ウィーン 「シュテファン大聖堂 (Stephansdom)」ライトアップ
「ウィーンの地下鉄に乗る - 切符の買い方、地下鉄の公衆トイレ」のつづき。 地下鉄 U1 Stephansplatz 駅から、
「シュテファン大聖堂 (Stephansdom)」 http://www.stephansdom.at/
一番高い南塔 (Südturm) と、カラフルなモザイク模様のタイルで彩られた屋根のライトアップが素敵でした
正面はこんな感じで正直ちょっと拍子抜け。評判の内部のライトアップも見てみたかった。。
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シュテファン寺院とも呼ばれる 「聖シュテファン大聖堂」は、カトリックの教会。 1137年に設立されて、1147年最初のロマネスク様式の教会が献堂されました。 その後、14世紀の初めから1511年にかけて、ゴシック様式へと改築。
その屋根には、23万ものタイルが使われ、その勾配は、最も急な場所で80度!
一番高い南塔 (Südturm) は、1359年に完成。136,44 m
★http://www.stephansdom.at/dom_in_zahlen.htm
★高い教会の塔リスト List of tallest church buildings in the world http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_tallest_church_buildings_in_the_world
現在、Wikipedia 日本語版では、「教会の塔としてはウルム大聖堂(161メートル)、ケルン大聖堂(157メートル)についで世界で3番目の高さ」 と書かれているけれども、 これは間違い。 このリストを見ると、実は他にもたくさんあって、
「ヨーロッパの教会の塔」だけに絞ってみても、
ドイツ ウルム大聖堂 161.5 m
ドイツ ケルン大聖堂 157.4 m
フランス ルーアン大聖堂 151.0 m
イギリス Old St Paul's Cathedral 150.0 m
ドイツ St. Nicholas' Church 147.3 m
フランス ストラスブール大聖堂 142.0 m
ポーランド Basilica of Our Lady of Licheń 141.5 m
オーストリア シュテファン大聖堂 136.4 m
これだけも8番目。 少なくとも世界で3番目ではありません
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ところで、シュテファン大聖堂は、第二次世界大戦末期の火災で深刻な被害を受けるも、たったの7年で全部分を再建。
映画 「第三の男 の冒頭では、第二次世界大戦中、連合国軍による空襲により、屋根が完全に崩壊、ファサードも無残に倒れかけている 「シュテファン大聖堂」の姿が映し出されています。
★映画 「第三の男」 については、「ウィーン プラーター 「大観覧車」 ★映画 「第三の男」 と 「ボルジア」 (ネタバレあり) ウィーン編完結」 のエントリー記事。
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ところで、この教会の地下には、カタコンベがあり、ハプスブルク家の心臓以外の内臓が保管されている。(心臓は、アウグスティーナ教会 (Augustinerkirche) 地下にある 「ロレット礼拝堂」 (Loretokapelle)。その他の遺体は、カプツィーナ教会 (Kapzinerkirche)の地下にある皇帝廟に。)
養老孟司「ヨーロッパの身体性」第1回「ハプスブルク家の心臓埋葬」/「考える人」季刊誌 2012年春号 No.40 (新潮社)に掲載の記事と写真がとても詳しく参考になりました。
ハプスブルク家の心臓埋葬については、後掲の記事 「「アウグスティーナー教会」 ハプスブルク家の心臓埋葬」 参照。
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その後、ケルントナー通り (Kärntner straße) を散策。
つづきます。「ウィーン、夜のケルントナー通りを散策 聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)教会」
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