「ウィーン、夜のケルントナー通りを散策 聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)教会」のつづき。
オーストリア ・ ウィーン旅行3日目(2013/8/12(月))は、まず 「シェーンブルン宮殿 (Schloss Schönbrunn)」 へ。
★ウィーン個人旅行の全体ついては、「ウィーン・プラハ個人旅行 02 ウィーン編まとめ Journey to Vienna (Wien)」をどうぞ。
公共レンタサイクル・システム 「シティバイク・ウィーン (Citybike Wien)」 http://www.citybikewien.at/ の自転車を借りて、Kärntnerring から Karlsplatz まで。
地下鉄 U4 で Karlsplatz から Schönbrunn まで。 ホテルから約20分で到着
「シェーンブルン宮殿 (Schloss Schönbrunn)」http://www.schoenbrunn.at/

チケットは、事前に Webで シシィチケット (Sisi Ticket) を購入しました。
豪華な漆の間、百万の間等、後半見所満載なので、全40室、全て見学すべきだと思います。
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※Schönbrunn駅前にあった、シェーンブルン宮殿の行き方の地図に加工

★シェーンブルン宮殿 (Schloss Schönbrunn シュロス・シェーンブルン) http://www.schoenbrunn.at/
★シェーンブルン宮殿のチケット&施設案内&ガイドツアー案内(日本語)
http://www.schoenbrunn.at/international.html ダウンロード可能
★シシィチケット Sisi Ticket 大人 (Erwachsene エアヴァクセネ) EUR 25,50(2014/01現在)
シェーンブルン宮殿 (Schloss Schönbrunn) のグランド・ツアー (Grand Tour) &オーディオガイド (全40室、約50分)のほか、旧王宮 (Hofburg Wien / 皇帝の部屋 (Kaiserappartements), シシィ・ミュージアム (Sisi Museum), 宮廷銀器コレクション Silberkammer)、 宮廷家具コレクション (Möbel Museum Wien) を見学できる。
購入日から1年以内有効(各1回の見学)。並ばずに入場できるのが最大のメリット。
公式サイト http://www.schoenbrunn.at/en.html の画面から、オンラインで購入可
★Schönbrunner Panoramabahn シェーンブルナー・パノラマバーン(パノラマ電車)http://www.zoovienna.at/tiergarten-und-besucher/panoramabahn/ 一日券(Tagesticket ターゲス・ティケット, One-day pass) 大人 7 euro
★追記 2014/04/21): 2014/04/30から、シェーンブルン宮殿に宿泊できるようになりました♪ 詳しくは、公式ウェブサイト。 Reservations: Schloß Schönbrunn Suite, Austria Trend Hotels, thesuite.at, Tel. 588 00-800,
office@austria-trend.at, bookings are now being taken, available from 30 April 2014
http://www.schoenbrunn.at/uploads/media/Pressetext_Sch%C3%B6nbrunn_Suite_Pressef%C3%BChrung_final_englisch_ONLINE_14032014.pdf
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地下鉄U4 シェーンブルン駅から入口までの道。 午後は、観光バスでいっぱい。
宮殿入り口のちょうど向かいに Citybike Wien のステーションがありましたが、万が一、自転車の空きボックスがなかったら大変かも・・・。

バロック様式の宮殿。 現在の「シェーンブルン・イエロー」のファサードの外観は、最後の神聖ローマ皇帝 (在位1792-1806) であり、最初のオーストリア皇帝フランツ1世 (Franz I., 在位1804-1835) となった、フランツ2世 (Franz II., 1768-1835) の治世の 1817-1819年頃。

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★「シェーンブルン宮殿の歴史」 http://www.schoenbrunn.at/wissenswertes/der-schlosspark/geschichte.html
シェーンブルン宮殿の歴史は、その昔、修道院があった土地を、1569年にマクシミリアン2世(Maximilian II., 1527- 1576) が購入。
ハプスブルク家の中でもとりわけ精力的な美術品の収集家だったルドルフ2世 (Rudolf II)」(1552-1612, 神聖ローマ皇帝在位 1576-1612) の弟、マティアス (Matthias, 1557-1619, 神聖ローマ皇帝在位 1612-1619)) が、狩猟の際に 「美しい 泉」 を発見したのが、その名の由来。
その後、フェルディナンド2世(1578-1637)の寡婦となったエレオノーラ(Eleonore von Gonzaga イタリア、マントヴァのゴンザーガ家出身)が離宮を建設。
ところが、あのベラスケスの絵で有名なスペインのマルガリータと結婚したレオポルト1世(Leopold I., 1640-1705, 神聖ローマ皇帝在位:1658-1705) の治世の頃、1683年のオスマン帝国 (オスマン・トルコ) による「第二次ウィーン包囲」により、離宮が破壊されてしまう。
★映画 「神聖ローマ、運命の日 - オスマン帝国の進撃」 ("11 Settembre 1683", 2014/04/19公開予定)。 第二次ウィーン包囲、神聖ローマ帝国vsオスマン帝国、レオポルド1世、オイゲン公の映像化が楽しみすぎる!
http://www.alcine-terran.com/roma/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=7UjaGy3vTrg&feature=youtu.be

キリスト教勢力 VS イスラム教勢力で、オスマン帝国の大群30万に対し、ウィーンの兵力はわずか1万5000。
もし、オスマン帝国が勝利していたら、歴史が大きく違っていたかも。。
その後、レオポルト1世によって、1696年から新たに宮殿の建築が進められるも、スペイン継承戦争などで中断。
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その後、マリア・テレジア (Maria Theresia,1717-1780) の所有となり、宮殿と改修、拡張。 宮殿・庭園は、1770年頃にはその主なものが完成。
ところが、最後の神聖ローマ皇帝 (在位1792-1806) であり、最初のオーストリア皇帝フランツ1世 (Franz I., 在位1804-1835) となった、フランツ2世 (Franz II., 1768-1835) の治世の頃、ナポレオンが 1805年と1809年、ここを司令部として使用。
しかも、フランツ2世は、娘のマリー・ルイーズを、ナポレオンの妻として差し出す羽目に・・・。
しかし、「ライプチヒの戦い (Battle of Leipzig, 1813) で、オーストリア・プロイセン・ロシア・スウェーデン軍が、ナポレオン率いるフランス軍に勝利。
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1914年、フランツ・ヨーゼフ1世(Franz Joseph I. 1830-1916, オーストリア帝国、のちオーストリア=ハンガリー帝国の皇帝在位 1848-1916) の治世の時に、皇位承継者 フランツ・フェルディナンド (Franz Ferdinand, 1863-1914) がサラエボで、サラエボの民族主義者の青年により暗殺される事件が発生。
オーストリアがサラエボに宣戦布告すると、同盟関係にあった各国が次々と参戦し、第一次世界大戦へ。
第一次世界大戦中の1916年、フランツ・ヨーゼフ1世が死去。カール1世 (Karl I., 1887-1922) が皇位承継。
1918年、オーストリア=ハンガリー、ドイツ、トルコ、ブルガリアの同盟国側が次々と降伏。
1918年11月11日、最後のオーストリア皇帝およびハンガリー国王となったカール1世は、シェーンブルン宮殿の青い中国のサロンで、権力放棄を内容とする声明書に署名。 650年近く続いたハプスブルク王朝の歴史が幕を閉じる。
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見学入口

内部は撮影禁止でしたので、この案内板の大ギャラリーの写真をどうぞ。フランスのヴェルサイユ宮殿のミニ版+αですが、とても素敵で見応えのある宮殿でした。
お城の内部の説明&画像は、 http://www.schoenbrunn.at/wissenswertes/das-schloss/rundgang-durchs-schloss.html

朝4時起床、朝5時から執務していたフランツ・ヨーゼフ1世(Franz Joseph I. 1830-1916, オーストリア帝国、のちオーストリア=ハンガリー帝国の皇帝在位 1848-1916, 皇后は愛称シシィで知られるエリーザベト Elisabeth 1837-1898)、その「フランツ·ヨーゼフの執務室」(Arbeitszimmer Franz Josephs)、
同居していたのは数年で、ほとんど別居状態だったエリーザベト皇后の部屋、
豪華な「漆の間」 (Vieux-Laque-Zimmer)、「百万の部屋」 (Millionenzimmer)、
ナポレオンが過ごし、ナポレオンとフランツ2世の娘との間に産まれたライヒシュタット公が過ごした「ナポレオンの部屋」(Napoleonzimmer)、
1830年、皇帝フランツ·ヨーゼフが誕生した部屋であり、ウィーンの宮廷で用いられた豪華なベッドがある「豪奢の間」(Reiches Zimmer)等々。
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ちなみに、モーツァルト (ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト, Wolfgang Amadeus Mozart (1756年1月27日 - 1791年12月5日)は、1762年、6才のとき、シェーンブルン宮殿のマリア・テレジアの御前で演奏しましたが、これを想像するのもまた楽しい
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見学終了の出口で、日本語のガイドブックとミネラルウォーター (Schloss wasser シュロス・ヴァッサー 「城の水」という銘柄
) 購入。

ガイドブックは、付加価値税10%で、税込み 7.90 euro
ミネラルウォーターには、付加価値税20%で、税込み 1.90 euro とは
このときのクレジットカードの円換算レートは 1 euro = 132 yen だったので、 ミネラルウォーター1本、日本円で約 250円。 前日の土産物屋さんよりは安かったけど、ウィーンは物価高すぎ!?
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ところで、宮殿の中を見学中、アムステルダムの空港で出会った親子さんと、またもや遭遇
前日の夜、ケルントナー通りの土産物店で偶然出会って、まさかここでも出会うとは、、 しかも、まだ後日談ありで
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次に、シェーンブルナー・パノラマバーン(パノラマ電車 Schönbrunner Panoramabahn)
http://www.zoovienna.at/tiergarten-und-besucher/panoramabahn/ でグロリエッテへ。
つづきます。「シェーンブルナー・パノラマバーンで、「グロリエッテ」へ Schönbrunner Panoramabahn Wien im Schloßpark」
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