« プラハ 旧市街広場 04 「ゴルツ・キンスキー宮殿」 | トップページ | プラハ 旧市街広場 06 「ティーン教会」 »

プラハ 旧市街広場 05 「石の鐘の家」、特別展 「ティム・バートンの世界」 Exhibition: The World of Tim Burton

プラハ 旧市街広場 04 「ゴルツ・キンスキー宮殿」」のつづき。 地図は 「こちら」。

「石の鐘の家」(Dům U Kamenného zvonu, The House at the Stone Bell)
01_20130814_to_17_prague_031

「石の鐘の家」は、プラハで最も古い歴史ある建物の一つ。

おそらく、13世紀後半と14世紀前半、かつてのボヘミア王室の宮殿。 カレル4世の母、プシェミスル家のエリシュカ (Eliška Přemyslovna) のために建てられたもの。

1310年、このエリシュカと結婚、ボヘミア王となるルクセンブルク家のヨハンは、自ら率いてきた軍隊で騒乱を解決、 プラハの街に平和をもたらします。 このとき、司祭は鐘を叩き、これを知らしめたのでした。 建物の角にある石の鐘は、おそらく、これにちなんだ記念物。

.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

1333年、このエリシュカとヨハンの息子、カレル4世は、親と離れて暮らしていたフランスの宮廷から、プラハに帰郷。

このとき、城は荒れたまま。 そのため、カレル4世は、すでに亡くなっていた母親がかつて住んでいた「石の鐘の家」に住んでいたであろうことが、ズブラスラフ年代記(Zbraslav Chronicle)に記されています。

そして、その後のカレル4世。 対立候補がいたものの、フランス宮廷時代のコネを使って、神聖ローマ皇帝カレル4世へと昇格!(Karel IV. ドイツ名:カール4世 Karl IV、神聖ローマ皇帝在位:1355 - 1378年、カレル1世としてボヘミア国王在位:1346 - 1378年)

.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

1344年、カレル4世は、ドイツのマインツ大司教座の下に置かれていたプラハの教会を、独立した「大司教区」にまで昇格させます。
同年1344年、プラハ城の城壁内の「聖ヴィート大聖堂」を、今日あるゴシック様式へと再建開始。

1348年、「新市街」を創設、礎石を置く。
同年1348年、ライン川以東の神聖ローマ帝国の領域において、最古の大学となる 「プラハ大学」(正式には創設者の名前にちなんで 「カレル大学」(Univerzita Karlova, Charles University in Prague))を創立。

1356年、神聖ローマ帝国の選挙規定などを定めた「金印勅書」を発布。
1357年、「カレル橋」の建設を開始。

以上のように、カレル4世は中世チェコの最盛期を築いていったわけですが、この石の鐘の家は、カレル4世による、プラハ再生のスタート地点として、重要な意味を持つのです。

.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

ところで、「石の鐘の家」は、元はゴシック様式の建物。 その後、何度か改修され、1685年のバロック様式への改修もその一つ。 1899年には、ネオ・バロック様式のファサードに改修されます。

しかし、1961年の改修中、オリジナルのゴシック様式の姿に戻すことに決定。1988年に完成。

現在は、プラハ市立ギャラリー (Dům U Kamenného zvonu, City Gallery of Prague) 。
http://www.citygalleryprague.cz/cs/web/guest/galerijn-objekty


時間がなく実際のところは入らなかったのだけれど、ヴァーチャルツアーで地下を見学もあり、なかなか楽しそうcute
http://www.virtualtravel.cz/praha/stare-mesto/dum-u-kamenneho-zvonu.html

http://www.praguewelcome.cz/srv/www/en/objects/detail.x?id=43824
http://www.citygalleryprague.cz/cs/web/guest/objekt-detail/-/objekty/detail/11170
★薩摩秀登著「プラハの異端者たち―中世チェコのフス派にみる宗教改革 (叢書 歴史学への招待)」(現代書館、1998年)41頁~62頁 参照。

.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

一般的なガイドブックには書いていませんが、まさか、13世紀~14世紀の中世の姿に戻し、地下まで展示されているとは!!

それに加えて、現在、特別展、「ティム・バートンの世界」 "The World of Tim Burton" (2014/3/28 - 2014/8/3、火曜から日曜、10時から夜8時) が開催中 shine

http://www.timburton.cz/
・・・この冒頭の動画も良いなぁ~cute できれば見に行きたいぃぃ!!
http://www.praguepost.com/night-day/38024-exhibition-the-world-of-tim-burton-opens-in-prague

.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

でも、さすがに、チェコ2年連続海外旅行は無いだろう・・・(悲)、と思っていたら、

この、「ティムバートンの世界」展、なんと、日本でも開催されることが判明!!!

2014/11/1(土)-2015/1/4(日)まで (会期中無休)、六本木ヒルズ森タワー52階「森アーツセンターギャラリー」にて。
スケッチやデッサン、未公開の映像作品、オブジェなど約500点、日本初公開☆

「チャーリーとチョコレート工場」の映画監督だけに、とっても楽しみですheart01

http://www.tim-burton.jp/

.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°

旅行記からは、ちょっと脱線してしまいましたが、特別展も要チェック!の「石の鐘の家」でした flair

つづきます。「プラハ 旧市街広場 06 「ティーン教会」

|

« プラハ 旧市街広場 04 「ゴルツ・キンスキー宮殿」 | トップページ | プラハ 旧市街広場 06 「ティーン教会」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« プラハ 旧市街広場 04 「ゴルツ・キンスキー宮殿」 | トップページ | プラハ 旧市街広場 06 「ティーン教会」 »