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ウィーン 「クンストハウス・ウィーン」 KUNST HAUS WIEN

ウィーン散策 「フンデルトヴァッサーハウス」 から 「クンストハウス・ウィーン」へ」のつづき。

「クンストハウス・ウィーン」 (KUNST HAUS WIEN - Museum Hundertwasser) Untere Weißgerberstraße 13, 1030 Wien, Österreich ★http://www.kunsthauswien.com/
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この建物は、オーストリアのアーティスト、画家、建築家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー (Friedensreich Hundertwasser, 1928-2000) の哲学と芸術的信念に基づいて設計され、1991年にオープンした美術館。
http://www.wien.info/ja/sightseeing/museums-exhibitions/top/kunsthauswien

※Kunst (クンスト) = 芸術、art, Haus (ハオス) = (建物としての) 家、建物 (house)

毎日10:00~19:00、一般10euro 月曜日は5euro フンデルトヴァッサーの作品を常設展示するほか、さまざまな特別展を開催している。
http://www.kunsthauswien.com/
https://www.facebook.com/kunsthauswien

美術館入り口。 美術館の外の歩道と同様、内部の床も、平らではなく不規則に上下。 足から体全体に伝わる感覚が面白い。漫然と歩いてはいられない感じ(笑)。
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私たちが訪問したときには、リンダ・マッカートニーの写真展が開催されていた。 ポール・マッカートニーのプライベートな素顔がチャーミング

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曲線を用いず不規則に並べられた黒のタイル。 カラフルな円柱。おまけに窓からは木の枝が!
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自然との共生を理想とし、モダニズム建築における直線と平面を嫌悪したフンデルトヴァッサーの哲学が、見事に表現されている。

ところで、この建物は、家具メーカー、「トーネット」 (Thonet) の建物を大改装。 トーネット (Thonet) といえば、曲げ木の椅子が大ヒット、19世紀に、なんと約5000万脚が生産され、MoMA、オルセー美術館などで、永久保存コレクションとなっている。http://www.wienmuseum.at/en/collections/arts/furniture.html
http://www.kunsthauswien.com/en/about-us/history-of-the-house

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CaféRestaurant "Dunkelbunt" 緑溢れる中庭に、カラフルな座面の椅子。禁煙
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中庭の黒と白のタイルの配置も見飽きない。 たくさんの緑に癒される
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↑写真右下は、ミュージアムショップ。 ミュージアムショップ内部は撮影禁止の貼り紙あり。

ここで、フンデルトヴァッサーハウスとクンストハウス・ウィーンの絵はがきを購入(大版 1,50 euro×2枚, 普通サイズ 1,00 euro×1枚)。

ちょっと上からの全体が写っている写真を見ると、またまた発見があって楽しい

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もっとも、実際の設計、そして工事の手間も、かなり大変だったことだろう。

大阪にある、フンデルトヴァッサー設計の公共施設も、お金がかかりすぎだと批判されているらしい。

しかるに、安く上げようとばかり考えていると、醜い建築物が立ち並ぶことになり、芸術はどんどん衰退していくばかり。 素敵なデザインの建物は、精神や経済を活性化させる面もある。 ただし、破綻は避けたい。

長期的な視点もわすれず、バランスが大切だということだろう。・・・と、ちょっとマジメに考えてみた(笑)。

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トイレのデザインにも注目。 見るところがいっぱいありすぎ、休憩できない(笑)
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たくさんの美しい石に彩られた館内の泉。
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外側のドアの扉まわりも、地面に接する面を含めて曲面。 徹底している。
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フンデルトヴァッサーの絵自体は、あまり趣味ではないし、時間もなしで、展覧会は見なかったけれど、建物のデザインはとても面白く、実際あれこれ見ることができ、体感できて、良かった。 ガウディー建築を見るようなワクワク感がありました

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「クンストハウス・ウィーン」を出て、「ウンテレ・ヴァイスゲルバー・シュトラーセ」(Untere Weißgerberstraße) を右へ。写真左、S-Bahn の高架が見える

写真右は、高架下から、これまでずっと歩いてきた、「ウンテレ・ヴァイスゲルバー・シュトラーセ」 (Untere Weißgerberstraße) を眺めたところ。この写真中央、緑がいっぱい見えるところが、先ほどの 「クンストハウス・ウィーン」。
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それにしても、建物に、装飾がなさすぎっていうのは、つまらない。 実際ここに立ったときにも、これまでと、あまりの落差に唖然、でした。

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この近くにある、路面電車 1番 「ラデツキー・プラッツ」(Radetzkyplatz) の停留所まで、クンストハウス・ウィーンから、ゆっくり歩いて約10分ほど。 そこから路面電車に乗って、終点、「プラーター・ハオプトアレー」 (Hauptallee) まで。地図は「こちら

いよいよ最終目的地、 「プラーター公園 (Prater)」 へ!!

★ウィーン個人旅行の全体ついては、「ウィーン・プラハ個人旅行 02 ウィーン編まとめ Journey to Vienna (Wien)」をどうぞ。
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