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プラハ ツェレトナー通りの抜け道、旧市街広場 01 「シュトルフ館」 聖ヴァーツラフの壁画

プラハ散策 モーツァルトと 「スタヴォフスケー劇場」(エステート劇場)」のつづき。
プラハ個人旅行 まとめ記事

再びキュービズム建築の 「黒い聖母の家」から、その昔、戴冠式の行進が行われた「王の道」、「ツェレトナー通り」 (Celetná)を通って、 「旧市街広場」 (Staroměstské náměstí) へ。 地図は 「こちら」。

外壁には美しいレリーフ、玄関には彫刻が施された、歴史ある建築物が立ち並ぶ 「ツェレトナー通り」 (Celetná)。
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「男像柱」(アトラス, atlas or teramon) が入口の左右に施され、外壁のレリーフも美しい、 「ツェレトナー通り」沿いの建築物 (Celetná 558/12)。 
ここは、抜け道のようなパッサージュ(アーケード, Pasáž)、"Pasáž Celetná 12" の入口になっていて、迷路のような路地散策も楽しめました http://www.atlasceska.cz/praha/pasaz-celetna-12/ これは後ほど別記事で。
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「旧市街広場」 (Staroměstské náměstí, Old Town Square) に到着。

まず、 「旧市庁舎」(Staroměstská radnice, Old Town Hall )http://www.staromestskaradnicepraha.cz/、1364年に完成した 69.5m もの高さのゴシック様式。この中世の塔が、まっさきに目に入る。
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ところで、私がプラハ旧市街に大興奮。 写真を撮りまくっていた頃。 ここに写っている広場のレストランのテラス席で、夫は一人、ビールを飲んでおりました。 しかも、私に一言も告げないままに・・・。

おそらく、本場チェコ・ビールが飲みたい、タバコが吸いたい限界値に達していたのだと思われ

夫の姿が見えないことに気づいて、あわてて夫に携帯電話をかけた私。 その後、合流しましたが、それほど、プラハ旧市街に魅了されっぱなしの私でした

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「旧市街広場」 の入口。 写真左は、広場南西側にある 「シュトルフ館」 (Štorchův dům) の 「聖ヴァーツラフ」 (Svatý Václav, Wenceslaus I)の壁画。
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「シュトルフ館」は、1896年から1897年にかけて、プラハで出版社・書店を開業していたシュトルフ親子 (Alexander Štorch and his son) のために改修された建築物。

以前は、ここに「石の聖母マリアの家」などと呼ばれる建物があり、現在の建物へと改修中、15世紀のものと思われるゴシック建築の遺構が発見された。

出窓のあるネオ・ゴシック+ネオ・ルネサンス様式に改修された建物の壁面には、チェコの画家、ミコラーシュ・アレス (Mikoláš Aleš, 1852-1913 wiki) の絵に基づく、白馬に乗った聖ヴァーツラフの壁画、そして、「聖ヴァーツラフの鷲の紋章」、「ボヘミア王国のライオンの紋章」、その下には 「プラハ市の紋章」が描かれている。
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以上、http://www.praguewelcome.cz/srv/www/en/objects/detail.x?id=62327http://www.praguewelcome.cz/srv/www/cs/objects/detail.x?id=62327 の解説、
OLD TOWN SQUARE (STAROMĚSTSKÉ NÁMĚSTÍ) http://www.praguewelcome.cz/srv/www/en/objects/detail.x?id=42754
石川達夫著「黄金のプラハ―幻想と現実の錬金術 (平凡社選書)」221頁等、参照。

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ところで、「シュトルフ館」が現在の姿になったのは、1891年のチェコにおける記念博覧会の後、そして、第一次世界大戦 (1914年から1918年) 前

聖ヴァーツラフの壁画のある 「シュトルフ館」は、近代化に伴い市民階級が力を蓄え、チェコの民族的勢力が拡大していた時代の建物なのです。

ちょっと長くなってしまいましたが、つづきます。「プラハ 旧市街広場 02 「聖ミクラーシュ教会」

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