プラハ城 正門 マティアス門
「プラハ城 聖ヴィート大聖堂の南塔に登る」のつづき。 去年のニューヨーク一人旅等々をはさんで、久々の更新となりましたが、マイペースで続けていきます。
プラハ城の正門 The Entrance Gate of the Prague Castle
「戦う巨人たち」の像がある正門と、その奥、第一の中庭と第二の中庭をつなぐ 「マティアス門」(Matthias Gate)をバックに記念撮影。
正門の「戦う巨人たち」の像は、1768年、Ignaz Franz Platzer によって作られた彫刻で、現在あるのは、その複製。
その奥にあるマティアス門は、1583年に王宮をプラハ城に移したルドルフ2世 (Rudolf II)」(1552-1612, 神聖ローマ皇帝在位 1576-1612) の弟、マティアスの名前にちなんで名付けられた門。
イタリアの建築家 Giovanni Maria Filippi によって作られた、重厚な石造りのマティアス門の上には、皇帝マティアス Matthias の名前と ANO. MDCXIV = 1614年の碑文が刻まれています。
※ M = 1000, D = 500, C = 100, XIV = 14 のローマ数字の表記。
ところで、正門の「戦う巨人たち」の像のほうがクローズアップされていますが、神聖ローマ帝国の王宮をプラハに遷都したルドルフ2世が1612年に亡くなり、プロテスタントとカトリックとの宗教対立により混迷の時代を迎えていたプラハの歴史からすれば、むしろ、「マティアス門」のほうが重要度は高いといえるでしょう。
・・・といいつつ、記念写真は、絵になる正門で(笑)。
★http://www.praguecityline.com/prague-monuments/prague-castle-entrance-gate-and-the-first-courtyard
なお、正門の衛兵の交代式は、毎日12時正午。
城内、ロブコヴィッツ宮殿での、PM 1:00 からの昼のクラシック・コンサート(Midday Classic Concert)なども含めて見所満載のプラハ城でした。
詳しくは、公式サイト Visit to Prague Castle をどうぞ。
つづきます。「プラハ フラッチャニ広場の建築物 地図あり」
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