ウィーン王宮の地図 英雄広場からスイス門へ
「ウィーン新王宮 ヒトラーの演説、ハンナ・アーレントとSNS「いいね!」」のつづき。
ウィーン王宮 (Hofburg ホーフブルク宮殿) の地図。
王宮礼拝堂 Burgkapelle の裏手にあった地図に加工。(※一部修正しました 2014/1/15)
の地図真ん中にあるポイントで迷いました (ここのポイントから、ブルク公園に抜けられます)
ウィーン王宮は、中世の城塞から出発し、数々の増築を経た複合体。部屋の数は、約 2600!
http://www.hofburg.com/en/information/hofburg_and_vienna
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新王宮内には、国立図書館 Österreichische Nationalbibliothek の閲覧室のほか、いろんな博物館が入っている(地図参照)。
中でも私が注目したのは、新王宮内にある 「武器・甲冑コレクション」(火曜定休)
http://www.khm.at/en/visit/collections/collection-of-arms-and-armour/
それは、【超技巧】16世紀の「天才甲冑師 フィリッポ・ネグローリ」欧州国王たちから絶賛された史上最高の作品たち http://japan.digitaldj-network.com/articles/23262.html で紹介されていた甲冑。そこに施された細工の精巧さに圧倒されたから。
もうこれは、「人間国宝」の工芸品! 今でいえば、高級オートクチュール・ドレスの最高峰。 体にあわせたオーダー甲冑といえば、当時のステータスシンボルなのだ
しかも、ハプスブルク帝国だし。 そのコレクション・カタログ、特に16世紀の日の沈まないハプスブルク帝国全盛時代の甲冑をウェブで見たら、やっぱり凄くて驚いた
特に、遠目からも目立つであろう 「かぶりもの」
旅行のガイドブックでは、全く触れられていなくて見落とした
Hofjagd- und Rüstkammer、英語では「Collection of Arms and Armour」。 和訳で「狩猟・武器コレクション」というよりは、「武器・甲冑コレクション」といったほうがピン とくると思うんだけど。
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「新宮殿」 (Neue Burg) のある 「英雄広場(ヘルデンプラッツ) Heldenplatz」 から、ブルク門 Äußeres Burgtor を見る。 左側にちょこっと写っているのは、さきほどの新王宮。想像したより広く感じる。
ブルク門 Äußeres Burgtor は、ハプスブルク家皇帝のウィーンの居城 「ホーフブルク王宮(Hofburg)」へと続く外城門。 説明は、前に書いたエントリー記事「ウィーン 「マリア・テレジア像」、「ブルク門」 Maria-Theresien-Denkmal, Äußeres Burgtor (Wien)」を参照。
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オイゲン公騎馬像の反対側には、「イェイ!」と言っているように見えなくもない?(笑)、カール大公騎馬像。 右側に見える尖塔は、市庁舎の塔。
カール大公 (Erzherzog Karl von Österreich, Herzog von Teschen, 1771-1847 wiki) は、王宮中庭に像があった最後の神聖ローマ皇帝 (在位1792-1806) であり、最初のオーストリア皇帝フランツ1世 (Franz I., 在位1804-1835) となった、フランツ2世 (Franz II., 1768-1835) の弟。
アスペルン・エスリンクの戦い(1809年) で、カール大公率いるオーストリア軍が、皇帝ナポレオン率いるフランス軍に勝利したことで知られれている、オーストリアの功労者。
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ブルク門の反対側。 現在、オーストリア共和国の大統領府となっているレオポルド宮の外壁は工事中でした。
王宮中庭につながる、1932年創業の最高級プチポワン「マリアシュトランスキー」(Maria Stransky) http://maria-stransky.jp/ や土産物店のあるアーケードを通って、再び王宮中庭。
右側には、スイス門。 マリア・テレジアの時代、スイス傭兵が警護していたことから名付けられたもので、1552年に作られた。
スイス傭兵は、現在でもバチカンのスイス衛兵隊が有名だけど(wiki)、ハプスブルク帝国も警備していたとは
つづきます。「ウィーン王宮 スイス門、王宮礼拝堂、王宮宝物館」
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