ワインセラー。 1240年から1250年にかけて建てられ、かつては修道士のコミュニティルーム、兼仕事場。 15世紀から、特別なワインセラーとして使われるようになりました。
年代物のワイン樽がずらり。 こちらは、中世からの歴史あるワインセラーなのです
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さて、一旦回廊に出て、上の階にある博物館へ。http://kloster-eberbach.de/kloster/historie/abteimuseum.html
博物館には、細かく決められていたシトー会修道僧の時間割や、僧侶の服、彫像等々が展示されていました。
中でも、昔の細密な絵のある印刷の本が素晴らしいと思いました。
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僧侶用の寝室 こちらは映画「薔薇の名前」の中で、多数の作業机が並ぶ写字室として撮影された部屋。
映画ではこんな感じ。http://kloster-eberbach.de/kloster/drehort-kloster.html
この僧侶用の寝室は、1250年から14世紀の半ばにかけて建造。かつては、たくさんの僧侶用のベッドが並んでいました。 この初期ゴシック様式の空間は、1930/31年に再建。 74mもの広さを有するこの部屋は、ヨーロッパの初期中世のホールの中でも、最も印象的なものとされています。
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ところで、「薔薇の名前」(Il Nome della Rosa、The Name of the Rose)は、ウンベルト・エーコ Umberto Eco が1980年に発表した小説。
1327年11月、北イタリアの僻地にある山上の修道院、その中世の僧院で起こった連続殺人事件。その七日間の物語。
それが映画化されたのが、「薔薇の名前」(1986年、フランス、イタリア、西ドイツの合作)。ジャン=ジャック・アノー監督、ショーン・コネリー主演。日本では1987年に公開。
フランシスコ会修道士、元異端審問官、バスカヴィルのウィリアム(ショーン・コネリー)とその弟子、メルクのアドソ(クリスチャン・スレーター)が北イタリアの僻地の僧院を訪れる。
この中世の修道院として、この映画の撮影のために改装された「エーバーバッハ修道院」(Monastery Eberbach)を実際に見ることができて本当に良かったです!
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