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ハイデルベルク城を見学する 03中庭と宮殿 Schlosshof und Paläste

ハイデルベルク城を見学する 02エリーザベト門からシュトュックガルテン Stückgarten」のつづき。
城門塔 (時計塔)をくぐって中庭(Schlosshof)へ。
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入ってすぐ左側の建物は、「ループレヒトの館」(Ruprechtsbau)
ハイデルベルク城の中で、最も古い建物。 プファルツ選帝侯ループレヒト3世(Ruprecht III. 在位:1398-1410年)によって、15世紀の初めに建造。

プファルツ選帝侯ループレヒト3世(Ruprecht III. 在位:1398-1410年)は、ループレヒト1世 Ruprecht I の名でドイツ王、神聖ローマ皇帝となり、その在位は 1400-1410年。正式には、1403年にローマ教皇から皇帝として承認。 ブリタニカ国際大百科事典では「ルプレヒト1世」 として表記されている。名前が二つあるので、なんとも紛らわしい。

ちなみに、ドイツでは最古の 「ハイデルベルク大学」、Ruprecht-Karls-Universität Heidelberg を設立(1386年)したのは、プファルツ選帝侯ループレヒト1世(ライン宮中伯としての在位は、1353-1390年。 プファルツ選帝侯としての在位は、金印勅書が発布された 1356 - 1390年)。 前述のループレヒト3世は、彼の甥の息子。

ループレヒト王の紋章のレリーフ Wappenrelief für König Ruprecht.
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扉の上の二人の天使の像は、建設中、足場から落ちて命を落とした棟梁の双子の子供をモデルに作られたもの。後期ゴシック様式。
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城門塔 (時計塔)を中庭側から見る
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ループレヒトの館の右隣にある図書館と貴婦人の館
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フリードリヒ館(Friedrichsbau)
以前の中世の建物の基礎の上に、選帝侯フリードリヒ4世 Friedrich IV. が、1601年から1607年にかけて作らせた宮殿。 ルネッサンス様式の華麗な装飾を有するファサードが特徴。 彫刻は、ヴィッテルズバッハ家の家系図

プファルツ承継戦争のあった1693年には壊滅的な損傷を受け、1764年の火災によって焼けるも、1900年に再建。
一階には、後期ゴシック様式の礼拝堂があり、結婚式を挙げることができ、随時行われるツアーで見ることができる。 ツアーは、公式サイトや窓口でチェックのこと http://www.schloss-heidelberg.de/schloss-garten/gebaeude/friedrichsbau/
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写真右が、選帝侯フリードリヒ4世 Friedrich IV.の像。 彫刻の家系図の最後にあたる、右下にある。
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フリードリヒ館(Friedrichsbau)、ガラスの広間棟(Gläserner Saalbau)、そして、オットーハインリヒ館(Ottoheinrichsbau)
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ガラスの広間棟(Gläserner Saalbau)は、かつて、ベネチアンガラスで装飾されていた二階のホールから名付けられたもの。 早期ルネッサンス様式のアーケードが印象的な建物。1764年落雷により焼失。後に再建。
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ガラスの広間棟の左側にある日時計のある塔。
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ハイデルベルク城の日時計(Sonnenuhr im Schloß Heidelberg)
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オットーハインリヒ館(Ottoheinrichsbau)
プファルツ選帝侯オットー・ハインリヒ(Ottheinrich, 1502-1559)にちなんで名付けられた、ルネサンス様式のファサードを有する建物
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この建物の一階には、「ドイツ薬事博物館」(Deutsches Apotheken-Museum http://www.deutsches-apotheken-museum.de/japanese/index-jp.php があり、最初に買ったチケットで見学できた

オッットーハインリヒ館の右側は、オーディオガイドの図の説明によると、馬用の階段と騎士の厨。
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現在は、郷土料理とドイツワイン&ビアレストラン
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井戸棟(Brunnenbau)
この中庭に入った際に、ちょこっと雨宿りしたところ。 その後、すぐ雨がやんで良かった。
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これで、ぐるりと中庭の建物を見たところで、先ほどの、オットーハインリヒ館の一階にあるドイツ薬事博物館を見学。
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