カテゴリー「ウィーン個人旅行 Journey to Vienna」の70件の記事

ウィーン プラーター 「大観覧車」 ★映画 「第三の男」 と 「ボルジア」 (ネタバレあり) ウィーン編完結

ウィーン プラーター 「大観覧車」に乗る ★記念撮影」のつづき。

プラーターの 「大観覧車」 Riesenrad (リーゼンラート, Giant Wheel) といえば、映画 「第三の男」 の舞台となった場所。
「ウィーン大観覧車」("Wiener Riesenrad" ヴィーナー・リーゼンラート, Viennese Giant Wheel) http://www.wienerriesenrad.com/en
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映画 「第三の男」(The Third Man) は、1949年製作。 キャロル・リード (Carol Reed) 監督のイギリス映画。

舞台は、第二次世界大戦直後のウィーン。

ハプスブルク王朝による栄光とその終焉。 ナチス・ドイツによる併合と敗戦の生々しい傷跡。 その歴史を背負ってきたウィーンの街並み。

そのアメリカ、イギリス、ソ連、フランスの4国によって4分割された市内には、美しい彫刻が施された建物とともに、連合国軍による空襲により崩壊した建物、瓦礫の山が映し出される。

悪の深い闇。 そこに生きる男と女。 モノクロ画面の光に照らされ、闇から浮かび上がる、その表情・・・。

そして、大観覧車をバックに、悪に墜ちたハリー・ライム役のオーソン・ウェルズが、親友、小説家ホリー・マーチンス役のジョゼフ・コットンに言う台詞に思わず反応 彼曰く、

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「人が言うように、イタリアでは、ボルジア家が支配した30年間、彼らは栄華を極め、テロ、殺人、流血が横行してた、、でも、彼らはミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ルネッサンスを生みだした。

スイスでは、隣人愛、500年にわたる民主主義に平和。 それがいったい何を生みだした?・・・鳩時計だよ。

じゃあな、ホリー。」

"Like the fella says, In Italy for thirty years under the Borgias they had warfare, terror, murder, bloodshed - but they produced Michelangelo, Leonardo da Vinci, and the Renaissance. In Switzerland they had brotherly love, 500 years of democracy and peace, and what did that produce? The cuckoo clock. So long, Holly."

以上、有名な、「鳩時計」のくだりです なんで反応したかというと、私、ボルジアにどっぷりハマっているもので・・・

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右は、スカパー、イマジカBS放映のドラマ、チェーザレ・ボルジア、教皇アレクサンデル6世の 「ボルジア 欲望の系譜 Borgia: Faith And Fear」 http://www.imagica-bs.com/borgia/

スペイン出身のロドリーゴ・ボルジア枢機卿 (Rodrigo Borgia, 1431-1503)。 買収工作により、宿敵ジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ枢機卿(後の教皇ユリウス2世 Julius II, 在位:1503-1513)を破って教皇に就任。 教皇アレクサンデル6世 (Alexander VI, 在位:1492-1503)となる。

1498年、フィレンツェの修道士サヴォナローラを破門。 シニョリーア広場で絞首刑ののち火刑。
愛人の弟、アレッサンドロ・ファルネーゼは枢機卿となり、後に教皇パウルス3世 (Paulus III, 在位:1534-1549) となった。

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教皇アレクサンデル6世の息子のチェーザレ・ボルジア (Cesare Borgia, 1475-1507) は、父の力で大司教にまで上り詰めるも、兄弟殺害に関わった噂あり。 権謀術数をもって中部イタリアを征服。
1502年、レオナルド・ダ・ヴィンチは建築技術監督兼軍事顧問としてチェーザレの軍と行動を共にする。

しかしながら父、教皇が死亡し、自らも病に倒れるとともに失脚。
宿敵ジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ枢機卿(後の教皇ユリウス2世) によって逮捕されるも、脱出。 義兄の統治するナバーラ王国まで逃れるも、戦死。

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・・・と、「悪徳」のかぎりを尽くした親子なのだが、 民主主義による多数派の横暴、およそ実現不可能な理想主義に走った、自己満足の悪しきポピュリズムに比べれば、有能で実行力のある専制君主のほうがマシかもしれない。あくまで、相対論にすぎないけれど、清濁併せ呑む寛容さは必要かも。

 ボルジア関連本。 コミック 「チェーザレ ~破壊の創造者~」惣領冬実、監修 原基晶(モーニング、講談社):公式サイト http://morning.moae.jp/lineup/19 も、歴史考証がしっかりしていて面白かった。
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かな~り脱線しましたが、まさか、オーソン・ウェルズのセリフに 「ボルジア」が出てくるとは! 吹き替えや、字幕に頼ってばかりだと、到底わかりませんでした

言うまでもなく、映画館の大きなスクリーンで見るに越したことはないけれど、DVDでじっくり、セリフを巻き戻しで聞くのもいいなと思った次第。

映画 「第三の男」は、旅行後、最近になってDVDで。 昔、テレビで見たことがあるような気がするのだけれど、すっかり忘却。

映画評論家の淀川長治さんは、映画のラストを絶賛するけれど、「女心が読めない、未練たらたらのお馬鹿さん」には共感できず。

・・・かといって、バッサリ切り捨てるのは良くないか(笑)。むしろ、巨大な地下下水道での最後のシーンのほうが、はるかに胸を打たれました。

ともあれ、ウィーンに行った後にでも、見る機会を持てたのは良かった

★「第三の男ミュージアム・ウィーン - 名画「第三の男」と第二次世界大戦後、占領下のウィーンの全て」"THIRD MAN MUSEUM", Pressgasse 25, 1040 Wien 
開館時間:毎週土曜日午後2時~6時、時間外は要予約 http://www.3mpc.net/yapsamml.htm というのもあるみたい。

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ところで、映画「第三の男」では、第二次世界大戦中、連合国軍による空襲により崩壊した建物、瓦礫の山が各所に映し出されている。

映画冒頭、第二次世界大戦中、連合国軍による空襲により、屋根が完全に崩壊、ファサードも無残に倒れかけた 「シュテファン大聖堂」 (Stephansdom) の現在の姿。、
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★現在は、「ウィーン 「シュテファン大聖堂 (Stephansdom)」ライトアップ」の記事を参照。

瓦礫と化した建物が写し出された、「結婚の泉」(Vermählungsbrunnen) のある、 「ホーアーマルクト広場」(Hoher Markt)の現在。道理で、建物が新しくみえるわけなのだ。
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★現在は、「ウィーン散策 05 ドナウ運河、エルサレムの階段、アンカー時計、古代ローマ都市「ウィンドボナ」(Vindobona)」の記事を参照

★Location shots in Vienna of The Third Man (1949)  http://axion.physics.ubc.ca/thirdman/thirdman.html 「第三の男」(1949) ウィーン・ロケーション・ショット ・・・道の名前が出ていて、とても参考になります!
★道の名前は、ウィーン市の公式サイトの地図 http://www.wien.gv.at/stadtplan/ で検索。

こういった負の歴史は、旅行ガイドブックでは触れられていないけれども、こうした歴史を知ることで、その土地に対する理解が深まり、より興味が湧いてくる。

これは今までやってきた、東京古地図散歩、建築ポタリングの海外版ですね

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最後に、大観覧車の前で記念撮影。
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入口(写真左)から歩いた、そのすぐ先に、S-Bahn 地下鉄 U1 U2 「プラーターシュテルン」(Praterstern) の駅(写真右、右側)。
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地下鉄 U1 U2 「プラーターシュテルン」(Praterstern) の駅入口。PM9:30。 ここから、地下鉄 U1 で、 Karlsplatz まで行き、ホテルに戻りました。
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夜なので、なるべく人がたくさん歩いている流れに乗って、歩くべし!ですね。 ・・・なぜか、ココ、人通り少なすぎなんですけど あぶない目には、一度もあわずにすみました。

http://www.praterwien.com/en/home/
★遊園地の地図 http://www.praterwien.com/fileadmin/user_upload/plan/plan_de.pdf

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以上、ウィーン4日目。 ウィーン到着1日目は夜 19:10でしたので、ウィーン実質3日目終了

ウィーンだけでも、今までの記事の総数 71 個。 なんたる旅の充実度 !!

Our trip to Vienna was very fruitful and rewarding !! And our trip to Prague too !!!

★ウィーン個人旅行の全体ついては、「ウィーン・プラハ個人旅行 02 ウィーン編まとめ Journey to Vienna (Wien)」をどうぞ。
★記事インデックスは「こちら

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翌日、2013/8/14(水) は、ホテルからタクシーで空港へ。

オーストリア航空」 Austrian Air http://www.austrian.com/ で、オーストリア (Republik Österreich (レプブリーク・エースターライヒ), Republic of Austria (リパブリック・オブ・オーストリア)) の ウィーン (Wien (ヴィーン), Vienna (ヴィエナ) から

チェコ共和国 (Česká republika (チェスカー・レプブリカ), Czech Republic (チェコ・リパブリック)) の プラハ (Praha (プラハ), Prague (プラーグ)) に移動 
(Vienna 10:05 - Prague 10:55)

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・・・こう書いてみると、日本語ではニホン or ニッポン、英語だと Japan みたいに、表記も音も違ってる。

それから、ドイツ語で、 たとえば、「Ö」(オー、ウムラウト) が 「オ」 の口で 「エ」と発音するように、独特の発音があると、表記が難しいときがある。 チェコ語でも、独特な発音があって、同じく表記が難しい。

でも、翻訳で音声も出せるので、できるかぎり書いておこうと思っています。 カタカナで書いてないと、とっさに使いづらいし、再訪したい場所なので

つづきます。「チェコ、プラハ個人旅行 Journey to Prague ウィーンからプラハに移動 (オーストリア航空) ATM

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ウィーン プラーター 「大観覧車」に乗る ★記念撮影

ウィーン 「プラーター公園」 遊園地 ★ドイツ語翻訳」のつづき。

「ウィーン大観覧車」("Wiener Riesenrad" ヴィーナー・リーゼンラート, Viennese Giant Wheel) http://www.wienerriesenrad.com/en
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1897年(明治30年) にオープン。英国人技師、ウォルター・B・バセットにより、フランツ・ヨーゼフ1世の即位50周年祝賀会にあわせて設立されました。

その後、第二次世界大戦の連合国軍による空襲で、遊園地の施設全体とゴンドラすべてが破壊されるも、戦後、迅速に修復。

終戦直後のウィーンを舞台にした 「第三の男」(The Third Man, 1949年 英国) では、空襲による大きな瓦礫の山とともに、「大観覧車」が登場しています。

この大観覧車でのオーソン・ウェルズ、「鳩時計」の名ゼリフ。

この英語でのセリフが秀逸すぎる!!! 後ほど、別エントリー記事でご紹介致します。

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大人一人 9,00 euro。 割引コンビネーション・チケットもあり。
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ゴンドラの台数は15台。 まん中にはベンチ。
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もう、すっごくワクワクできて、楽しかった 食事を楽しめるゴンドラもあり
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眼下には、遊園地のアトラクション。
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そして、ウィーンの夜を臨む。 派手なネオンは無いので、きらめく夜景ではありません。 でも、花火が映えそう
写真、内部の映り込みがひどくて、ごめんなさい 
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プラーター遊園地の入口付近。 写真左、すぐそば(写真左上)に、S-Bahn 地下鉄 U1 U2 「プラーターシュテルン」(Praterstern) の駅
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ところで、券売所では、「フォトショップ」 (FOTOSHOP) で記念撮影サービス(有料) もあり。

面白そうだし、記念になるので、撮影してもらいました 

写真を撮ってくれるマダムから、「んじゃ、あっち向いてみて~」、「今度はこっちね~」 とアドバイスを受けつつ、何枚か撮影してもらいます。 で、その中から、1番いいショットを自分たちで選ぶシステム。 観覧車から降りると完成していて、引換券と交換。

この、きれいな台紙を開けると、、
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こんなかんじ。 とてもいい記念になったので、撮って良かった 今も、リビングに飾っています
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写真サービス 9,80 euro。 チケット売り場には、日本語のパンフレットもあり
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つづきます。「ウィーン プラーター 「大観覧車」 ★映画 「第三の男」 と 「ボルジア」 (ネタバレあり) ウィーン編完結

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ウィーン 「プラーター公園」 遊園地 ★ドイツ語翻訳

ウィーン ビアガーデン 「シュヴァイツァーハウス」 元祖バドワイザー&巨大骨付き豚グリル Schweizerhaus, Prater」のつづき。

ビアガーデン「シュヴァイツァーハウス」を出て、左に進むと、「プラーター遊園地」http://www.praterwien.com/en/home/
単に「プラーター」と言えば、この遊園地のことを指すことが多いのですが、ドイツ語では、「ヴルステル・プラーター」(Wurstelprater)

「ウィーン大観覧車」 ("Wiener Riesenrad" ヴィーナー・リーゼンラート) を経由し、遊園地の入口までまっすぐ伸びる、 「シュトラーセ・デス・エーアステン・マイ」(Straße des Ersten Mai) =5月1日通りへ。
★遊園地の地図
http://www.praterwien.com/fileadmin/user_upload/plan/plan_de.pdf

全部で250個ものアトラクションあり。 若者や家族連れで賑わっていた。
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本格的なシーズン・オープニングは、3月1日。 前述のビアガーデン 「シュヴァイツァーハウス」 も、この日から。
遊園地の入場料は無料ですが、アトラクションの利用は有料です。

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写真左の塔は、「プラーター・タワー」(Prater Turm プラーター・トゥルム tower) http://prater.at/Prater_Turm/
スキー上のリフトのような椅子に座って、ぐーるぐるの「回転ブランコ」。 塔の高さは 117m、飛行半径36m。むちゃくちゃ怖そう

写真右下は、Turbo Autodom Testarossa http://www.dallisman.at/ ゴーカートの迫力が半端ない

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元はハプスブルク家の狩猟の場だった広大なプラーター公園
その後、1873年 (明治6年) 、プラーターでウィーン万国博覧会が開催。 その跡地にできたテーマパークに、「大観覧車」 ができたのは、1897年(明治30年) のこと

ところが、第二次世界大戦の連合国軍による空襲で、施設全体とゴンドラすべてが、破壊されてしまいました

戦後、記録的な早さで修復されて、1947年5月オープン

終戦直後のウィーンを舞台にした 「第三の男」(The Third Man, 1949年 英国) では、空襲による大きな瓦礫の山とともに、「大観覧車」が登場しています。

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「魔法のドリームランド」(Magic Dreamland)。 マイケル・ジャクソンの目が挑発的な謎の施設(笑)。
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ところで、私はパソコンでは、Webブラウザ、「Google Chrome」(グーグル・クローム) を使用。そのオプション、Google 翻訳 で 「常にドイツ語から日本語に翻訳する」を選択

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この自動翻訳。 ところどころでおかしな翻訳になるので、万能ではないけど、とっても便利!
ポインターを文字列の上にかざすと原文が出てくるので、電子辞書 Casio EX-word 外国語モデルで、ドイツ語の単語をチェック。 ドイツ語の勉強になっています

そこで、公式サイト http://www.praterwien.com/attraktionen/ にある、「魔法のドリームランド」 の説明を見ると、こんなかんじ。
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・・・「改宗ドリーム」って(爆)。

Magic Dreamland Fun-House 「Traumwandeln」 =英語版では 「Dreamwalking

「むりやり、キリスト教に改宗させられちゃうという、おそるべき夢のようなアトラクション」・・・ではなく、「夢のウォーキング」っていう意味でした(笑)。

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半端なく怖そうだった、アトラクション 「黒いマンバ」 Schwarze Mamba (black Mamba)
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空中、予想不可能な方向に毎時80キロで乗客を旋回。高所恐怖症の人は絶対やめたほうがいいアトラクション。。自動翻訳によれば、「勇敢な、若い成人向け」

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そして、「ウィーン大観覧車」("Wiener Riesenrad" ヴィーナー・リーゼンラート, Viennese Giant Wheel) へ。
http://www.wienerriesenrad.com/en
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つづきます。「ウィーン プラーター 「大観覧車」に乗る ★記念撮影

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ウィーン ビアガーデン 「シュヴァイツァーハウス」 元祖バドワイザー&巨大骨付き豚グリル Schweizerhaus, Prater

ウィーン 路面電車で 「クンストハウス・ウィーン」 から 「プラーター」 シュヴァイツァーハウスまで ★地図あり」のつづき。

「フンデルトヴァッサーハウス」 から 「クンストハウス・ウィーン」。 そこから、路面電車 1番 (Straßenbahn Linie 1) に乗り、「ラデツキー・プラッツ」(Radetzkyplatz) から、終点 「プラーター・ハオプトアレー」 (Prater Hauptallee) まで。そこから、「シュヴァイツァーハウス」までの地図は、「こちら」。
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ウィーンで人気のビアガーデン 「シュヴァイツァーハウス」 (Schweizerhaus), Prater 116, 1020 Wien
http://www.schweizerhaus.at/ ※ 3/15 ~ 10/31 まで。冬期は休業。
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さすが人気店だけあって、ほぼ満席。 お店のお兄さんが、空いている席まで案内してくれました

元祖バドワイザー 「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」"Budweiser Budvar" http://www.budvar.cz/(alc.5% vol. 0.5l (Krüge クリューゲ:ジョッキ) 4,10 euro)
爽やかで、飲み応えあり。すごく美味しい!!!ジョッキを2人で2杯づつ。
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本当にかなりの人数のお客さんがいて、焼きたて(frisch vom Grill)を出すのに時間がかかるのか、見回すと、みなさん待ち中。
こんなときは、シンプルな注文に限るので、メニューのオススメに従いました

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そして名物、巨大な骨付き豚のグリル 「ヒンテレ・シュヴァイン・シュテルツェ・フリッシュ・フォム・グリル」 (Hintere Schweinsstelze frisch vom Grill)
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お値段は重さにより、16,90 euro / 1kg (Preis nach Gewicht, fur 1kg 16,90 euro)。 写真の大きさで、19,10 euro。二人でちょうどいい大きさ。 美味しくて完食

お店のお兄さんに食べ方を聞いたら、ナイフでススッと手際よく、肉を切り分けてくれました 愛想が良くて、いい店員さんにあたってラッキー

メニューで、骨付き豚のグリルに加えてオススメされていた、「マスタードと西洋ワサビ」(Senf und Kren ゼンフ・ウント・クレーン 1,40 euro)が、あいまくり

そして、「新鮮なキャベツのコールスロー・サラダ」(frische Krautsalat フリッシェ・クラオト・ザラート 3,40 euro)も美味しかった

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Hintere (ヒンテレ)=尻、Schwein (シュヴァイン)=豚、シュテルツェ (stelze)=足の意味なので、足のモモあたり。

ドイツ、フランクフルトの名物アップルワインのレストラン、「ワーグナー」(Adolf Wagner、アドルフ・ヴァーグナー) で食べた、骨付き豚ロースト 「Gegrillte Schweinshaxe」 (シュヴァインス・ハクセ) とほぼ同じものでした

ワーグナの店のおばさんに、メニューを指さし、「これは何ですか?」 とドイツ語で質問したら、「ブタのココよ」 と、ご自分のフトモモあたりをパンとたたいて教えてくれたので、足のモモあたりだと思われ
★「アップルワインのレストラン Apfelwein Wagner

辞書には 「骨付き豚のすね肉ロースト」 と訳されているけど、足のモモあたりかも? 豚は足が短いので、スネでもモモでも、あんまり変わりないとは思うけど(笑)。

ワーグナーで食べたときも、あまりの美味しさに感激したけど、ここでも焼きたて。 皮はカリッと、中はジューシー ここまで来た甲斐がありました

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★生ビール (BIER VOM FASS ビーア・フォム・ファス) の種類と、名物 「ヒンテレ・シュヴァイン・シュテルツェ・フリッシュ・フォム・グリル」 (Hintere Schweinsstelze frisch vom Grill) ※見やすいように、画像を加工しています。
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今回は混んでいたので、オリジナル生のジョッキ2杯づつ。 次回はいろんなものにチャレンジしてみたいので、おおまかな訳をアップしておきます。

今回飲んだのは、「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」(オリジナル・プレミアム・ラガー) Budweiser Budvar (Original Premium Lager) (mild und bekömmlich) alc. 5% vol. 0.5 l (Krüge クリューゲ : ジョッキ) 4,10 euro

マイルド& bekömmlich (ベケムリヒ) = 体に良い、消化にも良いらしい(笑)。

たしかに、翌日も快調 プラハへの移動&街歩きも絶好調でした。 日本でも、「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」"Budweiser Budvar" 生が、気軽に飲めるといいなぁ

★「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」(オリジナル・プレミアム・ラガー) Budweiser Budvar (Original Premium Lager) (mild und bekömmlich)
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そして、ブドヴァイゼル・ブドヴァルの黒ビール生。 爽快で辛口の黒。
「ブドヴァイゼル・ブドヴァル・シュヴァルツェス・ダス・オリギナール、イン・シュヴァルツ・エアフリッシェント・ヘルプ」 Budweiser Budvar Schwarzes Das Original in Schwarz erfrischend herb 

上記二つをミックスした、「ブドヴァイゼル・ブドヴァル・ゲミッシュト」(ツヴァイ・オリギナーレ・ミッシェン・ズィヒ) Budweiser Budvar G'mischtes (Zwei Originale mischen sich) 
※G'mischtes = 混合した, mischen (ミッシェン) = 混ぜる (mix) の過去分詞

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ブドヴァイゼル・ブドヴァルのほかに、グリースキルヒナーもあり。

「グリースキルヒナー・ドゥンケル」(フォル・ムンディヒ・ミット・レストズューセ)」 Grieskirchner Dunkles (vollmundig mit leichter Restsüße)
Dunkles (ドゥンケル) = ダーク (Dark) の意味。 コクのある、より軽い残糖感。

そして、ブドヴァイゼル・ブドヴァルと、グリースキルヒナーをミックス、より軽い残糖感の、
「ブドヴァイゼル - グリースキルヒナー・ゲミッシュト」 (ミット・ライヒター・レストズューセ) Budweiser - Grieskirchner G´mischtes (mit leichter Restsüße)

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★いろいろと、種類はあれど、この一種類だけでも満足しました(笑)。
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黒ビールあれば、白ビールあり。

パオラナー・ヘーフェ - 白ビール。 ミュンヒェン産。 自然の濁りで、フルーティーな味わい)。
「パオラナー・ヘーフェ - ヴァイス・ビーア」 (ミュンヒェン、ナトゥーア・トリュープ・プリッケルント - フルフティヒ) Paulaner Hefe - Weißbier (München, naturtrüb, prickelnd - fruchtig)
 
そして、赤ビール! オッタクリング産。 自然の濁りで、キャラメル(カラメル?)風味

「レーテス・ツヴィック・ゴーレ・ファスル」(オッタクリング、ナトゥーア・トリュープ・ミット・アイナー・カラメルノーテ) Rötes Zwickl Gole Fassl (Ottakring, naturtrüb mit einer zarten Karamellnote)

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ちょっと変わり種なのは、「ラードラー」。
ブドヴァイゼル・ブドヴァル + レモネード。 軽く、ピリッと爽やかな風味。

「ラードラー」 (ブドヴァイゼル・ブドヴァル + ツィトローネン・リモナーデ、ライヒト・ウント・シュプリッツィヒ) Radler (Budweiser Budvar + Zitronenlimonade, leicht & spritzig)

そして、ノンアルコールの生!?
「クラウスターラー」。 エクストラな辛口 - ホッピー、ノンアルコール

「クラウスターラー」 (エクストラ・ヘルプ - ホプフィグ, アルコホール・フライ) Clausthaler (extraherb - hopfig, alkoholfrei)

・・・以上、「生ビールのドイツ語メニュー、 どーんと来い」!?!?(笑)。

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みんなでワイワイ、楽しそうな雰囲気 結局、7時半頃入って、8時半過ぎまで。
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ところで、「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」"Budweiser Budvar"は チェコ原産のビール。http://www.budvar.cz/
で、 「バドワイザーという名称の米国製ビール」"Budweiser" とは全く別物。

そもそも、米国アンホイザー・ブッシュ社は、「Budweiser」 をボヘミアのバドワイスの町で醸造したビールにあやかる趣旨で採用したと自ら広告。

しかしながら、米国のバドワイザー社が全世界でシェアを伸ばすにつれ、両者は商標をめぐって対立。 世界各国で、訴訟で争われました。

日本においては、米国のアンホイザー・ブッシュ社が、チェコのブジェヨビキー・ブドバー・ナロドニ・ポドニク醸造所 (Budějovický Budvar, n. p.) 等に対して、商標権侵害差止等請求訴訟を提起。

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東京高等裁判所は、控訴人(原告)となった米国のアンホイザー・ブッシュ社の、チェコのブジェヨビキー・ブドバー・ナロドニ・ポドニク醸造所に対する控訴を棄却。 商標権を侵害せずと認定 (原審・東京地方
裁判所 事件番号:平成14(ネ)5791号)、第二審・東京高等裁判所 事件番号:平成12年(ワ)7930号)。

ただし東京高裁は、米国のアンホイザー・ブッシュ社に、日本において「バドワイザー」商標を使用し、保護する権利を認め、 日本の2つの輸入販売業者に対して、「バドワイザー・バドバー」商標の使用を差し止め、損害賠償の支払いを命じています。(判決要約No.293 - 日本弁理士会米国のアンホイザー・ブッシュ社による声明

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両者、味わい、飲みごこちが全く違うと思われ。
チェコ、プラハに到着後、店に入って最初に飲んだビールは、チェコの 「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」 生でした

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ビールのジョッキ2杯づつ Budweiser Budvar Krüge 4,10 euro ×4 = 16,40
巨大な骨付き豚のグリル 「ヒンテレ・シュヴァイン・シュテルツェ・フリッシュ・フォム・グリル」 (Hintere Schweinsstelze frisch vom Grill) 19,10 euro など、合計 40,30 euro でした。 リーズナブルで美味しく、大満足
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★本場チェコのプラハで飲んだ、元祖バドワイザーについては、「プラハ 「ウ・メドヴィードクー」 (U Medvídků) ビアホールで本場チェコビール、元祖バドワイザーを飲む
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「シュヴァイツァーハウス」(Schweizerhaus, Prater 116, 1020 Wien) のある 「ヴァルト・シュタイン・ガルテン・シュトラーセ」 (Waldsteingarten straße) = ロックガーデンの森通りの突き当たりを左折すると、そこは 250個ものアトラクションのある 「プラーター遊園地」 (Wurstelprater ヴルステル・プラーター)。 http://www.praterwien.com/en/home/

★プラーターの詳しい地図は、http://www.wien.gv.at/umwelt/parks/anlagen/images/pratertafel.jpg
★プラーター遊園地の地図は、http://www.praterwien.com/fileadmin/user_upload/plan/plan_de.pdf

単に「プラーター」と言うと、この遊園地のことを指すことが多いんですが、映画 「第三の男」(The Third Man) に出てくるのは、ここの 「ウィーン大観覧車」 ("Wiener Riesenrad" ヴィーナー・リーゼンラート, Viennese Giant Wheel)。

この大観覧車に乗り、記念写真を撮りました。http://www.wienerriesenrad.com/en

つづきます。「ウィーン 「プラーター公園」 遊園地 ★ドイツ語翻訳」  

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ウィーン 路面電車で 「クンストハウス・ウィーン」 から 「プラーター」 シュヴァイツァーハウスまで ★地図あり

ウィーン 「クンストハウス・ウィーン」 KUNST HAUS WIEN」のつづき。

いよいよ最終目的地、 「プラーター公園」(Prater) へ

「クンストハウス・ウィーン」(KUNST HAUS WIEN) から、路面電車 1番 (Straßenbahn Linie 1) 「ラデツキー・プラッツ」(Radetzkyplatz) の停留所までのルートマップ。 ゆっくり歩いて約10分ほど。
ウィーン市の地図 Stadtplan Wien http://www.wien.gv.at/stadtplan/ "Quelle: Stadt Wien - ViennaGIS" に加工。
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「フンデルトヴァッサーハウス」 から 「クンストハウス・ウィーン」。 そこから、路面電車 1番 (Straßenbahn Linie 1) に乗り、「ラデツキー・プラッツ」(Radetzkyplatz) から、終点 「プラーター・ハオプトアレー」 (Prater Hauptallee) まで。

そこから徒歩15分、ビアガーデン 「シュヴァイツァーハウス」(Schweizerhaus) までの ルートマップ。
ウィーン市の地図 Stadtplan Wien http://www.wien.gv.at/stadtplan/ "Quelle: Stadt Wien - ViennaGIS" に加工。
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私たちは、ビアガーデン 「シュヴァイツァーハウス」 まで行きたかったので、

路面電車 1番 「ラデツキープラッツ」(Radetzkyplatz) から、終点 「プラーター・ハオプトアレー」(Prater Hauptallee) まで4駅、約6分のルートを選びました。

でも、プラーター公園で、大観覧車 「大観覧車」 (Riesenrad リーゼン・ラート) に乗る目的ならば、
路面電車 0番 「ラデツキープラッツ」(Radetzkyplatz) から、終点 「プラーターシュテルン」(Praterstern) まで2駅、約3分のほうが近くていいと思います。

★ウィーンの路面電車 路線図 (路面電車=Straßenbahn シュトラーセン・バーン streetcar)
http://homepage.univie.ac.at/horst.prillinger/metro/m/largemap-tram.html

★ウィーンの路面電車の時刻表 路線
http://www.wienerlinien.at Service > Fahrpläne (時刻表) > Straßenbahn (路面電車) の Zu den Fahrplänen (時刻表)
路面電車1番なら、Linie 1 をクリック Schule (学校) Feruen (休暇) は、それぞれ学期中と休暇中
路面電車1番の時刻表 (2014年版)
http://www.wienerlinien.at/media/download/2014/Linie_01_121737.pdf
路面電車 0番の時刻表 (2014年版)
http://www.wienerlinien.at/media/download/2014/Linie_O_115218.pdf

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スーパー 「SPAR」前から、「ラデツキー・プラッツ」 (Radetzkyplatz) 、写真中央にある、路面電車1番の停留所を眺める。
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「ラデツキー・プラッツ」 (Radetzkyplatz) =「ラデツキー広場」。

そして、ラデツキーといえば、毎年ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート https://www.wienerphilharmoniker.at/jp/new-years-concert/the-new-years-concert でおなじみ、、1848年に ヨハン・シュトラウス1世が作曲した 「ラデツキー行進曲」。wiki

この曲は、その当時、オーストリア領だった北イタリアの独立運動の鎮圧に向かう、ヨーゼフ・ラデツキー将軍を称えて作曲されたもの。 鎮圧されたほうは、たまったものではないですが

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「ラデツキー・シュトラーセ」(Radetzkystraße) の道沿い、パン屋さん ANKER 前にある、路面電車1番 「ラデツキー・プラッツ」 (Radetzkyplatz) の停留所 (Haltestelle) から乗車。
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ラデツキー広場に到着した当初は、「早くレストランに入りたい」、との夫の願いに、プラーターに行こうかどうか迷い中・・・。

そのとき、目に入ってきたのが 「プラーター・ハオプトアレー」(Prater Hauptallee) 行きの停留所

ピンと頭にひらめくものがあり この機を逃すと、一生後悔しちゃうかもと、ブツブツいう夫にかまわず、そこに滑り込んできた路面電車に、さっさと乗車

結果、大正解 で、ウィーン最後の夜を満喫しました 

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路面電車から、ドナウ運河を眺める。 水辺には、木々の緑。 時間に余裕があれば、船旅も楽しそう 
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ドナウ運河の橋を渡って、街中ちょっと抜けた先には、延々と広がる緑地。
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車窓からは、木々の緑。 乗客は、ほかに2組ほど。 本当にこれに乗ってよかったのかと、ちょっと不安になっていた。
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19:01発、19:07頃、終点 「プラーター・ハオプトアレー」(Prater Hauptallee) に到着。
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この停留所、大観覧車のある遊園地部分とは、かなり離れており、 iPhone で Google Map アプリのGPSで現在地を確認しながら、ビアガーデン「シュヴァイツァーハウス」(Schweizerhaus) の方向へ。

他の乗客も、停留所にあった地図ガン見(笑)。
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★プラーターの詳しい地図は、http://www.wien.gv.at/umwelt/parks/anlagen/images/pratertafel.jpg

★プラーター遊園地の地図
http://www.praterwien.com/fileadmin/user_upload/plan/plan_de.pdf

★「リリパット・バーン」(Liliputbahn, リーリプット・バーン)
ミニ電車型のタイヤで走る連結バス "Praterzug" (Zug (ツーク) = 列車 train)
Prater Eingang - Liliputbahn - Schweizerhaus - Praterentralplatz を周回。3月中旬から10月中旬まで。 リリパット=ガリバー旅行記に出てくる小人の国。
http://www.liliputbahn.com/praterzug.htm

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地図にある、Hauptallee = Haupt (ハオプト) 主要な、allee (アレー) = 並木道の意味。

その幅広く、延々と続く 「中央並木道」をすぐ横切って、「ヴァルト・シュタイン・ガルテン・シュトラーセ」 (Waldsteingarten straße) = ロックガーデンの森通りを延々歩き、左側の巨大駐車場を横目に、はやる心を抑えつつ、15分ほど早歩き そして、

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ビアガーデン 「シュヴァイツァーハウス」 (Schweizerhaus) に到着 http://www.schweizerhaus.at/ (※冬期は休業。3/15 ~ 10/31 まで)
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元祖バドワイザーの 「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」"Budweiser Budvar" http://www.budvar.cz/ 、そして、巨大な骨付き豚グリルを堪能

つづきます。「ウィーン ビアガーデン 「シュヴァイツァーハウス」 元祖バドワイザー&巨大骨付き豚グリル Schweizerhaus, Prater

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ウィーン 「クンストハウス・ウィーン」 KUNST HAUS WIEN

ウィーン散策 「フンデルトヴァッサーハウス」 から 「クンストハウス・ウィーン」へ」のつづき。

「クンストハウス・ウィーン」 (KUNST HAUS WIEN - Museum Hundertwasser) Untere Weißgerberstraße 13, 1030 Wien, Österreich ★http://www.kunsthauswien.com/
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この建物は、オーストリアのアーティスト、画家、建築家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー (Friedensreich Hundertwasser, 1928-2000) の哲学と芸術的信念に基づいて設計され、1991年にオープンした美術館。
http://www.wien.info/ja/sightseeing/museums-exhibitions/top/kunsthauswien

※Kunst (クンスト) = 芸術、art, Haus (ハオス) = (建物としての) 家、建物 (house)

毎日10:00~19:00、一般10euro 月曜日は5euro フンデルトヴァッサーの作品を常設展示するほか、さまざまな特別展を開催している。
http://www.kunsthauswien.com/
https://www.facebook.com/kunsthauswien

美術館入り口。 美術館の外の歩道と同様、内部の床も、平らではなく不規則に上下。 足から体全体に伝わる感覚が面白い。漫然と歩いてはいられない感じ(笑)。
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私たちが訪問したときには、リンダ・マッカートニーの写真展が開催されていた。 ポール・マッカートニーのプライベートな素顔がチャーミング

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曲線を用いず不規則に並べられた黒のタイル。 カラフルな円柱。おまけに窓からは木の枝が!
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自然との共生を理想とし、モダニズム建築における直線と平面を嫌悪したフンデルトヴァッサーの哲学が、見事に表現されている。

ところで、この建物は、家具メーカー、「トーネット」 (Thonet) の建物を大改装。 トーネット (Thonet) といえば、曲げ木の椅子が大ヒット、19世紀に、なんと約5000万脚が生産され、MoMA、オルセー美術館などで、永久保存コレクションとなっている。http://www.wienmuseum.at/en/collections/arts/furniture.html
http://www.kunsthauswien.com/en/about-us/history-of-the-house

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CaféRestaurant "Dunkelbunt" 緑溢れる中庭に、カラフルな座面の椅子。禁煙
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中庭の黒と白のタイルの配置も見飽きない。 たくさんの緑に癒される
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↑写真右下は、ミュージアムショップ。 ミュージアムショップ内部は撮影禁止の貼り紙あり。

ここで、フンデルトヴァッサーハウスとクンストハウス・ウィーンの絵はがきを購入(大版 1,50 euro×2枚, 普通サイズ 1,00 euro×1枚)。

ちょっと上からの全体が写っている写真を見ると、またまた発見があって楽しい

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もっとも、実際の設計、そして工事の手間も、かなり大変だったことだろう。

大阪にある、フンデルトヴァッサー設計の公共施設も、お金がかかりすぎだと批判されているらしい。

しかるに、安く上げようとばかり考えていると、醜い建築物が立ち並ぶことになり、芸術はどんどん衰退していくばかり。 素敵なデザインの建物は、精神や経済を活性化させる面もある。 ただし、破綻は避けたい。

長期的な視点もわすれず、バランスが大切だということだろう。・・・と、ちょっとマジメに考えてみた(笑)。

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トイレのデザインにも注目。 見るところがいっぱいありすぎ、休憩できない(笑)
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たくさんの美しい石に彩られた館内の泉。
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外側のドアの扉まわりも、地面に接する面を含めて曲面。 徹底している。
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フンデルトヴァッサーの絵自体は、あまり趣味ではないし、時間もなしで、展覧会は見なかったけれど、建物のデザインはとても面白く、実際あれこれ見ることができ、体感できて、良かった。 ガウディー建築を見るようなワクワク感がありました

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「クンストハウス・ウィーン」を出て、「ウンテレ・ヴァイスゲルバー・シュトラーセ」(Untere Weißgerberstraße) を右へ。写真左、S-Bahn の高架が見える

写真右は、高架下から、これまでずっと歩いてきた、「ウンテレ・ヴァイスゲルバー・シュトラーセ」 (Untere Weißgerberstraße) を眺めたところ。この写真中央、緑がいっぱい見えるところが、先ほどの 「クンストハウス・ウィーン」。
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それにしても、建物に、装飾がなさすぎっていうのは、つまらない。 実際ここに立ったときにも、これまでと、あまりの落差に唖然、でした。

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この近くにある、路面電車 1番 「ラデツキー・プラッツ」(Radetzkyplatz) の停留所まで、クンストハウス・ウィーンから、ゆっくり歩いて約10分ほど。 そこから路面電車に乗って、終点、「プラーター・ハオプトアレー」 (Hauptallee) まで。地図は「こちら

いよいよ最終目的地、 「プラーター公園 (Prater)」 へ!!

★ウィーン個人旅行の全体ついては、「ウィーン・プラハ個人旅行 02 ウィーン編まとめ Journey to Vienna (Wien)」をどうぞ。
★記事インデックスは「こちら

つづきます。「ウィーン 路面電車で 「クンストハウス・ウィーン」 から 「プラーター」 シュヴァイツァーハウスまで ★地図あり」 

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ウィーン散策 「フンデルトヴァッサーハウス」 から 「クンストハウス・ウィーン」へ

ウィーン 「フンデルトヴァッサーハウス」」のつづき。

地下鉄 U3 Rochusgasse (ロフス・ガッセ) から歩いたルートマップ(地図)は「こちら」。

「フンデルトヴァッサー・ハウス」(Hundertwasserhaus) のある「ケーゲル・ガッセ」(Kegelgasse) を左折し、「ウンテレ・ヴァイスゲルバー・シュトラーセ」(Untere Weißgerberstraße) へ。

近くには、路面電車 1番 「ヘッツ・ガッセ」(Hetzgasse) の停留所。 ★ウィーンの路面電車 路線図 http://homepage.univie.ac.at/horst.prillinger/metro/m/largemap-tram.html

「フンデルトヴァッサー・ハウス」 の、「ケーゲル・ガッセ」(Kegelgasse) をはさんだ向かいにある、「フンデルトヴァッサー・ヴィラージュ」(Hundertwasser Village, Village at the Hundertwasser House)。 http://www.kalke-village.at/
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フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー (Friedensreich Hundertwasser)、建築家ピーター・ペリカン (Peter Pelikan) によって設計され、1990年から1991年にかけて建てられたショッピングモール。

ここでも、屋上には木々が茂って、屋上緑化。 自然との共生ですね

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「ウンテレ・ヴァイスゲルバー・シュトラーセ」(Untere Weißgerberstraße) の道を歩く。 「クンストハウス・ウィーン」 は、この先 右側。 歩いて5分くらいでした。

「フンデルトヴァッサー・ヴィラージュ」の向い側にある、「メーディ・ホーフ」(Mädi Hof, Untere Weißgerberstraße 45, )。
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淡いピンクと花の装飾が施されたファサード。控えめで上品な出窓とバルコニー。Erwin Raimann による設計 (1911年) 。
ユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)の影響を受けた、20世紀初頭の後期歴史主義 (Späthistorismus) 建築も素敵だなぁ

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モザイク状の歩道。 右側ワンブロック先は、ドナウ運河。
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伸び伸びと枝を伸ばし、深い緑の葉を茂らせている街路樹もいい感じ。 これに対して、東京都心の街路樹は、枝を切りすぎでは?と思うことしばしで可哀想。 緑化よりも効率重視か・・・。

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一階の柱が、フンデルトヴァッサーの円柱のデザインを取り入れている。 クンストハウス・ウィーンへの矢印 「←」 あり。
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「クンストハウス・ウィーン」 (KUNST HAUS WIEN - Museum Hundertwasser, Untere Weißgerberstraße 13) 。
フンデルトヴァッサー (Friedensreich Hundertwasser, 1928-2000) 設計
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中はミュージアムですが、建物自体が フンデルトヴァッサーの芸術作品。 http://www.kunsthauswien.com/

つづきます。「ウィーン 「クンストハウス・ウィーン」 KUNST HAUS WIEN

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ウィーン 「フンデルトヴァッサーハウス」

ウィーン散策 「フンデルトヴァッサーハウス」へ」のつづき。

「フンデルトヴァッサー・ハウス」 (Hundertwasserhaus) Kegelgasse 36-38, 1030 Wien, Österreich ★http://www.hundertwasser-haus.info/en/
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この建物は、オーストリアのアーティスト、画家、建築家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー (Friedensreich Hundertwasser, 1928-2000) の、「自然と共生する家」 というコンセプトに共鳴した当時のウィーン市長 (Leopold Gratz) が、1977年、フンデルトヴァッサーに公共住宅の建設を依頼したもの。

フンデルトヴァッサーのアイディアに基づき、当初は建築家ヨーゼフ・クラヴィーナ(Josef Krawina)が参加するも、途中で離脱。 のちに建築家ピーター・ペリカン(Peter Pelikan) によって設計された、ウィーン市営住宅。
http://www.kunsthauswien.com/en/museum/hundertwasser-architecture

1983年から1986年にかけて建築された。 カフェやショップを除き、非公開。

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「レーヴェン・ガッセ」(Löwengasse) と 「ケーゲル・ガッセ」(Kegelgasse) の角。 カラフルで、建物それ自体から木々の緑が溢れているところが、半端ない「自然との共生」っぷり。 アーケードの右端には、ライオンの像 ユニークな円柱の柱もある。
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今でこそ、緑地の減少によるヒートアイランド現象や大気汚染の解決策として、屋上緑化やビオトープで生態系を再生し、自然と共生する環境整備が注目されているが、フンデルトワッサー・ハウスは、その先駆けともいえるだろう。

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角の2階には、カフェ「Terrassencafe im Hundertwasserhaus」。 カラフルな円柱が美しい
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カフェへの階段。
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地面がデコボコうねっているところが、バルセロナのガウディ設計 「カサ・ミラ」(Casa Milà) の屋上、ただし、うねっているとはいえ階段で上下、を連想させる。

★以前のスペイン旅行のエントリー記事 「カサ・ミラ (ラ・ペドレラ) Casa Mila (La Pedrera) #2 屋上」の写真参照。
「カサ・ミラ」 は、アントニ・ガウディ Antoni Gaudi(1852-1926)が、1906-1910年にかけて設計。

全面カラフルなカラースプレーの落書き+バルセロナ、ガウディ設計 「グエル公園」のモザイクタイルのアイディアという気がしなくもない・・・。
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そして、サグラダ・ファミリア教会 (Sagrada Família) 聖堂内部も、ガウディの設計は、まるで白い樹木の幹のような柱、そして、シュロの歯のような天井で、自然を意識してはいたのだが・・・。

でも、 ここまで本物の自然を取り入れるとは!!!  なんたる、革新!

★以前のスペイン旅行のエントリー記事 「グエル公園 Parc Güell #3 大広場 波打つベンチ」の写真参照。 グエル公園は、1900年に工事が始まるが、途中で中断。
★「サグラダ・ファミリア教会 Sagrada Família #3 聖堂内部 01」の写真参照。

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カラフルで、壁もデコボコ。 窓もバラバラ。 現代建築に取り囲まれた生活が味気なく思えてくる。
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フンデルトワッサー・ハウスの公式サイトには、フンデルトワッサーによれば、「我々の現代建築の外壁は、没個性の刑務所の壁。 感情も、アグレッシヴさもなく、思いやりもない。 冷たく、退屈で、からっぽ」 (Hundertwasser, 1985))と、現代建築が酷評されている。 http://www.hundertwasser-haus.info/en/blog/2011/07/19/the-facade/

たしかに、コンクリート打ちっ放し+ガラスの現代建築って、見た目カッコイイけど、味気ない。 だから、ガウディやフンデルトヴァッサーに、惹かれる人たちが多いのだろう。

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噴水と、うねりまくる地面。 すごく歩きづらい。 でも、足に伝わる感覚が面白い!
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見れば見るほど、味のある建物。フンデルトヴァッサー曰く、「家は生きている植物のように成長し、常に変化している。」
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中庭へ。 装飾タイル、美しい円柱がアクセントになっている。
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一階にショップあり。
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向かいの建物は 「フンデルトヴァッサー・ヴィラージュ」(Hundertwasser Village, Village at the Hundertwasser House)。 http://www.kalke-village.at/
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こちらも、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー (Friedensreich Hundertwasser)、建築家ピーター・ペリカン (Peter Pelikan) による設計。1990年から1991年にかけて建てられたショッピングモール。 売店、トイレあり。 私たちは、この先にある売店のテラスで休憩しました

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フンデルトヴァッサーハウスは、第一作目。 ほかにも、いろいろデザインしている。
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http://www.hundertwasser.at/index_en.php
http://www.kalke-village.at/ Hundertwasser - Architecture
http://www.kunsthauswien.com/en/museum/hundertwasser-architecture

日本では、大阪のゴミ処理工場「舞洲工場」、大阪の下水汚泥集中処理センター「舞洲スラッジセンター」、「キッズプラザ大阪」、そして、「赤坂TBS前のモニュメント」。
★「フンデルトヴァッサーワールド」http://homepage1.nifty.com/spacekids/wasser.html

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ところで、、ドイツ語に従うと、「フンダートヴァッサー」(Hundert フンダート = 百、wasser ヴァッサー = 水) のほうがいいと思うのだけれども、現在一般的に表記されている「フンデルトヴァッサー」に従いました。

そして、一般には、フンデルトヴァッサー単独名義の設計とされていますが、実際には、フンデルトヴァッサーのプランを実行する(Planning or Execution of plans)建築家として、ピーター・ペリカンが数多くのプロジェクトに参加している。
http://www.hundertwasser.at/index_en.php THE OEUVRE (全作品) > Architecture > Hundertwasser Architects
http://www.kalke-village.at/ Hundertwasser - Architecture 参照。

そこらへんは、ルーベンス工房で、ルーベンスの下絵に従って弟子が完成させる、とか、アニメーションの監督の指示に従ってアニメーターなどが作品を完成させる、といったことに近いかな?

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ともあれ、この建物はとってもユニーク! 細部を見ると、いろんな発見があり、楽しい気分にさせられた。 そして、フンデルトヴァッサーの哲学を知ると、なおさら興味を惹かれました。 実際にこの建物を見ることができて、本当に良かった。

このあと、同じく フンデルトヴァッサー (Friedensreich Hundertwasser) が設計した、
「クンストハウス・ウィーン」 (KUNST HAUS WIEN - Museum Hundertwasser) へ。http://www.kunsthauswien.com/

つづきます。「ウィーン散策 「フンデルトヴァッサーハウス」 から 「クンストハウス・ウィーン」へ

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ウィーン散策 「フンデルトヴァッサーハウス」へ

ウィーン 「ラズモフスキー宮殿」 ★ベートーヴェン ラズモフスキー四重奏曲」のつづき。
地下鉄 U3 Rochusgasse (ロフス・ガッセ) から歩いたルートマップ(地図)は「こちら」。

「ラズモフスキー・ガッセ」(Rasumofskygasse)から、「レーヴェン・ガッセ」(Löwengasse)へ。(写真右上)

写真左は、路面電車(Straßenbahn) 1番 「レーヴェン・ガッセ」(Löwengasse) の停留所。 ※Löwen (レーヴェン) = ライオン、獅子。 Löwe (レーヴェ) の複数形
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路面電車1番は、Stefan-Fadinger-Platz - Karlsplatz - Kärntner Ring, Oper - Schottentor - Schwedenplatz - Radetzkyplatz - Hetzgasse - Prater Hauptallee を通るので、ウィーン観光にとっても便利 

★ウィーンの路面電車 路線図
http://homepage.univie.ac.at/horst.prillinger/metro/m/largemap-tram.html
★路面電車の時刻表
★路面電車の時刻表 路線
http://www.wienerlinien.at Service > Fahrpläne (時刻表) > Straßenbahn (路面電車) の Zu den Fahrplänen (時刻表)
路面電車1番なら、Linie 1 をクリック Schule (学校) Feruen (休暇) は、それぞれ学期中と休暇中
http://www.wienerlinien.at/media/download/2014/Linie_01_121737.pdf (2014年版)
★乗車券は、地下鉄・路面電車・バス共通。以前のエントリー記事「ウィーンの地下鉄に乗る - 切符の買い方、地下鉄の公衆トイレ」参照。

「フンデルトヴァッサーハウス」は、その先にある路面電車 1番 「ヘッツ・ガッセ」(Hetzgasse) の停留所と「レーヴェン・ガッセ」(Löwengasse) の停留所との、ちょうど中間。

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先ほどの写真右下は、「ルドルフ·フォン·アルトプラッツ」(Rudolf von Alt Platz)。 1910年頃の建築物に囲まれている小さな広場。.

この広場の、「レーヴェン・ガッセ」(Löwengasse) の道をはさんだ斜向かいには、「パレ・デ・ボザール」(Palais des Beaux Arts, Löwengasse 47)。
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地球儀を掲げた女性像や花のレリーフ、ベランダの装飾な、ユーゲント・シュティール(アール・ヌーヴォー)様式を取り入れた、1909年、後期歴史主義の建築物。

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その先、「レーヴェン・ガッセ」(Löwengasse) と 「ケーゲル・ガッセ」(Kegelgasse) の角にある、カラフルで、緑モリモリの建築物。

「フンデルトヴァッサー・ハウス」 (Hundertwasserhaus) Kegelgasse 36-38, 1030 Wien, Österreich ★http://www.hundertwasser-haus.info/en/
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これが、ウィーン市営住宅とは!!!

つづきます。 「ウィーン 「フンデルトヴァッサーハウス」

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ウィーン 「ラズモフスキー宮殿」 ★ベートーヴェン ラズモフスキー四重奏曲

ウィーン 「ウィトゲンシュタイン・ハウス」 ★散策マップ」のつづき。 地下鉄 U3 Rochusgasse (ロフス・ガッセ) から歩いたルートマップ(地図)は「こちら」。

「ラズモフスキー宮殿」(Palais Rasumofsky) へ (Rasumofskygasse 23)。
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「ラズモフスキー宮殿」(Palais Rasumofsky)は、ウィーン駐在ロシア大使 アンドレイ·ラズモフスキー侯爵 (1815年から伯爵)」(Andrej Kyrillowitsch Rasumowsky, 1752-1836 wiki) のために、1806年、ベルギーの建築家 Louis de Montoyer によって設計された、ネオクラシック様式の宮殿。

19世紀後半に大幅に縮小されるまでは、 広大なイギリス式庭園がドナウ運河の近くにまで広がっていた。wiki
http://www.tourmycountry.com/austria/palais-rasumofsky.htm

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ラズモフスキー伯爵は、絵画コレクター 音楽家のパトロンとしても名を馳せ、ベートーヴェン (Ludwig van Beethoven (1770–1827)) に弦楽四重奏曲の作曲を依頼。

その依頼に応えて、ベートーヴェンが作曲したのが、ラズモフスキー第1番、第2番、第3番と呼ばれる弦楽四重奏曲第7番ヘ長調(Op.59-1)、第8番ホ短調(Op.59-2)、第9番ハ長調(Op.59-3) 。

★アルバン・ベルク・カルテット 「Complete String Quartets」。 EMIクラシックスのボックスセット(2012年)。 ラズモフスキーの録音は 1978年から1979年。 7枚組で2500円以下と廉価版だが音質も良かった。 いろんなものと聴き比べるといいかも
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これが作曲されたのは、1806年、35才頃。 「ベートーヴェンの生涯」を書いたフランスの小説家、ロマン・ロラン (Romain Rollan, 1866-1944) によって、ベートーヴェン「傑作の森」 と呼ばれたベートーヴェン中期の作品。

★インターネットの電子図書館、「青空文庫」:「ベートーヴェンの生涯」(片山敏彦訳)
★この頃に住んでいた 「パスクァラティハウス」( Pasqualatihaus)については、「ウィーン レンタサイクル 「Citybike Wien」で観光 05 ウィーン大学、パスクァラティハウスと市壁、ヴォティーフ教会

BGM的にサロンで演奏されるような室内楽とは一線を画し、その構成は交響楽的。 三曲とも非常に聴き応えがあり、 特にラズモフスキー第3番。 暗く内省的なスタートから、一転親しみを感じるフレーズへ。 起伏に富んだメロディのうねりと疾走感。 そして、感動的なフィナーレへ。 そのスケールの大きさに圧倒された。

なお、ラズモフスキー第1番第4楽章アレグロは、ロシア民謡が主題に使われており、「Thème russe」= 「ロシアのテーマ」と名付けられている。

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ベートーヴェンは、友人であるヴァイオリンの名手、イグナーツ・シュパンツィヒ (Ignaz Schuppanzigh, 1776-1830 wiki) がリーダーをつとめる弦楽四重奏団とともに、このラズモフスキー宮殿でラズモフスキー弦楽四重奏曲、その3曲それぞれを初演。
シュパンツィヒ率いる弦楽四重奏団は、ラズモフスキー伯爵お抱えとなる。

歴史的な建物なのに、落書き。これは酷い。
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その2年後の1808年、ベートーヴェンは 交響曲第5番「運命」、交響曲第6番「田園」をラズモフスキー伯爵と、同じく彼のパトロンだったロブヴィッツ侯爵(ロブコヴィッツ (Lobkowitz) 家の第7代、フランツ・ヨーゼフ・マクシミリアン・フォン・ロプコヴィッツ (Franz Joseph Maximilian Fürst von Lobkowitz, 1772-1816)に献呈している。

★ウィーンのロブコヴィッツ宮殿については、「ウィーン 「ロブコヴィッツ宮殿」 と ベートーヴェン「英雄」 A Beethoven Walk - Palais Lobkowitz, Theatermuseum Vienna ★ナポレオンについて追記あり 2014/02/11

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ラズモフスキー伯爵の碑文。
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In diesen Gebäude wohnte
FÜRST ANDREJ K. RASUMOVSKY
Botschafter des Russischen Reiches
am Hofe zu Wien (1790-1799,1801-1807)
der als hervorragender Diplomat.
bedeutender Mäzen und Förderer des Künste
ein bleibendes Andenken
in der Geschichte Europas hinterlassen hat

「この建物には、アンドレイ K. ラズモフスキー侯爵、ウィーン駐在ロシア大使が住み、卓越した外交官として活躍した (1790-1799,1801-1807)。 重要な芸術のパトロンおよび支援者であり、ヨーロッパの歴史遺産として、永続的に記憶されるものである。」

この宮殿に、ラズモフスキー伯爵は1836年、亡くなるまで居住していた。

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第二次世界大戦による爆撃で深刻な被害を受け、1951年にようやく修復。
2003年、個人投資家グループに売却され、内装を一新。 2013年 World Architecture Festival で受賞。
http://www.detail-online.com/architecture/news/conversion-of-the-palais-rasumofsky-in-vienna-022075.html
ギャラリーとして一般公開されることを期待です!

★「ラズモフスキー・ガッセ」(Rasumowskygasse) から、「ゲウサウ・ガッセ」(Geusaugasse) をながめる。
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今回のウィーン・プラハ旅行がなかったらば、これほどベートーヴェンの音楽にのめりこまなかっただろうし、パトロンたちとの交流を知らないままだったかも。

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ところで、旅行後もウィーンを満喫しすぎの私。すでに書いた記事だけでも 65個・・・。

これが、旅行の実質3日目とは(爆)。

★ウィーン個人旅行の全体ついては、「ウィーン・プラハ個人旅行 02 ウィーン編まとめ Journey to Vienna (Wien)」をどうぞ。
★記事インデックスは「こちら

これから、「フンデルトヴァッサー・ハウス」、「クンストハウス・ウィーン」、そのあと、「プラーター公園」の観覧車まで、あと一息

つづきます。「ウィーン散策 「フンデルトヴァッサーハウス」へ

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