ウィーン ビアガーデン 「シュヴァイツァーハウス」 元祖バドワイザー&巨大骨付き豚グリル Schweizerhaus, Prater
「ウィーン 路面電車で 「クンストハウス・ウィーン」 から 「プラーター」 シュヴァイツァーハウスまで ★地図あり」のつづき。
「フンデルトヴァッサーハウス」 から 「クンストハウス・ウィーン」。 そこから、路面電車 1番 (Straßenbahn Linie 1) に乗り、「ラデツキー・プラッツ」(Radetzkyplatz) から、終点 「プラーター・ハオプトアレー」 (Prater Hauptallee) まで。そこから、「シュヴァイツァーハウス」までの地図は、「こちら」。
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ウィーンで人気のビアガーデン 「シュヴァイツァーハウス」 (Schweizerhaus), Prater 116, 1020 Wien
http://www.schweizerhaus.at/ ※ 3/15 ~ 10/31 まで。冬期は休業。
さすが人気店だけあって、ほぼ満席。 お店のお兄さんが、空いている席まで案内してくれました
元祖バドワイザー 「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」"Budweiser Budvar" http://www.budvar.cz/ 生(alc.5% vol. 0.5l (Krüge クリューゲ:ジョッキ) 4,10 euro)
爽やかで、飲み応えあり。すごく美味しい!!!ジョッキを2人で2杯づつ。
本当にかなりの人数のお客さんがいて、焼きたて(frisch vom Grill)を出すのに時間がかかるのか、見回すと、みなさん待ち中。
こんなときは、シンプルな注文に限るので、メニューのオススメに従いました
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そして名物、巨大な骨付き豚のグリル 「ヒンテレ・シュヴァイン・シュテルツェ・フリッシュ・フォム・グリル」 (Hintere Schweinsstelze frisch vom Grill)
お値段は重さにより、16,90 euro / 1kg (Preis nach Gewicht, fur 1kg 16,90 euro)。 写真の大きさで、19,10 euro。二人でちょうどいい大きさ。 美味しくて完食
お店のお兄さんに食べ方を聞いたら、ナイフでススッと手際よく、肉を切り分けてくれました 愛想が良くて、いい店員さんにあたってラッキー
メニューで、骨付き豚のグリルに加えてオススメされていた、「マスタードと西洋ワサビ」(Senf und Kren ゼンフ・ウント・クレーン 1,40 euro)が、あいまくり
そして、「新鮮なキャベツのコールスロー・サラダ」(frische Krautsalat フリッシェ・クラオト・ザラート 3,40 euro)も美味しかった
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Hintere (ヒンテレ)=尻、Schwein (シュヴァイン)=豚、シュテルツェ (stelze)=足の意味なので、足のモモあたり。
ドイツ、フランクフルトの名物アップルワインのレストラン、「ワーグナー」(Adolf Wagner、アドルフ・ヴァーグナー) で食べた、骨付き豚ロースト 「Gegrillte Schweinshaxe」 (シュヴァインス・ハクセ) とほぼ同じものでした
ワーグナの店のおばさんに、メニューを指さし、「これは何ですか?」 とドイツ語で質問したら、「ブタのココよ」 と、ご自分のフトモモあたりをパンとたたいて教えてくれたので、足のモモあたりだと思われ
★「アップルワインのレストラン Apfelwein Wagner」
辞書には 「骨付き豚のすね肉ロースト」 と訳されているけど、足のモモあたりかも? 豚は足が短いので、スネでもモモでも、あんまり変わりないとは思うけど(笑)。
ワーグナーで食べたときも、あまりの美味しさに感激したけど、ここでも焼きたて。 皮はカリッと、中はジューシー ここまで来た甲斐がありました
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★生ビール (BIER VOM FASS ビーア・フォム・ファス) の種類と、名物 「ヒンテレ・シュヴァイン・シュテルツェ・フリッシュ・フォム・グリル」 (Hintere Schweinsstelze frisch vom Grill) ※見やすいように、画像を加工しています。
今回は混んでいたので、オリジナル生のジョッキ2杯づつ。 次回はいろんなものにチャレンジしてみたいので、おおまかな訳をアップしておきます。
今回飲んだのは、「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」(オリジナル・プレミアム・ラガー) Budweiser Budvar (Original Premium Lager) (mild und bekömmlich) alc. 5% vol. 0.5 l (Krüge クリューゲ : ジョッキ) 4,10 euro
マイルド& bekömmlich (ベケムリヒ) = 体に良い、消化にも良いらしい(笑)。
たしかに、翌日も快調 プラハへの移動&街歩きも絶好調でした。 日本でも、「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」"Budweiser Budvar" 生が、気軽に飲めるといいなぁ
★「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」(オリジナル・プレミアム・ラガー) Budweiser Budvar (Original Premium Lager) (mild und bekömmlich)
そして、ブドヴァイゼル・ブドヴァルの黒ビール生。 爽快で辛口の黒。
「ブドヴァイゼル・ブドヴァル・シュヴァルツェス・ダス・オリギナール、イン・シュヴァルツ・エアフリッシェント・ヘルプ」 Budweiser Budvar Schwarzes Das Original in Schwarz erfrischend herb
上記二つをミックスした、「ブドヴァイゼル・ブドヴァル・ゲミッシュト」(ツヴァイ・オリギナーレ・ミッシェン・ズィヒ) Budweiser Budvar G'mischtes (Zwei Originale mischen sich)
※G'mischtes = 混合した, mischen (ミッシェン) = 混ぜる (mix) の過去分詞
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ブドヴァイゼル・ブドヴァルのほかに、グリースキルヒナーもあり。
「グリースキルヒナー・ドゥンケル」(フォル・ムンディヒ・ミット・レストズューセ)」 Grieskirchner Dunkles (vollmundig mit leichter Restsüße)
Dunkles (ドゥンケル) = ダーク (Dark) の意味。 コクのある、より軽い残糖感。
そして、ブドヴァイゼル・ブドヴァルと、グリースキルヒナーをミックス、より軽い残糖感の、
「ブドヴァイゼル - グリースキルヒナー・ゲミッシュト」 (ミット・ライヒター・レストズューセ) Budweiser - Grieskirchner G´mischtes (mit leichter Restsüße)
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★いろいろと、種類はあれど、この一種類だけでも満足しました(笑)。
黒ビールあれば、白ビールあり。
パオラナー・ヘーフェ - 白ビール。 ミュンヒェン産。 自然の濁りで、フルーティーな味わい)。
「パオラナー・ヘーフェ - ヴァイス・ビーア」 (ミュンヒェン、ナトゥーア・トリュープ・プリッケルント - フルフティヒ) Paulaner Hefe - Weißbier (München, naturtrüb, prickelnd - fruchtig)
そして、赤ビール! オッタクリング産。 自然の濁りで、キャラメル(カラメル?)風味
「レーテス・ツヴィック・ゴーレ・ファスル」(オッタクリング、ナトゥーア・トリュープ・ミット・アイナー・カラメルノーテ) Rötes Zwickl Gole Fassl (Ottakring, naturtrüb mit einer zarten Karamellnote)
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ちょっと変わり種なのは、「ラードラー」。
ブドヴァイゼル・ブドヴァル + レモネード。 軽く、ピリッと爽やかな風味。
「ラードラー」 (ブドヴァイゼル・ブドヴァル + ツィトローネン・リモナーデ、ライヒト・ウント・シュプリッツィヒ) Radler (Budweiser Budvar + Zitronenlimonade, leicht & spritzig)
そして、ノンアルコールの生!?
「クラウスターラー」。 エクストラな辛口 - ホッピー、ノンアルコール
「クラウスターラー」 (エクストラ・ヘルプ - ホプフィグ, アルコホール・フライ) Clausthaler (extraherb - hopfig, alkoholfrei)
・・・以上、「生ビールのドイツ語メニュー、 どーんと来い」!?!?(笑)。
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みんなでワイワイ、楽しそうな雰囲気 結局、7時半頃入って、8時半過ぎまで。
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ところで、「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」"Budweiser Budvar"は チェコ原産のビール。http://www.budvar.cz/
で、 「バドワイザーという名称の米国製ビール」"Budweiser" とは全く別物。
そもそも、米国アンホイザー・ブッシュ社は、「Budweiser」 をボヘミアのバドワイスの町で醸造したビールにあやかる趣旨で採用したと自ら広告。
しかしながら、米国のバドワイザー社が全世界でシェアを伸ばすにつれ、両者は商標をめぐって対立。 世界各国で、訴訟で争われました。
日本においては、米国のアンホイザー・ブッシュ社が、チェコのブジェヨビキー・ブドバー・ナロドニ・ポドニク醸造所 (Budějovický Budvar, n. p.) 等に対して、商標権侵害差止等請求訴訟を提起。
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東京高等裁判所は、控訴人(原告)となった米国のアンホイザー・ブッシュ社の、チェコのブジェヨビキー・ブドバー・ナロドニ・ポドニク醸造所に対する控訴を棄却。 商標権を侵害せずと認定 (原審・東京地方
裁判所 事件番号:平成14(ネ)5791号)、第二審・東京高等裁判所 事件番号:平成12年(ワ)7930号)。
ただし東京高裁は、米国のアンホイザー・ブッシュ社に、日本において「バドワイザー」商標を使用し、保護する権利を認め、 日本の2つの輸入販売業者に対して、「バドワイザー・バドバー」商標の使用を差し止め、損害賠償の支払いを命じています。(判決要約No.293 - 日本弁理士会、米国のアンホイザー・ブッシュ社による声明)
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両者、味わい、飲みごこちが全く違うと思われ。
チェコ、プラハに到着後、店に入って最初に飲んだビールは、チェコの 「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」 生でした
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ビールのジョッキ2杯づつ Budweiser Budvar Krüge 4,10 euro ×4 = 16,40
巨大な骨付き豚のグリル 「ヒンテレ・シュヴァイン・シュテルツェ・フリッシュ・フォム・グリル」 (Hintere Schweinsstelze frisch vom Grill) 19,10 euro など、合計 40,30 euro でした。 リーズナブルで美味しく、大満足
★本場チェコのプラハで飲んだ、元祖バドワイザーについては、「プラハ 「ウ・メドヴィードクー」 (U Medvídků) ビアホールで本場チェコビール、元祖バドワイザーを飲む」
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「シュヴァイツァーハウス」(Schweizerhaus, Prater 116, 1020 Wien) のある 「ヴァルト・シュタイン・ガルテン・シュトラーセ」 (Waldsteingarten straße) = ロックガーデンの森通りの突き当たりを左折すると、そこは 250個ものアトラクションのある 「プラーター遊園地」 (Wurstelprater ヴルステル・プラーター)。 http://www.praterwien.com/en/home/
★プラーターの詳しい地図は、http://www.wien.gv.at/umwelt/parks/anlagen/images/pratertafel.jpg
★プラーター遊園地の地図は、http://www.praterwien.com/fileadmin/user_upload/plan/plan_de.pdf
単に「プラーター」と言うと、この遊園地のことを指すことが多いんですが、映画 「第三の男」(The Third Man) に出てくるのは、ここの 「ウィーン大観覧車」 ("Wiener Riesenrad" ヴィーナー・リーゼンラート, Viennese Giant Wheel)。
この大観覧車に乗り、記念写真を撮りました。http://www.wienerriesenrad.com/en
つづきます。「ウィーン 「プラーター公園」 遊園地 ★ドイツ語翻訳」
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