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2014年8月の8件の記事

プラハ城 聖ヴィート大聖堂の南塔に登る

プラハ城 ローゼンベルク宮殿でガーゴイルを見る」のつづき。★プラハ個人旅行 まとめ記事

聖ヴィート大聖堂の南塔、90m、287段の階段を上まで登りました。The Great South Tower of the St. Vitus Cathedral, Prague Castle, Jižní Věž Katedrály sv.Víta
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階段なので疲れたけれど、疲れが吹き飛ぶ絶景 

美しいプラハの街並み。ヴルタヴァ川のカレル橋など。
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先ほどの黄金の小路やロブコヴィッツ宮殿側。
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後ほど歩いて行った、ストラホフ図書館&ビアホールで有名な 「ストラホフ修道院」側
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こんな石段を、延々287段! 登った甲斐がありました
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実際は、こんな感じ。 南塔は14世紀後半に建てられ、16世紀、18世紀に改修されました。 そんな昔に、こんな高い塔が作られたとは、本当に凄い。驚きです!!
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鉄柵がはまっているので、とても安全なのです。
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鉄柵ごしに見る絶景
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間近くでみることができる塔のディテール
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屋根のタイルも美しい。これも、コツコツ続けられている修復のお陰ですね。
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聖ヴィート大聖堂にある、チェコ最大の鐘、ジグムント Zikmund
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この美しい鉄飾り格子を通して、鐘の音が鳴り響くのでした。
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プラハ城とは別料金 (CZK 150) を払う必要があり、この記念のメダルをもらいました。
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★プラハ城 聖ヴィート大聖堂 見学時間 インフォメーション
http://www.katedralasvatehovita.cz/en/practical-information
★プラハ城 見学 チケット情報
http://www.hrad.cz/en/prague-castle/prague-castle-tourist-information/tickets.shtml
★プラハ城見学 ビジターガイド・・・この記事を参照しました。
http://www.hrad.cz/en/prague-castle/guidepost-for-visitors/index.shtml
http://www.katedralasvatehovita.cz/en

マイペースですみません。 つづきます。「プラハ城 正門 マティアス門

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プラハ城 ローゼンベルク宮殿でガーゴイルを見る Prague Castle's Rosenberg Palace

プラハ城 ロブコヴィッツ宮殿 クラシック・コンサート」のつづき。★プラハ個人旅行 まとめ記事

ロブコヴィッツ宮殿のすぐ右側にある 「ローゼンベルク宮殿」 "Prague Castle's Rosenberg Palace, Rožmberský Palác へ。 なお、案内板にはロジュンベルク宮殿と書かれていますが、一般的な読み方にしました。
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ローゼンベルク宮殿(Rosenberg Palace, Rožmberský Palác)は、2010年4月から一般公開された宮殿で、プラハ城のチケットで入場できます。

13世紀には、ここにはたくさんの家々がありましたが、1541年、プラハ城の火災によって焼失したため、当時の貴族、ローゼンベルク家がルネッサンス様式の大きな宮殿を建築。
女帝マリア・テレジアの時代にバロック様式に改築され、貴族女学院、未婚の貴族の女性のための居室として使用されました。 ここでは、その当時に流行したビーダーマイヤー様式、ネオ・ロココ様式の貴族の女性の部屋が再現、展示されています。

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もっとも、この部屋、私の記憶には残っておらず
入って右側、雨樋の彫刻、「ガーゴイル」(gargoyle)が、いくつも展示されていたのが、とても印象に残っています。

普通はとても高い位置にあり、仰ぎ見るしかないガーゴイルですが、取り外されたオリジナルをいくつも間近に見ることができました。

旅行ガイドブックには、なぜだか、ロジェンベルク宮殿のことが全く書いてなかったのですが、入った甲斐がありました

https://www.hrad.cz/en/prague-castle/prague-castle-tourist-information/information-for-travel-agencies/41.shtml
http://www.a-tout-prague.com/en/news/new-attraction-at-prague-castle-the-rosenberg-palace/
http://www.prague.cz/rosenberg-palace/
★カール シュヴァルツェンブルク公ほか(著)、稲野強(監訳)、「プラハ城―歴史と遺産」(恒文社、1995年) 参照

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最近、2014/08/17、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル http://www.ngcjapan.com/tv/ の特集番組、「パナソニック・プレゼンツ世界遺産スペシャル チェコ:プラハ」をスカパーで見ましたが、番組では、プラハ城で、現在も行われている修復や、新たな発見が詳しく解説されていて、とても面白かったです

BSで乱発ぎみの海外旅行番組も決して悪くはないですが、新たな視点で世界遺産が紹介されているところが、とても新鮮でした。

私たちが見たガーゴイルも、新しい複製に交換され、ここに展示されていたのでした。

★聖ヴィート大聖堂の雨樋の彫刻、「ガーゴイル」の写真は、エントリー記事:「プラハ城 レストランでビール休憩」をどうぞ。

つづきます。「プラハ城 聖ヴィート大聖堂の南塔に登る

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プラハ城 ロブコヴィッツ宮殿 クラシック・コンサート

プラハ城 ダリボルカ Daliborka」のつづき。 ★プラハ個人旅行 まとめ記事

プラハ城 ロブコヴィッツ宮殿 Lobkowicz Palace (Prague), Lobkowiczký palác (Praha)
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ロブコヴィッツ宮殿で、PM 1:00 からの昼のクラシック・コンサート(Midday Classic Concert)を聴きました

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17世紀バロック様式の豪華な天井画のあるホールで、ピアノとヴァイオリン、そして、それぞれのソロ。

モーツァルト、ベートーヴェンのほか、スメタナの「ヴルタヴァ」(モルダウ)など。 特に、ヴルタヴァの演奏。とても上手で、情感が込められた演奏に感動しました

ところで、席は、Concert 1st Category と Concert 2nd Category があり、1、2列目で見ることができるのが 1st Category。値段も若干高くなっています。

私はピアノの鍵盤が見える左側の席が良かったんですが、トイレを借りている間に、夫が右側一番前の席を確保していて、私が席についた時には、時すでに遅しで、右側しか空いておらず。 私がまず席をチェックしなかったことを、とても後悔する羽目になりました。

しかも、後ろのセカンドカテゴリーの後ろの席の外国人親が、小さな子供たちだけをまとめて、私たちの隣に座らせていたので、なんだかなぁ・・・という感じ。

演奏になったら、さすがに静かにしていたので、安心しましたが。。

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その後、宮殿の中を見学。 公式サイト http://eshop.lobkowicz.cz/lobkowicz-palace/ から、オンラインで購入すると10%オフ。
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ロブコヴィッツ宮殿の内部は撮影禁止。 テラスからの眺めが最高なので、時間があったらカフェLobkowicz Palace Café (10:00 to 18:00) のテラスで休憩したかった
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ところで、実は、宮殿を見学しようとしたところ、入口の前で、「ここは個人の邸宅なので見学できませんが、これから行われるコンサートを聞くなら、コンサートの後、自由に見学できます」、と言ってきた女性と男性の二人組がいて、クラシックコンサートを聞くことになったので、コンサートチケットのみ購入。 オーディオガイドなしに、英語の説明書きだけ見て見学。

でも、本当は、見学チケットだけもOK。 日本語のオーディオガイドもあるので、展覧会とコンサートのコンボチケット(Combo I (Museum & Concert 1st Category) - Individual Ticket)にすれば良かったのだと思います。

とにかく、夫に任せっぱなしは、絶対ダメなのだと、 自分の目でチェックしないと、と学んだ私でした

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展示内容の中で、ひときわ目をひいたのは、ベートーヴェン実筆の校正のある筆写譜、ベートーヴェンの第3番「英雄」の楽譜の初版本 (Beethoven's Eroica Symphony, First published edition, 1806)、そのほか、モーツァルトがおびたたしい書き込みをしている譜面など、クラシックファンにとっては垂涎のお宝の数々

ロブコヴィッツ家でも最も有名なのが、ベートーヴェン (Ludwig van Beethoven, 1770-1827. (wiki)) のパトロンの一人、ロブコヴィッツ (Lobkowitz) 家の第7代、フランツ・ヨーゼフ・マクシミリアン・フォン・ロプコヴィッツ (Franz Joseph Maximilian Fürst von Lobkowitz, 1772-1816, チェコ語で、Joseph František Maximilian. (wiki))。

その出会いは、ウィーン。 二人とも多感な青年期。 神聖ローマ帝国ケルン大司教領だったドイツのボン出身、ベートーヴェン22才、ロブコヴィッツ公20才の時。

ロブコヴィッツ公は、ルドルフ大公(Rudolph von Österreich, 1788–1831, 神聖ローマ皇帝レオポルト2世の末子, Wiki)、キンスキー伯爵とともに、ベートーヴェンに年金を保証(経済恐慌の時のみ、一時中断)。 ロブコヴィッツ公が44才で亡くなった後も、ベートーヴェンが56才で亡くなるまで、その年金は支払われ続けました。

その恩に報いて、ベートーヴェンは、ロブコヴィッツ公に交響曲3番「英雄」、5番「運命」、6番「田園」などを捧げたのでした

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それから、ブリューゲルの連作月暦画 「12ヶ月図」のうちの一つ、「干し草の収穫」 も必見

★ミュージアムショップで購入した日本語版公式ガイドブック
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★ブリューゲルの連作月暦画 「12ヶ月図」のうちの一つ、「雪中の狩人」 "Hunters in the Snow (Winter)"(1565), by Pieter Bruegel the Elder. については、以前書いたエントリー記事:「ブリューゲル「バベルの塔」@ウィーン美術史美術館 08」をどうぞ。

C.H.ベック「ウィーン美術史美術館 絵画」の解説によれば、「12ヶ月図」は、1566年にアントワープのニクラース・ヨングリング公の個人蔵であったが、その財産をアントワープ市に対する担保にした結果、アントワープの所有となり、その後の1594年、アントワープ市は6枚からなるシリーズを、スペイン領ネーデルラント総督エルンスト大公に寄贈。その後、ルドルフ2世のコレクションになりました

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クラシックの演奏も素晴らしかったし、貴重な楽譜や絵の数々等、とても見応えがあり、プラハ城とは別料金ですが、ここはオススメ。 訪れることができ、夫に感謝でした!

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http://www.lobkowicz.cz/en/

★ウィーンの「ロブコヴィッツ宮殿」については、以前書いたエントリー記事:
ウィーン 「ロブコヴィッツ宮殿」 と ベートーヴェン「英雄」 A Beethoven Walk - Palais Lobkowitz, Theatermuseum Vienna ★ナポレオンについて追記あり 2014/02/11

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なお、チェコ語では、Lobkowitz = 「ロプコヴィッツ」。
しかるに、チェコ、プラハ城内にある 「ロブコヴィッツ宮殿」のミュージアムショップで購入した日本語版公式ガイドブックには、「ロブコヴィッツ・コレクション」と表記されていたので、「ロブコヴィッツ」と表記しています。

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このあと、ガイドブックには載っていなかったけれども、オリジナルのガーゴイルを間近で見ることができたローゼンベルク宮殿、そのあと、287段 の階段を上まで登った、99.3mの南塔へ。

つづきます。「プラハ城 ローゼンベルク宮殿でガーゴイルを見る Prague Castle's Rosenberg Palace

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プラハ城 ダリボルカ Daliborka

プラハ城 黄金小路 カフカの家」のつづき。 ★プラハ個人旅行 まとめ記事

黄金小路、突き当たりにある12番の家にある階段を下って、ダリボルカへ。

ダリボルカ Daliborka
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この砲台塔は要塞の一部となっていて、その地下は、最初から刑務所として使用されていました。
ダリボルカの名前は、1498年、最初の囚人となったダリボル(Dalibor of Kozojedy) の名前に由来しています。

ダリボルカの塔は4つの部分から成り、囚人は、滑車を使って、地下の牢獄へと投獄されたのでした。
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拷問の道具、地下牢への入口 そして、説明文。
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★Golden Lane http://www.hrad.cz/en/prague-castle/guidepost-for-visitors/golden-lane.shtml
★Daliborka - Prague Castle (Daliborka - Pražský hrad)
http://www.praguewelcome.cz/srv/www/en/objects/detail.x?id=66598
http://www.hrad.cz/en/prague-castle/guidepost-for-visitors/index.shtml

イギリスのヘンリー8世を主人公とした海外ドラマ、、「THE TUDORS~背徳の王冠~」では、何度かショッキングな拷問シーンが出てきて、その度に、恐れおののいたものでしたが・・・。

こちらのリアル?拷問道具の展示品。 かなり衝撃的でした。

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気分を変えて、プラハ城の東端、ダリボルカの近くから見た、美しいプラハの街。
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左の写真の中央にある看板は、「おもちゃ博物館はこちら→」 というもの。 右の写真、カフェのある中庭へ。
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この中庭を抜け、「ロブコヴィッツ宮殿」(Lobkowicz Palace, Lobkowiczký palác)へ。

ロブコヴィッツ宮殿で、PM 1:00 からの昼のクラシック・コンサート(Midday Classic Concert)を聴きました。http://www.lobkowicz.cz/en/

つづきます。「プラハ城 ロブコヴィッツ宮殿 クラシック・コンサート

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プラハ城 黄金小路 カフカの家

プラハ城 黄金小路 防衛の回廊」のつづき。 ★プラハ個人旅行 まとめ記事

プラハ城 「黄金小路」 Golden Lane, Zlatá Ulička
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黄金小路 (Zlatá Ulička, Golden Lane) の名前は、古い記録によれば、かつて、ここが 「錬金術師の小路」(Zlatnická Ulička)と呼ばれていたことに由来します。

そして、1583年に王宮をプラハ城に移した、ルドルフ2世 (Rudolf II)」(1552-1612, 神聖ローマ皇帝在位 1576-1612) の時代、ここには、城の召使いや、城の防衛のための射撃手などの見張りたちが住んでいました。

★カール シュヴァルツェンブルク公ほか(著)、稲野強(監訳)、「プラハ城―歴史と遺産」(恒文社、1995年) 254頁。

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上の写真の左側、22番の青い家が、「カフカの家」。

作家フランツ·カフカ(Franz Kafka, 1883-1924) は、1916年11月から1917年4月までの約半年間、この家を、執筆のために借りていました。
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エントリー記事:「プラハ 一分の家 (ミヌタ館)、カフカ幼少時代の家」 でも書きましたが、カフカはプラハの裕福なユダヤ人家庭に生まれ、プラハ旧市街の中で、何回もお引っ越しをしたのでした。

現在は、お土産屋さん。

★カフカ博物館 公式サイト 「フランツ・カフカ と プラハの家」(Franz Kafka and Prague Residences, 英語)
http://www.kafkamuseum.cz/ の記事参照。
http://www.zlataulicka.eu/zlataulicka/Zlate_ulicky.html
http://www.zlataulicka.eu/praha/Praha.html

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写真左は、外観が一番可愛らしかった家。
黄金小路には、16の住居があり、そのうち 9つは博物館として、16世紀から、1950年にかけて、そこに住んでいたであろう実在の家(架空の錬金術師の家を除く)、歴史あるパブ historical pub、錬金術師の家 house of goldsmith、射撃手の家 house of marksman、占い師の家 house of fortune teller、J. Kazda の家 house of J. Kazda が再現されています。 
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黄金小路の入口側を見たところ。 写真左は、「城伯の館」。
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★Golden Lane http://www.hrad.cz/en/prague-castle/guidepost-for-visitors/golden-lane.shtml
★GOLDEN LANE - PRAGUE CASTLE (ZLATÁ ULIČKA - PRAŽSKÝ HRAD) http://www.praguewelcome.cz/srv/www/en/objects/detail.x?id=65876
http://www.hrad.cz/en/prague-castle/guidepost-for-visitors/index.shtml
★ヴァーチャル・ツアー http://www.hrad.cz/en/prague-castle/virtual-tour/index.shtml

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次に、突き当たりにある12番の家の階段を下って、ダリボルカ(Daliborka)へ。
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つづきます。「プラハ城 ダリボルカ Daliborka

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プラハ城 黄金小路 防衛の回廊 Defense Corridor

プラハ城 レストランでビール休憩」のつづき。 ★プラハ個人旅行 まとめ記事

プラハ城の黄金小路(The Golden Lane)へ。 黄金小路の左側、その二階は、「防衛の回廊」(Defense Corridor)。
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回廊には、中世の騎士の武器・甲冑コレクションなどが展示されていて、レプリカ、フィギュアのお土産屋さんもあり。 思いのほか、楽しめました
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鳥のくちばしの兜の甲冑とともに、記念撮影。
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彫りの意匠が美しい刀剣
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女性用のドレス。 袖に切れ目の入ったドレスや、ちょっと窮屈そうな白いカラーのついたドレス等々。 もし、中世に生まれて、こんなドレスを着ていたら、、とか妄想してみた ガラス越しで、ピントがあわずボケボケ。すみません
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突き当たりには、拷問用の道具、椅子が展示されていた 
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そういえば、偉大な天文学者ヨハネス・ケプラー(Johannes Kepler, 1571-1630) の母、カタリーナ・ケプラーは、魔女裁判にかけられ、拷問すると脅されながら尋問を受けたのでした。
結局、告発は退けられたものの、すっかり気力を奪われ、その6ヶ月後に死去。

たぶん、こんな拷問の道具を見せられ、脅された時点で、精神的に参ってしまうのだろうなぁ・・・。

★ジェームズ・R. ヴォールケル (著)、林 大 (翻訳) 「ヨハネス・ケプラー―天文学の新たなる地平へ (オックスフォード科学の肖像)」(大月書店, 2010)145頁~148頁参照。

★以前書いたエントリー記事:「プラハ ケプラー博物館、ケプラーによる天文学の発展と、ルドルフ2世

http://www.hrad.cz/en/prague-castle/guidepost-for-visitors/index.shtml

つぎに、カフカの仕事部屋があった家へ。

つづきます。「プラハ城 黄金小路 カフカの家

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プラハ城 レストランでビール休憩

プラハ城 聖イジー教会」のつづき。 ★プラハ個人旅行 まとめ記事

プラハ城 聖イジー修道院の近くのレストランのテラス席で、ビール休憩。
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今回は、ダーク系の生ビール。 飲み応えがあって美味しかった
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席にリザーブの表示はあったけれども、長居するつもりは毛頭ないし、店員さんに何か言われたら、そのとき考えよういうことで、そのまま着席。 ノープロブレムでした

9:45頃見学をはじめて、まだ11:30。 税額21%なのか・・・。
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写真左側。 ピルスナー・ウルケル (Pilsner Urquell) のパラソルのある、レストランのテラス席。
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疲れていたし、とにかく、近くで休憩がとれたので良かったです。 ここでトイレもお借りしました。

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聖イジー教会側から、聖ヴィート大聖堂を見る。
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聖ヴィート大聖堂の雨樋の彫刻、「ガーゴイル」(gargoyle) と、敷石。
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http://www.hrad.cz/en/prague-castle/guidepost-for-visitors/index.shtml

ビールで体力も気力も復活 

つづきます。「プラハ城 黄金小路 防衛の回廊

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プラハ城 聖イジー教会 St. George’s Basilica

プラハ城 旧王宮 プラハ窓外放擲事件の部屋 30年戦争 ヴァーツラフの王冠」のつづき。 ★プラハ個人旅行 まとめ記事

プラハ城 聖イジー教会 Bazilika a klášter sv. Jiří, St. George's Basilica
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聖イジー教会は、プラハ城では2番目に古い教会で、プラハ城内に現存する中では最古の教会。
920年頃、プシェミスル王朝の創始者であるポジヴォイ1世の息子、ヴラチスラフ1世 (Vratislav I) によって建てられ、973年、隣に聖イジー修道院 (St. George Convent、女子修道院) が建築されました。

そして、1142年のプラハ城の火災後、大改修。 現在のロマネスク様式の外観、二つの尖塔などが設けられ、13世紀前半、南側に、「聖リュドミラ礼拝堂」(St Ludmila' Chapel) が増築されました。

1732年に設けられた、聖歌隊席へと通じる、2本のバロック式階段。
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ロマネスクの鮮やかな彩色の壁画。
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「聖リュドミラ礼拝堂」(St Ludmila' Chapel)の壁画
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聖歌隊の下にある、地下祭室(crypt)。 聖ヴィート教会が建てられる以前の、1055年まで、バシリカは、プシェミスル王家の人々が埋葬されていたのでした。
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地下祭室(crypt)の中には、人間の無常の象徴として、黒いブリジット像が置かれている。
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聖歌隊席側から、入口を見たところ。 木造の平らな天井。
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側廊を隔てる壁には、小さな窓。
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狭い側廊を歩く。
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1718年から1722年にかけて増築された、バロック様式の「ヤン・ネポムツキー礼拝堂」
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ヤン・ネポムツキー礼拝堂を出たところ
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http://www.praguewelcome.cz/srv/www/en/objects/detail.x?id=64043チェコ語
http://www.hrad.cz/en/prague-castle/guidepost-for-visitors/st-georges-basilica-and-convent.shtml
★プラハ城の地図 http://www.planetware.com/prague/prague-castle-cz-pr-pc.htm

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なお、以前は、聖イジー修道院内に国立美術館がありましたが、現在、閉館しています

そのかわりに、2014年10月16日から、.プラハ城の正門前のフラッチャニ広場、シュヴァルツェンベルク宮殿の左隣にある、「サルム宮殿」(The Salm Palace, Salmovský palác)で、新たに、長期にわたる展覧会、「19世紀美術 - 新古典はからロマン主義へ」"The 19th-Century Art from Neo-Classicism to Romanticism" が開催されることになりました。 古いガイドブックやアップデートされていないネット情報には書いていないので、要注意かも

★サルム宮殿 プラハ国立美術館 Salmovský palác Národní galerie v Praze (The Salm Palace (also called Small Schwarzenberg Palace) - The National Gallery in Prague)
http://www.ngprague.cz/en/objekt-detail/salm-palace/ 月曜休館 10:00 - 18:00

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後で、プラハ城の中にあるロブコヴィッツ宮殿、ローゼンベルク宮殿を見学した後、聖イジー教会のほうへと戻るときに見た、聖イジー教会の扉。 そして、警備のために歩いていた、かっこいい衛兵さん。
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ところで、聖イジー sv. Jiří (チェコ語) = 聖ジョージ Saint George = 聖ゲオルギウス 

キリスト教、キリスト教美術では、「聖ゲオルギウス」 の名前のほうが、ピンと来るかもしれません。

ブリタニカ国際大百科事典によると、聖ゲオルギウス (Georgiius, カッパドキア c. 270 - ディオスポリス c. 303) は、古代ローマの軍人で、ディオクレチアヌス帝の迫害で殉教。 危機困窮の際にその名を呼んで代願を求める14人の殉教聖人、救難聖人(patron saints)の一人。 悪竜を退治した伝説の勇士として有名な存在です。Wiki

悪竜を退治している、騎上の聖ゲオルギウス
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PM 6:30から、聖イジー教会で、クラシックコンサートも行われていました。 スメタナ、ドヴォルザーク、ビゼー、モーツァルト、ブラームスのラインナップ。
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歴史ある教会でのコンサート、とても素敵そうで憧れます

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疲れたので、プラハ城の第三の庭の中にあるレストランのテラスで、ビール休憩。

つづきます。「プラハ城 レストランでビール休憩

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